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THE GREATのこと。あとロシアも。

今日もお疲れ様でした。
テレワークの隙間に、ドラマを流し見していました。

・ドラマについて

THE GREAT   エカチェリーナの時々真実の物語

日本ではスーパー!ドラマTVが独占配信、
現在はAmazonプライムでもみれます。アメリカドラマ。

舞台は18世紀のロシア王室。
ドイツから嫁いだ少女エカチェリーナが、ロシアの女帝エカチェリーナ2世にのし上がるまでの物語。

史実とフィクション(史実の方がオマケ…だと思いたい)を織り交ぜたコメディ要素もふんだんなドラマです。と言ってもブラック。過激な大人むけ。
ロシアの人は、怒らないのかな…
「こんなもんよ、ロシア人は!ガハハははは」とかなら良いんですが。

俳優陣は若手でもベテランの2人を中心に、濃ゆい面々。
・インテリで純粋な心をもつ夢見る可愛いお姫様〜を体現するヒロイン
エル・ファニング(もうコスチューム女優さんですね)
・傲慢で唯我独尊な皇帝未満の半分、いや全裸の王様
ニコラス・ホルト(ちょっと病的な役がどハマり)
…本当に今は映画とドラマの垣根が無くなってきてるんですね…

ドラマの雰囲気は設定や美術はとても豪華でドラマの域を超えて見応え充分ですが、お話としてはエログロもややあります。
時代背景的に無意味な戦争でバタバタ人が死に、
敵族の生首を戦果としてお土産にする、
奴隷階層でチフスが流行れば治療はせずに死んでも死んでなくても燃やす、
忠誠心を測るための拷問パーティー、それらを受け入れる宮廷貴族たち…

・気づき

おかしい世界。そんなおかしいドラマなのですが、観ていてふと、
(ヌードがあんまりない)
と思いました。
セックスシーンもかなり多くあるのですが、局部が見えるとかもなし。
そういう想像を掻き立たせるという意味では過激なのにすごいな、と。
エル・ファニングのインタビューでも語られていました。

インティマシー・コーディネーター というのがいるんですね。

過激なドラマが増える中、俳優の権利向上への仕組みがきちんとでき始めていというのが分かったのも、このドラマでの収穫です。
これからのエンターテイメントの見方が変わりそうです。

・ロシアについて

ボルシチとモスクワとシベリア、ゴルバチョフ、プーチン、
知っている言葉がどれも響きが面白い、というイメージ。
名前にはロシアルールがあるようです。

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こんな本まで買ってしまう。面白い響きが多いです。
お気に入りは…ポチョムキン。
グレゴリー・ポチョムキンはエカチェリーナ2世の真実の夫と言われています

私的には美術も外せません。
クラムスコイ、シーシキン、アイヴァゾフスキー…
彼らは19世紀以降の画家たちですが、ドラマの主人公エカチェリーナ2世が、ロシア国内に文化と芸術を広げなければ生まれていなかったかもしれません。
エルミタージュ美術館も、一度はいってみたいものです。
写真は、2018、19年開催の
「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」の図録です。

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大きなサイズの絵画が多くて、優雅で華やか。
そして雄大な風景画は欧州の作品群とは一線を画していました。
木も森も、空も畑もみんな大きい。キャバスに収めるほうが難しいでしょう。

近々ではあまり予定が組まれていなさそう…うーん残念。


今回、一つのドラマからあっちこっちに思惑が飛んでいって、なかなかまとめられませんでした。文章を書くということが、まだまだ吐き出すことでしかない自分が歯痒い。
でも一通りは出せたので、自己満足。

お付き合いありがとうございました。
同ドラマで語り合える方がいらっしゃったら嬉しいです。


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