【サステナブルな働き方#06】オンライン疲れ、たまっていませんか
こんにちは。
&donutsプロジェクトの広報担当、柳尾です。
当プロジェクトの概要については、こちらの記事をご覧いただけると嬉しいです。
緊急事態宣言解除後、&donutsでは各人の状況に応じてオフィス勤務と在宅勤務を選択する働き方をしています。感染リスクの回避、保育園の自粛要請などの事情があり、オフィス勤務は少数派というのが実情です。
&donutsでは平時から拠点間コミュニケーションをオンラインで行っていたこともあり、オンライン会議サービス「Zoom」は不可欠なツールとなっていました。しかし、コロナ禍でオンラインコミュニケーションの割合が増えたことで疲労が増したとの声も聞こえてきました。
個人的にも会議時間が長くなるほど、対面よりもオンラインの打ち合わせの方が、終了後に疲労感を覚えました。慣れの問題かと思っていましたが、チームメイトの松下が教えてくれた「Zoom疲れ」という言葉。今回は、その話を綴っていきたいと思います。
加速化するオンラインシフト
コロナ禍の影響を受け、当プロジェクトでは3月から在宅勤務の選択を可能とし、4月の緊急事態宣言下では完全在宅勤務制としました。そして、各チームの主なコミュニケーション手段はオンラインとなっていきました。
またバックオフィスチームが、電子署名による契約書の電子化など、オフィス出社の回数を減らせるように迅速に対応してくれたことで、社内業務のオンラインシフトは加速していきました。
入社時の研修や業務レクチャーもオンラインで実施しました。拠点が異なるメンバーが混在するチームは、今までもオンラインレクチャーを行っていましたが、入社時から完全オンラインでのon boardingは初の試みとなりました。適応能力の高いメンバーの資質にも助けれ、今のところスムーズに進んでいるようです。伝える側からも普段よりも丁寧に説明することを心がけるなどの配慮がされています。
オンライン疲れへの対応
最初に述べた「Zoom疲れ」という言葉。海外でも「Zoom fatigue」という言葉が生まれているそう。調べてみると、関連する記事がたくさん見つかりました。
人間の脳は話されている言葉に注意を向けると同時に、非言語的な手がかり(話し手の体の角度や動き、呼吸など)からもさまざまな意味を読み取ろうとするそうです。それは、社会的動物として進化してきた人間には自然なこと。
オンラインコミュニケーションでは、相手の表情や細かな動きから本心を読み取ることが難しいという面もあります。特に参加者の人数が多いと、それぞれの表情から理解しているかを判断するのは余計に難しくなります。それが、脳の負担になるとか。画面と相手の言葉に注意し続けなければならず、動きと音声の数秒のズレやネット環境に左右されてしまうこともストレスになるそうです。
オンライン疲れの緩和策のひとつとして私たちが活用しているのがコミュニケーションツール「Discord」。もともとはゲーマー向けに開発された無料音声チャットアプリで、目線は作業画面に集中し、コミュニケーションとしては音声のみに集中すればいいのが特徴です。表情を見ながらの交渉やディスカッション、新しいことを決めるのは難しいかもしれませんが、慣れた相手とルーティン業務について話す場合は内容に集中できるので快適です。
Discordには各担当業務ごとにチャンネルを用意されていて、まるでチームごとにパーテーションで仕切られたオフィスのようになっています。他のチームメンバーに話しかけたければ、そのチャンネルをクリックして話しかければ、まるでオフィスで隣の島のメンバーと話しているかのような環境も作れます。
このDiscordをもっと活用すべく、担当業務とは別の「保健室」というチャンネルを作りました。これは、&donutsの拠点マネジメントを担うメンバーからのアイディアで、オフィスでされる会話や相談、または効率が落ちた時の気分転換として気軽に立ち寄れる場を設けたい、との思いから誕生しました。学校における保健室のような存在を目指してのネーミングです!
オンラインの恩恵を業務に活かす
東京都は新型コロナウイルスへの警戒レベルを最大に引き上げたとの報道もあり、コロナ禍とは長いお付き合いになりそうです。そのような中でも変化を楽しむ&donutsは、オンラインならでは良さを取り入れようとしています。
変化のひとつが、毎朝の朝礼。トピックスの共有後に進行役が1分間スピーチをしていましたが、Zoomのブレイクアウトルーム(小部屋)でグループに分かれる時間を設ける流れに変更しました。オンラインでは発信者が一人に限られることもあり、30人ほどの朝礼では一言も発さずに終わってしまうメンバーもいました。
そこで、少人数で密なコミュニケーションをとれる場を設け、お互いをより理解したり、気軽に相談できるようにしました。話の流れで、オンラインランチをしようとなるなど発展することも。この試みは、担当業務以外のメンバーとの交流を活性化してくれました。
▲朝礼時のブレイクアウトルームの様子
私自身は、在宅勤務(Work From Home)で課題だったON/OFFの切り替えをしたく、職住近接(Work Near Home)で通勤時間徒歩10分と負担が少ないこともあり、現在はオフィス勤務も取り入れています。生活のリズムが整い、久々のメンバーとのリアルコミュニケーションを楽しみながら、在宅勤務やオフラインコミュニケーションも活用しています。
引き続き、今後も活動報告を続けていきたいと思っています。それでは、また…
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