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Marco グループ展『Boder』 出展作家紹介 「松岡柚歩」/ 抽象と具象の往復

Marco グループ展『Boder』 出展作家紹介

今回は松岡柚歩さんをご紹介します。

洋服等の柄を拡大したものを支持体に落とし込んでいてます。松岡さんは分解癖があるそうで、多くの人がやっていたものでいうと、ボールペンを分解してバネなどパーツごとに分けるようなことです。そういった分解癖が松岡さんの作品の根底にあり、「木を見て森を見ず」という言葉があるように、ボールペンが森で、バネが木というように、洋服や柄、テキスタイルが森で、そこから拡大していって新たな柄や繊維を見つけることが木にあたります。
そういった木の部分をじっと見ていく作業は、抽象的な概念と具体的な概念を行き来することになります。松岡さんはそれが得意で、洋服から一般の人が見ない柄やテキスタイルを見つけて、それを抽象画として落とし込んでいます。さらに、その上から物質感のあるメディウムを乗せることで、この作品を見たときに松岡さんの作品だとすぐに分かります。システム化している。また、キャンバス側面の垂れ感の抜け目無さが、作品に真摯に向き合っているとギャラリストの方は感じられたそうです。

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