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旅の最終日はいつだって翼を授かる

わたしの旅は大体予定が詰まっている。
とくに相棒・夕日ハンターと旅に出るときは。

数ヶ月前から旅程をくみ始め、あーだこーだ言って、最終的に最高のかたちに完成させる。
旅程はもちろん、仕事から退勤した瞬間から、休暇明けの出勤までの時間を最大限有効活用したものだ。

相棒と旅に行くときは大体9日間の旅程になる。
たまたまなのか、乗り継ぎの関係なのか、私達がそうしているのかわからないが、大体の場合、旅のなかでメインイベントが2つあり、最終日に大きな都市に行って、帰国、という流れがほとんどだ。

例えばギリシャに行った時は、最終日にアテネ。
カリブ海に行った時は、最終日にニューヨーク。
ブラジルに行った時は、最終日にリオデジャネイロ。

そして旅の最終日には毎回レッドブルを飲む。

別に恒例行事になってるわけではない。
飲まないと旅が続けられないのだ。

常に全力で旅を楽しみたいわたし達は、もちろん夜も遊ぶ。
バーやクラブに行くこともあれば、ホテルで2人で遅くまで飲んでいることもある。
でも翌日の朝は大体朝一で予定が入っている。

そんなことをしているので、大体しわ寄せが最終日にやってくる。
毎日、睡眠時間5時間、ひどいときには2時間しか寝ない状態で移動する。

ブラジルの時は特にひどかった。
W杯の試合を見たあと飲みに行ったわたしたち。
翌日、早朝にリオへのフライトに搭乗。

席が離れてしまったが、どちらにせよ寝るつもりだったのでまぁいいか、と思っているうちに、離陸を待たずしてわたしは眠りに落ちていた。

数時間後、アナウンスで目が覚めた。
もうすぐリオに着陸すると言っている。
何時間意識を失っていたんだ。。。

うしろを振り返って相棒・夕日ハンターの方を見ると、首が90°綺麗に曲がった状態で、頭を通路側に突き出して寝ていた。
ちょっとおもしろかった。

リオの空港に着き、朝ごはんのパンデケージョと一緒に、レッドブルを買った。

そんな感じで、わたしのカメラには、アテネ、ニューヨーク、リオでレッドブルを持っている夕日ハンターの写真がある。

世界各地で翼を授けてくれてありがとう。

おわり。

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