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殺すか生かすか

殺すか生かすか

これは全ての物に通じると思う
感情 感性 人 動物 心 個性
これら全てに生かすか殺すかという言葉がつく

ここでは個性の話をしよう

「個性が死んでる気がする」

母親に言われて1番衝撃的だった言葉だ
心を病み途方に暮れていた時にかけられた言葉

個性とはなんだ
好きなことか?はたまた見た目か?

人に怯え
自分が何者か見失っていた

こんな自分が生きていて良いのだろうか
そんなことを考えていた時「個性」について考えさせられるとは

「個性が死んでいる」


この言葉は呪いのように
頭の中をグルグルと徘徊した
ゆっくりそして確実に私の心を蝕んだ

「個性ってなんだ」


好きなものを好きと公言できなくなった
もう大人だし とか 今時こんなの とか
言い訳ばかりが先走って公言しなくなった

派手髪やピアスが好きだ
無敵になれる気がする
そんなこと思っていた自分が懐かしい

派手な見た目でオシャレをすると
心が強くなった気がしていた
何を言われようが無敵だった

心が病んでから
黒髪で大人しい格好
ピアスは見えないように
みんなから好かれるようにと考えていた
好きな物に蓋をして
何も考えないなんてことを平気でしていた

個性ってなんだろうって言われたら
今の私にもきっと分からない

だけど

一つ声をかけるのなら

あなたの好きなものは間違っていない

そう声をかけるだろう
みんなになんと言われようと
少数の人に理解してもらえると知った

派手髪似合うの羨ましいとか
ピアスたくさんあいてて可愛いとか

褒めてくれる人もいるのだと知った

だから好きな物に蓋をするのだけは
やめてあげて欲しい

こんなでも生きているのだから
生きてていいのだから
何も好きを否定することは無い

人は見かけによらない
こんな言葉があるくらいだ
しっかり自分を持っていればいいでは無いか

派手髪ピアス酒タバコ薬
こんなものが好きでも
何かを作るのが好きだし
小説を読むのが好きだし
人に勉強を教えるのも好きだ

好きを大切に生きてみてはどうだろう
時に自分の好きを否定する人もいる
否定されてきた
怖い 汚い 気持ち悪い
こんな言葉をかけられたこともある

だけど好きだと言ってくれる人が
少なからずいる
それをだけで十分だ

愛してくれる人を愛せばいい

自分の好きを愛してあげればいい
そうすれば自ずと好きだと言ってくれる人が集まってくる
そう信じている

不器用な自分へなにか残すのなら
何かしようとしなくていい
何か出来る時にすればいい
出来る時にしたいことを
その時が来るまで考えればいい

愛すべき私へ
自分を許さなくていい
認めなくていい
認めてもらおうとしなくていい

だけどほんの少しだけ
自分を愛してあげて欲しい
少しだけ蓋を開けてあげて欲しい
そうしたら自分から飛び出してくる
どんなに小さな隙間でも
個性は勝手に溢れてくるから

大丈夫だよ

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