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日本の学校ビックリ事情

私には二人の小学校に通う子供たちがいます。

とにかく配布プリントが多い!

あまりにも配布される紙媒体が多いものですから、学校にはパソコンがないのかと思っていました。

でも学校の先生たちもパソコンは使うそうです。


実は使えない人もいるそうです。

でも、そこまではある程度想像できましたが、驚いたことがありました。

福岡の公立小学校のパソコンにはカメラが付いていないらしいです。

今時、カメラが付いていないパソコンを探す方が難しいでしょうに。


Wi-Fiもない


うちの子供は公立小学校にいるのですが、そこの教頭先生が「オンライン教育なんて福岡では99%できませんよ!だってWi-Fiもありませんし。」と言っていました。

まあ、zoomはカメラが付いていなくても使用可能です。

ビデオの停止と同じで、顔が出ないだけですから。

でもWi-Fiの整備をしないのはかなりの問題です。


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携帯事業者は(4月の話ですが)25歳以下に追加データ購入を50GBまで無償化したそうです。

いつまでもオンラインをするだのしないだの言っている間に、いつの間にかこのサービスも終了しました。

購入のチャンスすらなくなりました。


むむっ!

学校ではWi-Fiがないのか...

ということは学校の先生たちは職場でネットをどうやって利用しているんだろう??

と思って、神奈川県の公立学校で働いている知り合いの先生方に聞いてみました。

すると「パソコンは職員室の机から持ち出すことはできず、USBの購入すら全て届ける必要があり、とにかく面倒くさい」とのこと。

USBはあるがメアドがない


USBかぁ。

一瞬ユニバーサルスタジオジャパンかと思いました。

そんなものを使うのにいちいち届けが必要だなんて、現場の先生たちはどれだけ不自由なことでしょう?

聞けば先生たちのメールアドレスも与えられないそうです。

メールを使う時には校長も監視できるアドレスでやり取りをしているそうです。

笑ってしまいます。

どこまで管理したいんでしょうか?


学校に下らない校則がいまだにあるのも頷けます。

各校長で決められることかどうかは分かりませんが、学校だから個人情報に厳格だと言いたいのかもしれません。

ただ、一般企業にはもっと多種の機密情報があります。

そして今やUSBではなくクラウドでデータは保管しています。

どこでも取り出せてセキュリティもよっぽどしっかりしています。

USBなんて失くしたら終わり。

未だに印鑑に頼る日本社会の縮図みたいなものです。


で、GIGAスクール構想??


学校教育のICTは絵空事です。GIGAスクール構想で「全ての子供にタブレットを端末を!」というのも、少なくとも福岡にはまだしばらく整備されそうにありません。

国からは補正予算もついたとはいえ、補助は50%です。

この半分というのが曲者でして、初めの機材の半分は出るが、あとの運用にあたる部分はカバーできないそうです。

だから自治体は出したくないという構図があります。

でも、実は端末やWi-Fi環境が整っていない家庭は全国の5%だそうです。

ということは、今の学校の躊躇は「平等に公平な教育を」と謳いながら、結局はその5%を守るために95%は犠牲になるという発想です。

お金をその5%の家庭に回せば、形は何であれ新しい教育はできるはずなんですね。

これができなくてICTなんて実現できるわけがない。

「みんな同じように、みんなで遅れよう!」

という日本の教育の姿勢が、学校の下らない管理したがり姿勢に表れています。


とある先生がおっしゃっていました。

「教育委員会は不要!!!!!文科省→現場でいい!!!!!」

教育員会の人たちが学校に来るときには、校内は張り詰めた空気に覆われるそうです。

バカやね!

ガラパゴス化した日本の中のガラパゴス化した組織です。

現場の先生、がんばれ〜!


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