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【&donutsコラム】「はたらく」を楽しみ、生活の質を高めるヒントとなった思想

こんにちは。&donutsプロジェクト 広報担当です。
&donutsは、生活圏を拠点とした職住近接の働き方を実践している株式会社イノベーター・ジャパン発のプロジェクトチームです。働く時間に制限があるメンバーでも、積み上げてきたキャリアを活かして働けるプラットフォームとして活動しています。

今回は、我々が大切にしている価値観のひとつである「ワーク・ライフ・インテグレーション」についてお話したいと思います。実際に働くメンバーの声を取り入れながら、その価値観の下で働くメンバーがどのような実感を得ているのかを見ていきたいと思います。


ワーク・ライフ・インテグレーションという在り方

&donutsに出会う前の私は、仕事を継続させるために、家事や育児の時間をいかに減らすかを模索したり、定時で退勤できるよう業務効率を図ってきました。そんな工夫をしてきたのも、双方を充実させたかったから。

短時間勤務の制度に感謝しながらも、業務をこなすだけで精一杯の日々。キャリアアップは子どもが自立するまでお預けだけど、キャリアを一度分断してしまったら取り戻すことは難しいという思い込みのもと、とにかく働き続けようと思っていました。

ある時、企業研修講師の方が「女性のキャリアは多彩。向上させるだけでなく積み重ねることができるもの」と言ってくれたことがきっかけとなり、「はたらく」ことの真の意味を知りたいと探求し始めました。

大きな影響を与えてくれたのは、アメリカのキャリア研究家であるドナルド・E・スーパー博士でした。スーパー博士は「キャリアという言葉を単なる仕事として捉えるのではなく、人生全般と捉える考え方(ライフ・キャリア)」をキャリア理論に導入しました。

「人は人生において複数の役割を、長期にわたって果たしている」とした上で、人は7つの役割を立場によって使い分けていると説明しています。

7つに分類された主な役割は以下の通り。
子ども・学生・余暇を楽しむ人・市民・職業人・配偶者・家庭人

私たちは、人生のステージによってこれらの役割を選び、組み合わせ、同時にいくつもの役割を果たしているのです。例えば、私が会社では「職業人」の役割を演じると同時に、親の前では「子ども」、配偶者の前では「妻」、子どもの前では「親」の役割を演じています。上の役割に限らず、自分の中で決めた「自分の役割」もあるかもしれません。

さらに、スーパー博士は「職業選択の一時点にとどまらず、キャリアは生涯にわたって発達するもの」と唱えています。

私はこの思想を、「自分は何者」で「何を大事にしたいのか」が明確であれば、生涯においてどんな事柄もキャリアの積み上げに無駄になるものはない、と解釈しました。それであれば、ダブルワークをしたり、家事や子育て、学習、興味があることに費やす時間、…全てに価値を置くことができる。自分の選択肢が広がる安心感を得ることができました。

インテグレーションの意味は「統合」です。だから、「ワーク・ライフ・インテグレーション」とは、ワーク(仕事)とライフ(生活)を別のものとして捉えるのではなく、人生の構成要素として統合的に捉える考え方となります。互いに良い影響を与え合うことで、仕事の生産性や生活の質を向上させた人生となるということです。

スーパー博士の理論から考えると、自分が選択する全ての事柄が相乗効果で高まりキャリア形成されていくということになります。まさに、&donutsが大事にしている個々の価値観を大切にした「キャリアデザイン」にも通じると思っています。

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ワーク・ライフ・インテグレーションの生活の先にあるもの

ワーク・ライフ・インテグレーションを大事にするためには、自分の価値観だけでなく、お互いの価値観を尊重することが必要です。&donutsでは、この思想に価値を置いて活動してきましたが、メンバーへのヒアリングでは90%のメンバーが入社してから生活の質が向上したと言っています(2019年9月調べ)。

では、&donutsで働き初めてからどんな面で「生活の質の向上」を感じているのでしょうか。

・新しい仕事ができる達成感や悩んだり、迷ったり苦しんだりすることも含めて仕事や私生活を通じて成長をしていると感じられる。そういう機会をいただけたことにとても満足している。自分が時間を忘れて取り組める仕事があり、家族や友人と過ごす時間も充実しているので毎日がとても色濃いものになっている

・都内へ通勤したフルタイム通勤から、思い切って週3日に減らしたことで、今の自分にちょうどいい生活のバランスが取れるようになった。生活の地でこれまでの経験を活かせることが嬉しい

・生活にメリハリができた。また、家事においても効率や段取を考えるようになったので、相乗効果が生まれているように思う

・両親の体調が芳しくない時があり、職住近接の生活で両親に安心感を与えられる

・子どもを近くで支えられることは安心感があり生活が安定する

・子どものしたい習い事が平日で送迎が必要な場合でも、勤務時間を調整することで通うことができた。お互いにハッピー

・子どもがオフィスに来て、たくさんの大人たちと触れることは、将来いい糧になると思う

・適度なストレス、安心できる存在、刺激を与えてくれる存在、笑いが得られる私の居場所ができた

&donutsではたらく、ということ

&donutsではメンバーの価値観を知るために「Will・Can・Must」というフレームワークを取り入れています。「Will」については、仕事だけでなくプライベートの思いや夢も入れ込んでます。

もちろん、職場なので「Can」を重視していますし「Must」は半期ごとの評価対象となっています。「Will」は「Must」の実現を加速化させ、「Can」を増やしてくれる存在となっていると思います。

「はたらく」ことは生きること。そして、十人十色の「はたらく」がある。これからもワガママに働くことも私生活も存分に楽しみ、仕事で十分な力を発揮できるチームであり続けたいと思っています。


【業務拡大につき、仲間を募集中】

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子育て、ダブルワーク、介護、…働く時間に制限があっても、あなたのポテンシャルや積み上げてきたスキルを活かせる環境です。
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