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1年間、コミュニティにグラフィックレコーダーとして寄り添って見えたもの(前編)
2019年の1月23日に発足した「母親アップデートコミュ二ティ」のメンバーとして、そしてグラフィックレコーダーとして1年間描き続けてきました。
1年を通してグラフィックレコーダーとして携わるという貴重な経験について、どなたかの参考になればと記しておきたいと思います。
母親アップデートコミュ二ティ(HUC)とは
母親アップデートコミュニティ(HUC)は、経済メディア「Newspicks」が好きで、母親の生き方に課題感を持っている人の集まり。
「無敵の、つながり。母親を、もっとおもしろく」を合言葉に活動しています。
ゲストをお招きして月にだいたい1−3回ほどリアルイベントを開催し、さらに月に2−4回ほど、オンライン会議システム(zoom)を使用して定例ミーティング、運営ミーティングを行っています。
これ以外に、メディアチーム、コミュニティデザインチーム、など大小様々なチームがあり、大きいイベントではそのたびにイベント運営チームが組まれます。また、地方支部があったり、自主的な勉強会があったり、把握しきれないくらい活発に活動しています。
特に積極的なメンバー募集はしていないのですが、入りたいという熱量のある方が少しずつ増えてこの時点で165人。1年でイベント138回です。スレッド383とかなんなの。
グラフィックレコーダーとしての活動
私がグラフィックレコーダーとしてこちらで行ってきた活動は3つ。
1.グラフィックレコーディングが生きるリアルイベントにはなるべく実際に行って描く。
2.定例・運営ミーティング(オンライン)で描く。
3.書いたものはHUC内で全てシェアする。
1.グラレコが生きる現場にはなるべく行って描く。
セミナー形式のイベント、ワークショップ、ディスカッション等、グラフィックレコーディングが活きると思われる場には全て入って描きました。登壇者の方に喜ばれ、参加者には振り返りに使ってもらえる。そして私も様々な形の現場を経験させてもらいました。
2.定例・運営ミーティング(オンライン)で描く。
HUCはイベントも多く、コミュニティの進化速度が異様に早いので、定例ミーティングの内容が濃く、重要な話も多いです。
日曜日の22時から、定例と運営のどちらかのミーティングに毎週入っています。自宅の壁に模造紙を貼り、zoomの1コマでグラレコをしながら参加していました。
基本的に私はzoomであろうと、仲間内であろうと通常のグラフィックレコーディングと同様、対話の中には入らず「外側から見守る人」になっています。あくまでもグラフィックレコーダーとしてずんずんと描き記しながら、対話・議論がどう進んでいくかを見守っています。
3.描いたものはHUC内で全てシェアする。
描いたものは全てHUC内のFacebookグループになるべく早めに投稿しています。
・参加したかったけどできなかった方に。
・出たけど諸々の理由で一部聞き逃した方に。
・あとから見返したい方にも。
グラレコを1年続けていて起こったこと
1.グラレコで議論が深くなることを実感した
全体的に、セミナーでもミーティングでもグラフィックレコーディングがあることによって、すでに行った対話を「踏まえたその先」の話が展開しやすくなる印象を受けました。
2.俯瞰するという役割
また、ミーティングでは対話・議論の中にいる当事者ではない、自然と一歩引いた見方をしています。その結果、レコーダーという俯瞰した立場から、少しメンバーとは違う視点で「眺める」ことができます。司会のコミュニティマネージャーなつみっくすが、最後に必ず私に振ってくれるのがありがたい。そこではメンバーとしてではなく、第三者に近い視点からのコメントをさせていただいています。
3.情報キャッチアップの有用性
HUCは、参加したい人が、やりたいものに参加する。各イベントの主催やサポートも手を挙げるシステム。だから今何が起こっていて、これから何が起こるのかが話されるミーティングは超大事。
メンバーの多くが母親で、お子さんが小さい方も多く定例に出られる方ばかりではないので、記録が重要です。いつもあや姉を中心とした方が素晴らしい議事録をとってくれるので、合わせてグラレコも参加できない方の情報キャッチアップに貢献できているはず。(と…思ってくださる方はtwitterにコメントしてね♡)
ちなみにHUCの軌跡については、コミュニティリーダーがご自身のブログでオープンに記事化していて、そこにグラレコも活用してくださっています。え、それも一般公開するの?っていうようなレベルまで。そこにグラレコも掲載していただいています。
4.ビジュアルを使いたい人に向けて体験会を開始
グラレコを続けてそう経たないうちに、多くの方から教えて教えてーと言われるようになりました。でも私は人前に出るのはとても怖かった。
HUCという安心安全な場があったからこそ、ずっと避けてきた「人前で喋ること」を克服し、そして講師となる道を踏み出せたことは本当にありがたかったです。私が講師として活動を始められたのはHUCのおかげです。
5.グラレコがある文化作り
私もzoomでのミーティングやリアルイベント、全てに出席できるわけではありません。でも欠席すると、自然にだれかがノートシェアをしてくれる。自宅にわざわざ模造紙を貼って、グラフィックレコーディングをしてくれる。緊張を乗り越えて、リアルイベントでのグラレコを引き受けてくれるメンバーも。
「人が話す時には、書く。」これにより様々な効果を感じてもらえた結果、小さなコミュニティの中にある種文化のようなものが作れたかもしれない。これが1年という期間同じ場所でレコーディングしてきたことの一番の効果だと思っています。
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さて、続きはまた次回にします。
2年目に突入したHUC。運営メンバーも一新し、私自身は運営から外れました。この1年の動きをもう少し振り返りつつ、CGO(チーフグラレコオフィサー)の名に恥じぬよう、いくつかチャレンジを始めたことをご紹介したいと思っています。
もう少しお待ちくださいねー!
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