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モノよりコトの正体 体験のススメ

“モノよりコト”の時代と叫ばれて久しい。

これは実に正しいコピーで、人間は生活が豊かになると、物質的消費よりも体系的消費のほうが満足度が高くなるように脳が仕組まれているらしい。

ただ、これまで人類の生活は豊かになることがなかったから、その真実を知らなかっただけ。それが最近、急速に豊かになったら、「あれ?モノじゃ満足できないじゃん!」となった。

とはいえ、世界では豊かでない人のほうが多いから、モノの需要は減らないし、豊かだとされる僕ら日本人もモノ神話を捨てられずにいる。だから買っては捨てるを繰り返し、転売サイトが流行る。

小さな子どもも同様で、脳が成熟してないから、“豊かさ”というものがちゃんと理解できていない。だからモノを欲しがるし、すぐに飽きる。

僕らは、まず自分自身がモノの満足から脱却し、体験による満足を求めるべきで、子どもにも同じように体験の良さを伝えていくべきだと思う(モノが欲しい子どもは喜ばないかもしれないけど)。

いずれ貧乏になれば、モノの満足が待っている。だから今は体験の満足を求めよう。

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