タッチング(ふれあい)のメカニズムと有用性

2020年9月8日 20:59

以前『露出した脳』の
記事にて触れていますが
タッチングの話をしだしたら
止まらないわたしです笑

私たちはベルベットやシルク
好きな素材に触れると
うっとりしたり心地よい気持ちになり
快適な気分にさせてくれます。

人に触れる時も同じです。

そして直接皮膚を撫で擦るよりも
オイルやクリームをつけた方が滑りが良くなって
より心地よく感じる事も解っています。

そのほかに触れる速度も重要で
実験研究の結果
１秒に５㎝の速度で触れる時に
最も反応する神経線維
『C触覚繊維』が発見されたそうです。

この触覚の情報は細い神経線維を伝って
脳へとゆっくりした速度で届き
呼吸や血圧など
生きるために必要な部分を司る脳幹や
感情に関わる扁桃体、
交感神経と副交感神経や
ホルモンの調整を司る視床下部など
広い範囲に届きます。

人から触れられる『タッチング』によって
その触覚の刺激が脳に届いて
自律神経やホルモンバランスを回復させる力
すなわち自然治癒力を高める効果が有ると
桜美林大学准教授の山口創先生は仰っています。

そうです！
『手の治癒力』
『子供の【脳】は肌にある』
『幸せになる脳は抱っこで育つ』で
おなじみの山口先生！

今一度書きますが
コロナ禍の今『ふれあい』が
悪の様になっているのが本当に悲しいです。。

『安心したい』
『癒されたい』
『愛されたい』
『認められたい』

これらの思いは、ごく自然な事で
本能で求めており、人が生きて行く上で
必要最低限の、当たり前の感情です。

その感情に蓋をしないで。

あなたはお母さんのお腹にいた時から
既に『なくてはならない』存在だったのです。

この世に産み落とされ生を受け
その瞬間から試練の始まり、と思ったのか。
輝かしい世界への第一歩、と感じたのか。

ただあなたは存在すべき人。

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