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【インタビュー】転勤帯同による女性のキャリア・リセットをなくしたい。〜ワーク・ライフ・インテグレーションへの道#01〜

こんにちは。
郊外で職住近接を実践している&donutsプロジェクトの広報担当、松下です。

オフィス勤務を基本としていた私たち&donutsも、緊急事態宣言発令後は在宅勤務に切り替え、現在はオフィス勤務と在宅勤務をそれぞれの事情や業務に応じた必要性で選べるようになりました(関連記事はこちら)。

この働き方の急な変更に、驚くべきスピードと柔軟性で対応したのがバックオフィスチーム。組織としてあるべき姿とメンバーの働きやすさの両方を追求する労務・総務的役割を担うスペシャリストチームです。

メンバーも感謝し一目置くバックオフィスチーム。このチームをリードするのが、柏の葉オフィスのメンバーであり、&donutsのマネージャーも務める亀田君子さん(通称:かめちゃん)です。

今回は、かめちゃんのワーク・ライフ・インテグレーションなストーリーをご紹介します。

松下:かめちゃんは、輸入商社での貿易実務や総務・経理、営業アシスタントなど、今のお仕事につながる幅広い職種を経験されてこられたのですね。&donutsと出会ったきっかけは何ですか?

亀田:名古屋で就職・結婚後、転勤がちな夫に伴い、そのたびに転職しました。複数の業界でさまざまな業務を経験できたことは、今の仕事に役立っていると感じます。

5年ほど神戸に住んだ後、千葉へ転居した際、親戚や友人が全くいない土地だったので、何かあった時に近くに頼れる人がいないことが不安でした。小学生の子どもがいるので、できるだけ子どもの近くで働きたいと思い、地元の企業で求人がないか徹底的に調べました。

松下:&donutsの柏の葉オフィスはご自宅から10分で来られるのですよね!

亀田:家から近ければどんな職場でもいいというわけではなく...。私は仕事が好きで長く働き続けたいと考えていました。ですので、新しいことにチャレンジしてステップアップできたり、これまで培ってきたスキルや経験を活かせたりする職場だと長く続けられそうだなと思っていました。

松下:&donutsにはそのすべてがあったということですね。実際に働いてみてどうでしたか?

亀田:&donutsでは目標設定の際、Will、Can、Mustの3軸を確認されます。これまで培った能力を活かすことはもちろん、本人のやる気が尊重され、新しいことに挑戦できる機会もあり、それぞれの意志で手を挙げることができるのです。

◆Will(プライベートも含めた中長期的な夢や目標)
◆Can(前職や&donutsで身につけたスキル)
◆Must(人事評価制度に基づく目標設定)

私もバックオフィス業務から派生してさまざまな業務をこなすうち、&donutsプロジェクト全体の成長に関わるマネージャー業務にも携わるようになりました。

松下:2拠点目となる湘南オフィスの立ち上げはかめちゃんが中心となり推進されたのですよね。マネージャー業務に携わるようになり、願っていた自己成長が叶う機会が得られたということですね。確かに&donutsでは本人の意志や主体性が重視されていると感じることが多いです。他に、&donutsで働いてみてよかった点はありますか?

亀田:シフトや時間などが柔軟に変更できることで、自分のライフスタイルを大切にできている満足感につながっています。また、必要な時にはオフィスに子どもを連れて来られるため、以前の職場と比べ、「母の働く姿」を見せるチャンスは圧倒的に増えました。

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私は独身の時も、結婚しても、夫の転勤に帯同しても、妊娠した後も、出産後も、そして子どもが少し手を離れた現在も、ずっと仕事をしてきました。好きなんですね。そんな母親の姿しか見ていないからか、ある日娘に「働いているお母さんが誇らしい」と言われました。娘は学校帰りによくオフィスに来るので、ミーティングしているところや誰かと話しているところもよく見ています。仕事で落ち込む姿も家で見ているので、そんな風に言ってもらえたのは嬉しかったですね。

松下:娘さんも将来は働く女性になりそうですね!
女性はライフステージの変化でキャリアが途絶えやすいと言われますが、かめちゃんは続ける努力をされてきたのですね。&donutsには人生の異なるステージにいる女性が集まっていますが、どのステージでも仕事を続けてきたかめちゃんは、それぞれと寄り添うツボがわかっていますよね!&donutsで苦労した点はありますか?

亀田:もちろん、苦労もあります。&donutsに入社したのは1拠点目が立ち上がって半年後のことで、プロジェクトの制度や業務のフローなど、まだまだ整備されていない時期でした。常に手探りで1つ1つ解決していくしかありませんでした。また、今では便利に感じますが、Slackなどのチャットアプリでのテキストコミュニケーションなど、ITベンチャーならではのカルチャーに慣れるのにも時間がかかりました。

でも、小さい組織だからこそ、いつでもそんな悩みを相談できアドバイスをもらえる環境であり、応援してくれる仲間がいたからやってこられたと感じています。1人でスタートしたバックオフィスも今は3人のチームになりました。頼りになるメンバーが加わってくれたからこそ、今のこの激しい変化にも対応できています。

メンバーのコミュニケーション力の高さは組織としての強みでもあり、チームでフォローし合う体制によりサービスの質をも高く担保できるところと併せ、&donutsプロジェクトのセールスポイントだと思います。

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▲バックオフィスチームのMTGの様子


松下:メンバーの働く満足度が高まり、個々のポテンシャルが発揮されることが結果として、組織としての強みになるのかもしれませんね。人数が増えたメンバーのニーズにこれまでのように対応するのは難しくなっていきそうですが....。かめちゃんが今後目指すことは何ですか?

亀田:湘南オフィスを立ち上げた際、自分が知らない土地であっても、自分たちと同じ思い、同じ悩みを抱えている人がこんなにもいるんだ!という発見がありました。&donutsで救われるかもしれない人が全国にいるんだ!と。

それからは、より多くの人に&donutsを知ってもらい、この働き方を全国に広めることが私の夢となりました。
現在はフルリモートでの就業も可能になっているので、拠点がない地域でも&donutsメンバーとして働くことができます。すでに実現しているメンバーもいますが、夫の転勤でもキャリアを継続することができています。
転勤が多い家庭のメンバーでも、コミュニケーションが図れるオフィス勤務を選択できるよう、新たな土地で働き始めたメンバーがそこで新しい拠点を立ち上げてくれたら嬉しいですね。

私自身、転勤族の夫に帯同するため、これまでは転勤のたびにキャリアがリセットされてきました。これからは女性が家庭を理由に自身のキャリアを犠牲にする時代が早く終わるといいなと思っています。

松下:悔しい思いをした経験から、犠牲を払うことが多い女性が長く働き続けられる場所の創出に努めているのですね。今、働き方で悩んでいる人に向けてメッセージはありますか?

亀田:ライフスタイルは十人十色、正解はないとも思っています。つまり、自分はどんな生き方がしたいのか、働き方がしたいのか、自分と向き合って自分なりの形を見つけてほしいと思います。その理想を実現するために動き出せば、私が&donutsと出会えたように、チャンスが舞い込んだり、応援してくれる人ときっと出会えると信じています。

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「家族の近くにいながら、ライフテージが変わってもキャリアを続ける」ということがかめちゃんのライフ・ワーク・インテグレーションなのかもしれません。

長く働けるよう、メンバーのニーズに合わせて制度を柔軟に変えたり、必要なものを揃えることに努めてきてくれたのは、かめちゃんの「女性のキャリア・リセットをなくしたい」という強い思いが原動力になっていたのだと知りました。

あなたの街にもいつか&donutsが立ち上がるかも…?!
次回もお楽しみに…


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