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小さな自省の繰り返しが明日の私を楽にするかもしれない、と言い聞かせる

◇ 生存本能とホメオスタシスを再認識する

つけたままのテレビからコーナータイトルが
ジングルと共に耳に入る
ギョッとして思わず顔を上げてみるとそれは
「知りたいっ」であって、「死にたいっ」と
聞き間違えていたことに気がつく

「死にたいっ」なんてジングルと一緒に
聞こえるはずがないということは容易に
想像がつくのであって、実際に聞き間違えた
はずはないのだけれど死を避けようとする
反射神経が働いたのだと思う

急に打ち合わせの予定がなくなって、
少し背伸びをした
人工的につくられた明かりは眩しい
カーテンの隙間から外を見ると、
もう空のはじっこは茜色
耳をさわって自律神経を整える


◇ 昨日の残像を解いて一歩、また一歩

文通をはじめてからもう何回めかの
往復をしている
書くことも頂戴することも同じくらい嬉しいこと
だと感謝のきもちでいっぱいだ

と言いつつ、しばらく書いたままのお手紙を
手元に留め置いたままになってしまい、
先日ようやく発送することができた
ずいぶん前に書いたお手紙に追加の便箋を重ね
同封するはずのお菓子たちは買い直しをした

お送りするまでの間、日々送らないと、
と思いながら日々の忙しさに流されてしまった
何とも情けない
土日も資料を作ったりするような時間が
ずっと続いてはいたのだけれど、それでも時間は
作ることができたはずだと自省する

こういう時、「ずくなし」(地元の方言)
だったなあと思う
やるべきことをきちんとやっていくことで
少しずつ自分を取り戻していく
何かをすることで明日の自分が楽になることを
忘れてはいけない

※ずくなし:怠け者、根気が無い、といった意味
 言葉にならないニュアンスがあるからこそ
 方言をそのまま使いたいなと思うけれど…

やりたいと思っていること、やろうと思っている
ことがいくつかあるので、これもそのままにしない
で着手したいと思う
「やらなければいけない」ではなく
「やった方がより良くなる」とことばをかえて
ずくを出していこうと思う


たんなるにっき(その69)

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