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【&donutsコラム】プロジェクト名に込めた想い。そして、名の持つパワーを活用した呼び名制度

私たちが属しているプロジェクト名「&donuts」は、「アンドーナツ」と読みます。今回は「名」をテーマに、名前に込めた想いを綴ってみたいと思います。

「名は体を表す」というくらい、名前は特別なもの。それぞれの名前は、当人にとって象徴であると同時に、周りにとって、その人と他人を識別するのに役立ちます。名前は呼ばれ続けることで、その名前に込められた意味を汲み取ろうとしたり、自らがそれを体現していくようになっていくそうです。

アメリカ・イリノイ州、ノースウェスタン大学の研究者らが行った名前に関する調査でリーダーを務めた、デヴィッド・フィリオ氏は「私たちが人からどのような方法で呼ばれるかは、ひとつの象徴であると共に、鏡でもある。現実に、名前は名刺と同様に、私たちの人格の内面を示している。ひとつの名前に込められた意味や響きは、私たちに対する相手の印象や行動に直接影響を与える」と言っています。それだけ、名前というのは本人にも周りにも影響力が大きいものなんですね!

さて、&donutsのネーミングの話に戻ります。名付け親は、当社 代表の渡辺。ある日、「思いついた」と目を輝かせながら伝えてくれました。

donuts(ドーナツ)には、2つの意味があります。

1つめのドーナツ
以前にこちらの記事にも書いたのですが、当プロジェクトの原型になった図。2015年にデンマークのビジネスデザインスクールKAOSPILOTの学生4名と共に構想した「育児中の女性の働き方にイノベーションを起こす環境づくり」として描いたオフィス。

&donuts原型図

円形のキッズスペースを取り囲むようにドーナツ状のワークスペースがあり、どこからでも子どもの様子を伺える環境。そこでは、ただ働くだけでなく、子どもや働く人向けに様々な教育コンテンツが提供されている。


2つめのドーナツ

都心を囲む都市近郊。豊かな自然を好み、家族と共に過ごすために選んだ生活の地。そこには、キャリアを積み上げ、豊富な経験を持つ多様な人材が住んでいます。

そして、ドーナツを「個」と捉えた時に、プロジェクトに参加したメンバーが「&」で繋がって大きな輪になっていく、コミュニティの意も込めています。メンバーが増える度に、ドーナツが大きくなり味に深みが増していく、そんなイメージです。そして、その繋がりは、各拠点の地域にも広げていきたいと考えています。

&donutsのネーミングは、身近な人がしてくれたことで愛着のあるものとなりました。個人的に、
・初対面で由来を聞かれ、話のきっかけとなりやすい
・プロジェクト名の由来を語ることでプロジェクトの要素を伝えられる
という点を気に入ってます。

ドーナツという言葉のせいか「カフェですか」と聞かれたことも。「名は体を表す」から、将来的にカフェ事業を始めるかもしれません(笑)

名前を呼んでもらうことで幸せ度がアップする

プロジェクト内の呼び名は、基本的にファーストネームです。きっかけは、立ち上げ期に参加したセミナーで聞いた話でした。

ポーラ化成工業は研究により、ファーストネームの呼びかけがホルモン状態を良好な方向へ導く手段のひとつである可能性を示唆。ファーストネームの呼びかけにより、幸せホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」が増加した。また、ストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」は代謝に影響を及ぼす。過度なストレスを受けると分泌が増加するが、ファーストネームの呼びかけにより減少した。

ファーストネームで呼びかけることで、幸せホルモンが増加する──簡単に試せて、継続しやすい日常の行動でストレスを減らせるなら使わない手はないと思い、設立以来続けています。人数が増える中で、ファミリーネームの方がしっくり来るという意見もあったので、今は「本人が呼んでほしい呼び名」を入社時に自己申告する形で運用しています。

挨拶や感謝の言葉もそうですが、日常に自分の気分が上がる習慣を増やしていけるといいな、と思っています。

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