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同じで違う世界

カルエちゃん

澄みわたる写真、表面張力に宿る世界はパラレルワールドへの入り口みたい うっかり踏み込むと、二度と戻ってこれなそうな静かな恐怖も感じます

もう一仕事ありますが、現実逃避でnoteを開いてみました テスト前に突然部屋の掃除に勤しむ流れと同類のにおい 全然成長してません


ところでこの2日間、自車を車検に出していたのでレンタカーでした 田舎で車は必須なので、車種は何でもいいから貸してくれってことでお任せしていたんです

会社に車を運び入れ、見積もり、整備等の詳細な説明を受けてとここまでは順調 「また明日取り来ますー」ってご機嫌で立ち去ろうとしたわたくしの目の前に用意されてた車が、3ナンバーで古めの白いセダン、車高低めでした

これ改造車じゃないのか これヤンキーとかが乗るやつなんじゃないのか どうしよう 

色んな戸惑いと不安が体中を駆け巡りました 確かになんでもいいと言ったのはわたくしです

受付のお姉さんが背後から笑顔で見送ってくれています 何でこの車ですかとお尋ねしたいのは山々ですが、ひとまず乗らなくちゃね 

とにかくここを出てから考えよう わたくし東京で免許取ったんだものね 行けるって ファイトよナターシャ自信持つのよ 

颯爽と乗り込みました が、座席に座ってみて唖然 シートが低すぎてさすがに無理 笑ってしまいました 

そしてその様子を見ていた彼女がすかさず近づいてきて、無言でシートをでマックス上げてくれました 

あくまでもこれに乗っていけという流れを確認 

すいません、できれば座布団が欲しいです

フロントガラスに映る運転者の私は、頭と目しか出ていなかったはず そういうおばあちゃん見たことあります ハンドルの位置に鼻がある感じね

ハンドルにしがみ付くようにしてしばらく走りました そして知りました こういう類の車って普通車の数倍運転技術を要することに ヤン車ってかえって安全運転じゃなきゃ難しいのです 

しかも見える景色は同じ町でも違って見えて 不思議でした トラックに踏み潰されそうな感じとかスリル 

ちょっと旅気分の2日間でした 鼻位置にハンドルも慣れたら楽しかったです


本日無事に車返却しました ナターコ  



 

 

 

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くすっとふふっとなれるような日記を、西から東、東から西へと毎日(ほぼ)やりとりしています  本日もぜひ少しの時間、のほほんしてってください かるえ&なたーしゃ