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音楽業界を目指す若者達へ〜プロローグ(後編)〜

アンドレ元部長です。

プロローグ(前編)に続き、今回はこのマガジンで、音楽業界への就職を目指す皆さんにわかりやすく説明できるように、解説の中心になる部分をレコード会社中心のイメージ図で表しました。このイメージ図をまず頭に入れてから周辺ビジネスを考えていくと音楽業界全体が見えてくるはずです。

就職活動で、面接スタッフのハートをがっちりつかみましょう(笑)

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自分は、レコード会社のビクターエンタテインメントから現在ポニーキャニオンに移籍しているので、この2社からイメージを想定して説明していきます。もちろん業界各社ごとに名称や組織は違いますが、大きな機能としては同じだと思います。

レコード会社の大きな3つの機能(制作・宣伝・営業)

レコード会社には大きな機能として3つの部門があります。制作部門、宣伝部門、営業部門です。もちろん、会社であり企業ですから管理部門もあります。一般的な会社にある人事部、経理部、経営企画部、法務部、総務部等のバックオフィスに関しては基本割愛します。法務部門だけはアーティスト契約、取引契約等で3つの部門と関連するので、若干触れます。

このマガジンでは、この大きな3つの部門(制作・宣伝・営業)を中心に解説し、その周辺にあるビジネスに触れていくことで、音楽業界の構造を解説していこうと思いますが、基本的にわかりやすく、実際自分が経験した体験談も交えながら、具体的にわかりやすく説明していくつもりです。

ちなみにアンドレ元部長は、レコード会社において制作部門(AndRecレーベルを設立)、宣伝部門(宣伝プロモーター全般)、営業部門(CD営業、ビデオ営業、デジタル配信部門の統括)はもちろん、取締役としての経営部門、アーティストグッズの製造・販売やEコマースを請け負うグループ会社の代表取締役を経験しているので、メインの業務をすべて経験した音楽業界で唯一の業界人だと思います。しかも現役のレコード会社勤務。(笑)

周辺ビジネス、関連ビジネスにはどんなものが?

最近は、レコード会社と周辺ビジネスが重複してる部分もありますが、まずはどんなビジネス、業種が存在するのかを知っておくことも大切です。新卒の採用面接に立ち会っていると、その希望なら他の会社に行った方が良いのでは?とか、その希望職種は人が余ってるぐらいなのに(笑)とか、面接側としてガッカリすることが多々あるもの事実です。

このマガジンでは、レコード会社と大きく関連しているプロダクションはもちろん、ファンクラブ会社、コンサートプロモーター(いわゆるイベンターさん)、音楽出版社、JASRAC、NexTone等の著作権管理事業、Webメディア、マスコミ媒体、ディーラー(レコード店、CDショップ)、DSP(Apple Music、レコチョク、LINE MUSIC、YouTube Music、Amazon musicなどの配信プラットフォーム)を取り上げながら、レコード会社の役割や部署、職種等を具体的に解説していくつもりです。

自分は、現在ポニーキャニオンのデジタル戦略担当として日々デジタルまみれの仕事をしています。今一番ホットな音楽配信部門が中心で、非常にやりがいもあり、人材育成や専門的スキルを持ったスタッフの確保で走り回っています。このゾーンにはこれから活躍できるポジションやスキルが沢山あります。この部分は、いずれClubhouseやYouTubeチャンネル等、他のメディアでも“たじまる社長”とセッションしていく予定です。

では、本編で !!



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