見出し画像

あたらしい街のかたち

切れたシューレースの替えを買いに
外に出かけると街は賑わい
外国人観光客も戻りつつあり
真っ直ぐに歩くのも難しい

あぁ、そういえば
以前はこうだったなあと思い返す
でも、元に戻るわけではなく
かたちは常に新しい
変わり続けるもの

気のせいかもしれないけれど
以前よりも見えるひとたちは
明るい表情をしている

気のせいかもしれないし
そう思い込んでいるだけかもしれないけれど
(そうであって欲しい)

さて、シューレースなのだけれど
シューズブランドの純正品をと
思ったのに、私が履いているブーツの平紐は
スペアを出していないのだそう
そう店員さんが丁寧に説明してくださった

おてがみのお返事に入れるものを
探し歩いているうち空が灰になり
だいぶ寒くなってきたので
好きな甘味処でおしるこを食べる
喉から気管支をつたう熱さは格別
冬が寒くて良かったと思うことのひとつ

行列の絶えないお店に珍しく並んで入って
忙しく働く店員さんの少しの疲れが
垣間見えたとき、愛しさと感謝が込み上げる
お金を払っているお客の立場とはいえ
がんばっている人の姿には感謝しかない
(疲れを見せないのがプロだとかはさておき)

来週あたりまた写真展にでも行こう
少し緩めながらインプットを増やそう
今年ももう終わるね
今年も私は成長出来なかったなあ

人のことをあれこれ言うよりも
静けさのなかで自分自身と向き合おう
と改めて思った

たんなるにっき(その80)

よろしければサポートをお願いします。自費出版(紙の本)の費用に充てたいと思います