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【シティリーグ使用】ロストバレット 環境考察レポ【準優勝】

アローラ!あねもね!です

今回はシティリーグS2の出場に関してのレポートとなります。デッキは原案のリストをほとんどそのまま使用している為、環境考察や調整中心の内容となっています。

「どういうリストに注目したのか」「どのような環境予測をしたのか」等に重点を置いて記載したので是非最後まで見てください。

「」:強調したいワード
『』:カード名
【】:デッキ名、小タイトル

▽Haruさんのnoteはコチラから(参考)


1.環境の変遷


まずはシティリーグS2出場の為に追っていた環境の変遷についての考察です。


【12月上旬まで】

10月27日に発売した「未来の一閃」「古代の咆哮」に強力なカードパワーを持った『テツノカイナex』や『トドロクツキex』が登場しました。

その中でも『テツノカイナex』は【ミライドン】に採用・注目されていました。私自身も注目しており、時期が進むにつれてデッキパワーが高くなったと感じています。

登場時はエネルギー13-15枚ほどで『博士の研究』を使用して縦引きするデッキが多かった印象でしたが、LAIC(海外の大型大会)を境に『ピオニー』軸が増加していったと認識しています。

▽ミライドン考察note


▽ピオニー型参考リスト


【CL京都まで】

【ミライドン】のブラッシュアップにより、【サーナイト】系統の立ち位置が悪くなり【リザードン】が評価が上がっていったように感じます。

【リザードン】に関しては以前から安定度があり人気のデッキでしたが、はるnさん、サーニーゴさんが使用した『ロトムV』を採用した構築が注目されて更に人気が上昇したと認識しています。

▽はるnさん参考リスト


▽サーニーゴさん参考リスト


【CL京都】

上記の流れで【リザードン】が環境の中心となり、リザに強めで安定感のある【ギラティナ】や【サーナイト】が追随する形となりました。

【ミライドン】はアグロ性能の高さやプレイ時間を短く回せる点から一定数の使用者がいましたが、【リザードン】の位置からそこまでシェアは伸びなかった印象です。

上記以外のデッキでは、CL通して【インテウーラ】の立ち位置が良く勝率も高かったと評価しています。

▽CL京都デッキ分布(おすぎさん)


2.シティリーグ環境予測


CL以降のシティリーグはCL京都で結果を出した【ロスバレ】を中心にメタが回ると考えました。シティリーグのメタの速さからCL京都に近い環境まで回ると予想しています。

▪︎シティリーグs2 tier予想
tier=数の多さで認識しています。

<teir1>
リザードンex
ギラティナVSTAR

<tier2>
サーナイトex
ロストバレット
ミライドンex

<tier3>
トドロクツキex
ミュウVMAX
サーフゴーex
インテウーラ
アルセウス系統

【リザードン】はピジョット型/ビーダル型
【ロスバレ】はカイオーガ/かがリザ型を想定

CL京都と同じような環境予想になっています。【ロスバレ】と【ミライドン】の増加に伴って【アルセウス系統】が増える可能性もありましたが、【リザードン】が変わらずtier1位置にいたので実際のシェア数はそこまで増加しないと推測しました。

直近までのシティリーグの結果やシェアを参考に作成したので、大きく外していないと思っています。

▽直近のシティリーグデッキ分布(おすぎさん)


3.候補デッキと変遷


シティリーグに出るにあたっての使用候補としては、下記2デッキを中心に考えていました。

①ロストバレット
②インテウーラ

CL前までは【インテウーラ】の練習を多くしていましたが、今年度のシティリーグの仕様から、優勝を狙う為に割り切りマッチの存在する【インテウーラ】は一旦候補から外して、CL京都で優勝していた【ロスバレ】を練習・考察することにしました。


【12月29日】

VwdFkV-qhTg69-bfVFkf

CL京都が終わりリストが出てからは優勝リストを変えず練習していました。原案リストはとりあえず回してみるに限ります。


【12月31日】

VFF15F-L89STe-kkkV51

既存リストを使用する過程で
①エネルギーの扱いの難しい
②ミラーやミライドンに対する回答が欲しい
上記2点を解決する必要があると考えて『カイリューV』を採用・デッキを調整しました。


【1月2日】

実際にCL京都で優勝したHaruさんのnoteが掲載。採用理由や各対面の言語化がとても分かりやすく、リストと動きを脳内に叩き込む為に何度も読みました。

▽Haruさんのnoteはコチラから(再掲)


【1月9日】

M2RMMy-u8WrxP-MMypME

リストを調整する中で『メタモン』『ボウルタウン』『ジェットエネルギー』のようなカードを調整枠として認識していましたが、抜いてしまうと序盤の手札・山札作りやロストの枚数に関わると感じた為、必要札を見直すことに。

各対面との練習の中で『トドロクツキex』のバリューがとても高く、ほとんどの対面で使用する為、悪エネルギーを増やすことで運用しやすくしました。

また、『カイリューV』自体の使用感は良かったのですが、『トドロクツキex』と同じ役割を持っていると感じた為、抜けていく運びとなりました。


4.当日の使用構築


当日使用したリストがこちらになります。

VkFfFv-dGKuR5-5f5bFV

雪道への回答札、2ターン目以降のバリュー等を考えて『メタモン』を『ボウルタウン』に変更しました。

原案と比較しての相違点は『メタモン』が抜けて『基本悪エネルギー』になっています。


5.当日のマッチングと備忘録


当日のマッチングは以下のようなものでした。

予選はじゃんけんに負けたものの先攻を貰えるゲームが多く大きな事故もなかった為、勝ち切ることができました。

シティリーグs2

使用:ロストバレット

▪︎予選
1戦目:エヴォリザ 6-3 先 ○  
2戦目:ミライドン  4-5 投了×
3戦目:ロスバレ(悪、ウッウ) 6-3 先 ○
4戦目:ギラティナ 先 6-3 ○
5戦目:パルキアサーフ 先 6-1 ○
(じゃんけん××××○)

▪︎トナメ
1戦目:エヴォリザ(再戦) 6-3 後 ○
2戦目:トドロクツキ(水入り) 6-3 先 ○
決勝:エヴォリザ 3-6 先 ×
(じゃんけん○○○)

【備忘録】

▪︎予選

1戦目→『リザードンex』が立ったものの『ビーダル』を展開できず。バトル場に『エンテイV』がいて『マナフィ』が準備できない等、こちらのアタッカーが通しやすいボードになっていたのでテンポ取って勝ち。

2戦目→後1「ごっつぁんプリファイ」を先2「くるいえぐる」で返して残り4-4。『トドロクツキex』を『メリープ』に取られて残りサイド4-2に。相手の手札8枚、裏にエネルギーのついた『ミライドンex』。こちらの盤面に『ライコウV』がいて『ツツジ』がサイド落ちしている点から『カイオーガ』を通す線を選択。
山札20枚ほどから掘り切りを目指すも1枚掘りきれずお祈り「アクアストーム」も届かず。かなり時間を使ってしまい、勝ち筋も消えてしまった為投了。

3戦目→相手は回り気味、こちらはゆっくり展開。ツツジ圏内まで踏み込んでくれたので、ツツジと合わせて『マナフィ』を倒す。相手がそのまま止まってくれた為、「げっこうしゅりけん」等を通して勝ち。

4戦目→序盤苦しい展開も『トドロクツキex』を通して勝ち。『ツツジ』を先打ちできたのも大きかった。試合の途中でジャッジ案件になってしまったので反省。

5戦目→相手が展開できてなかった為、丁寧に盤面作って詰めて勝ち。

▪︎トナメ

1戦目→相手のデッキが分かっていた為、後攻を選択。序盤からテンポ崩さず攻めることができた。

2戦目→『ウッウ』+『かがやくゲッコウガ』でサイド2枚、『カイオーガ』でサイド4枚取って勝ち。こちらの『マナフィ』と『ヒスイのヘビーボール』が落ちていた為、展開によっては返せてなかったと思います。

決勝戦→相手の手札が苦しい展開。こちらは『ウッウ』までは繋がり詰めていって残りサイド4-6まで進めました。その後、『リザードンex』に切り返されて4-5に。展開としては、『トドロクツキex』で切り返すか『ウッウ』でサイドを進めたい所でしたが、相手の継続的な手札干渉で盤面作れず4-4に。
ターン数的には1ターン余裕がありましたが、焦ってしまって『トドロクツキex』を展開するも起動までつながらず。返しにボスで取られて残り4-2に。相手の場に『ネオラントV』がいたのでごっつぁん込み1→3プランを狙いサイド進めて残り3-2にしましたが、『フトゥーのシナリオ』で勝ち筋が消失。

振り返りとしては、序盤にゲームの主導権を握れた為、『すごいつりざお』から『ウッウ』を積極的に戻してサイドを進めたり、相手のポケモンのHPを削りに行くべきでした。

6.入れ替え候補カードに関して


試したカード・試してないカードありますが、下記にて採用候補・入れ替え候補をまとめています。


【採用候補】


メタモン
特性「へんしんスタート」で『キュワワー』の初動の確率を上げることができます。前日までは採用していましたが、中盤以降も強く使える『ボウルタウン』に変更する形となりました。

ウッウ2枚目
【リザードン】や【ロスト系統】、【サーナイト】、【トドロクツキ】等多くの対面で使用するアタッカーです。サイド落ちケアもありますが、ウッウの為に『すごいつりざお』を使う動きのバリューが低いと感じていたので採用候補として考えていました。

カイリューV
【ミライドン】や【トドロクツキ】に対して強く使うことができ、ミラーでもフィニッシャーとして活躍できます。
このカード自体の評価は低くなかったのですが、前述した通り『トドロクツキex』と役割が類似していると考え不採用になりました。

フーパex
【ミライドン】や【アルセウス系統】に対して強く使うことができ、ミラーでも要求が低めなアタッカーとして運用することができます。
アルセウスが増加していた場合には採用を検討したと思います。現環境だとHPが230あればもっと評価上がっていました。

ポケモン入れ替え
前狩りたいタイミングが多いと感じた為に一時期3枚目の『あなぬけのヒモ』と交換しました。変えたら変えたで雑に裏呼びたくなったのでないものねだりの札だと思います。裏呼ぶ札が多い方がゲームプランを広く見れると思ったので既存の割合で使用しました。

ロストスイーパー
【ミライドン】に採用されている『勇気のおまもり』や多くのデッキに採用されている『森の封印石』を剥がすことができます。『キュワワー』、『アクロマの実験』を介さず能動的にロストを貯めれる点も評価。
【ミライドン】に関しては基本的に『トドロクツキex』→『カイオーガ』ルートを主軸に考えていた為そこまで欲しいと思ったことはなく、他の対面に対してもあれば強いがなくても勝てる枠だと考えたので不採用に。

デヴォリューション
【リザードン】をはじめとして、進化デッキ全般に対して勝ち筋を増やせるカード。助言頂いたものの試す時間がなく諦めた可能性のある1枚。採用するなら2枚目の『ウッウ』と合わせて検討したいと考えていました。


【入れ替え候補】


①ヤミラミ(基本超エネルギー)
【リザードン】や【サーナイト】等に使用するカード。強く使える相手には大抵『ジラーチ』が入っているので、練習では使用機会が少なく入れ替え候補でした。雑に使って強いカードなのは間違いないのでそのまま採用となりました。

②ライコウV(森の封印石)
ピジョット採用型の【リザードン】を意識した採用。【ミュウ】や【ミライドン】等の相手にも使用することがあります。
ヤミラミ同様、練習でアタッカーとして使用機会は多くなかったので入れ替え候補でしたが、「スターアルケミー」はかなり使っていたのでそのまま採用となりました。


7.あとがき


ここまで読んでいただきありがとうございました。結果は一歩届かず準優勝でしたが、新レギュでも継続して頑張りたいと思います。

何かあればコメント・TwitterのDM等お願い致します。ではでは。

▽京都優勝のロストを使った対戦はコチラ


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