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夢の合体「ミートポリタン」

夢を叶えてしまった。
スパゲティー屋さんに行って、メニューに見ると「ナポリタン」「ミートスパゲティー」いつも目が合う。こんなことを言うとスポーツ部の男子学生のようだけど、困ったことに必ずだ。そんな二つが、「ガチャーン」と夢の合体です。

材料 ふたり分 (調理時間:30分)
・合挽肉………………100g
・玉ねぎ………………1/4個
・ピーマン……………2個
・オリーブオイル……大さじ1
・スパゲティー………200g
・塩……………………ひとつまみ
・赤ワイン……………大さじ4
・ケチャップ…………大さじ4
・砂糖…………………小さじ1
・茹で汁………………大さじ3
・黒こしょう…………少々
・バター………………8g

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作り方
①玉ねぎは、芯と皮をとって薄切りにする。ピーマンは、ヘタと種をとって千切りにする。

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②フライパンに「オリーブオイル」を温め、「合挽肉」を入れて、“チリチリ”と音がして、焼き色が付くまで触らずに待つ。

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③②に「塩」を入れて、木べらでほぐし、たまに押し付けて焼き色をつける。

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④③に「玉ねぎとピーマン」を入れてしんなりするまで炒める。

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⑤“スープ程度の塩分”のお湯で「スパゲティー」を袋の表示時間通りに茹でる。
(正確には1%の塩分のお湯です)

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⑥④に「赤ワイン」を入れて半分の量になるほど煮詰め、「ケチャップと砂糖」を加えてさらに弱火で1分ほど煮る。

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⑦⑥に「茹で汁」を加えて、スパゲティーが茹で上がるまで保温する。

⑧茹で上がった「スパゲティー、黒こしょう、バター」を加えて、和える。

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キッチンメモ
・合挽肉を炒めるときは、入れてすぐに木べらで触らずに“チリチリ”と音がするまで待つ。こうすることで、しっかりと焼き色がついてうまみが凝縮する。

出来上がり。

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ナポリタンやミートソース には、なんらかの思い出があるだろう。
僕の思い出は、小学生としての最後の夏。
海の近くで育った少年はある日。
意を決して、浜辺が一望できる「カフェ・レストラン ムーミンパパ」に向かうのである。
カフェと言っても田舎なので、要は喫茶店なのだが、最大限の“ハーバー感”を出すためだろう。
店内は、水兵さんのようなマリンブルーとカントリー調の白がベースだったように思う。
店名にもなっている「ムーミンパパ」は、ロゴとして使用されていた。
席に通され、メニューを見る。「ミートソース スパゲティ」それしか目に入ってこなかった。他のメニューもあったけど、ビビって知っているものを選んでしまったのだろう。
いざ、テーブルに運ばれてくると、食べたことのある風貌のスパゲティーである。
安心して、フォークにグルグルと巻きつけて、口の中へ。
それはそれは少年には驚くべき美味しさだった。
今、思うと当時のミートソース は缶詰を温めるだけが、支流だったように思う。
そのお店ではきっと、「ひき肉や玉ねぎ、人参といったもの加え、赤ワインなんて代物」も使っていたかもしれない。すごく美味しかった。
この出来事を「ミートスパゲティー」の思い出として、よく思い出す。
ただ、不思議なのは「少年はなぜ」ある日。
「何に意を決して」カフェに向かったのか?
謎だ。
きっと大人の階段でも登ろうとしていたのだろうか。
それならば、せめて注文は「ピザ」あたりにしておけばよかったのに。
(Y)Twitter@EdhiAdam

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