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西日に映える

あまりの光線の強さに、夕方洗濯をして干していたスカートがばっちり夜には乾いていた

光を通すこの素材は謎の綿 謎というのは買った時点でタグがついてなかったからだ

お店の方も「綿ですたぶん」と言っていた どうしてたぶんなのかと言えば、アフリカからやってきた服だから不確かだいう意味だ

確かに薄手で軽くめちゃくちゃ涼しい こうなりゃ謎でもなんでもいい 灼熱の国々の衣服を取り入れる段階に来ている そんな手応えの日々

暑い暑いと言っていたら、その店員さんがこのお洋服が生まれたアフリカはの国は日中53℃だそうですよと言った 言葉を失った

そういえば南仏ではシエスタというお昼寝みたいな時間があった 16時くらいまでは町の商店もシャッターを下ろして皆のんびり過ごすみたいな町中全員で昼寝みたいな時間だ

のんきなナターシャでさえも最初はこの時間を持て余した 昼間からボトルワイン一本飲み干す感じで昼食を取る ゆっくりゆっくり時が流れていく デザートやフルーツまで食べお茶をしながら、他愛もないトークをする

こんな時間の使い方ってあるのか 驚き戸惑いつつも徐々に慣れ周りに染まっていった 

それに残った時間で実際昼寝までしていた 保育園のお昼寝タイム以来じゃないのかこんな時間に堂々と眠るのは 今となっては宝物のような時間だ


シエスタ導入 ほど遠い日本だけど、あの気持ちのゆとりをたまには思い出して暑さに文句ばかり言わずに過ごしてみよう

はたはたと西日にひらめくスカートを眺めてそう思った

とはいえ夜も暑いね ナターシャ



くすっとふふっとなれるような日記を、西から東、東から西へと毎日(ほぼ)やりとりしています  本日もぜひ少しの時間、のほほんしてってください かるえ&なたーしゃ