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会社経営上のコミュニケーションとは?2時間10回理論

 よく会社の問題点を指摘する場合にコミュニケーションの欠如といわれることが多いと思います。むしろそう言っておけばほぼ間違いのない指摘ともいえるでしょう。

 そして経営者の方々も話しはしたがなかなか通じないと言われます。そのような場合にいつも自戒も兼ねて思うのですが本当にコミュニケーションされているのでしょうか?

 古い格言ですが「人は自分を知る者のために死す」といいます。この意味は、立派な人間は、自分の真価を知って待遇してくれる人のためなら、命をなげうって尽くすもの、ということです。この観点からコミュニケーションを再度考えてみると、コミュニケーションとは相手を理解する大きなツールではないかと考えられます。つまり、相手の真価を知る大きな方法である、という事です。

 では、経営者のあなたに問いかけます。あなたは従業員の方々の真価を理解されていますか?あるいは理解するためにコミュニケーションをとっていますか?
 私なりに考えるのは人の説得には簡単に数字化してみますと、2時間10回くらいの時間が必要かと思います。私は2時間10回理論と呼んでいます。そのくらい人と人は近いようで離れているものではないかと思います。同じ会社で一緒にやっていくには、特に会社の経営方針の変更などの場合は2時間10回くらいの説明・説得の時間が必要かと思います。その時間には相手の真価の理解が不可欠です。

 このように考えて経営者の方々に2時間10回理論の話をぶつけてみますとそんな時間はない。他の仕事が忙しいとの返答がよく帰ってきます。ただ、「人は自分を知る者のために死す」という格言が正しいならば。私は正しいという認識ですが、この2時間10回理論は最優先の課題ではないかと思います。つまり、経営者にとって「いの一番」の内容です。

 2時間10回理論により、部下とコミュニケーションをできる限りとるのが経営者としての仕事の最重要事項かと思います。そのコミュニケーションの中で従業員の真価を把握する。そうすれば会社での仕事も意味のあるものによりなっていくと思います。現在そうでないとすれば、2時間10回理論で少しずつでも会社は良くなっていくのではないかと思います。

 とても原点的なお話ですが人間はとても厄介な生き物ですので原点が大事と考えています。

 皆さんはどう思われますか?


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