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【解説】1年で370点upしたTOEICの勉強法って?

今回はTOEICの勉強方法について教えたいなと思います。実際の点数をお見せしますので、説得力がある記事になるかなと思います。
これから大学とかで受けなきゃいけない人は参考にしてくださいー。

▷TOEICとは何か?

TOEICとひとくちに言っても種類があるのですが、最も一般的なTOEIC Listening&Reading Testについての勉強方法を教えたいなと思います。(TOEIC L&Rとも言ったりします)Speakingのほうのテストはわかんないです。

ごめんなさい

TOEIC Listening&Reading Testとは(以下、TOEIC)

特長:
英語によるコミュニケーション能力を幅広く測るテスト
例えば、以下のような目的でご活用いただけます。
・身近なシーンからビジネスまで、幅広い場面でのコミュニケーション英語能力を身に付けたい。
・初級から上級まで同一のモノサシで英語能力を確認したい。
内容:リスニング約45分間とリーディング75分間のテスト
テスト形式:マークシート方式 
テスト結果:10~990点 (5点刻みのスコアで評価)

上記がTOEIC公式サイトからの引用・抜粋です。

砕けた表現でいえば、「ビジネス英語のリスニングとリーディングのマークシートのテスト」ってことです。

他の基本的な情報とすれば、

・問題数200問(L:100問 R:100問)
・L:495点満点 R:495点満点
・1年に10回(1.3.4.5.6.7.9.10.11.12月)全国80都市で実施
・申込方法 インターネット、コンビニ端末
・受験料 5,725円(税込)
・受験者数 年間約250万人 (団体受験を含む、2015年調べ)

といったところでしょうか。

ここからはある程度、TOEICの内容を知ってる前提でお話します。リスニングとリーディングセクションでどんな問題が出されるかなんてのはググれば出るわけなんでテクニックとか勉強方法に重きを置いてお話します。

▷1年以内に370点upという実績


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↑が初めて受けたTOEICの時の点数です。編入試験のための勉強とかをしていない頃なのでめちゃくちゃ低い点数です。最後の方のreadingの問題は解き終わらなくて

「なんこれ、むっず!」って思った記憶があります。

周りのうちの大学生は諦めてほとんど寝てました。あのスピードゲーに屈してしまったわけです。

もちろん、問題傾向や内容、様式等については無知で受けたのでリアルな「地頭力」で勝負した感じですかね。

↓その後の編入試験のためにTOEICちゃんと勉強し始めてからの点数です。

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↑こんな感じに最終的には点数が上がったわけですが、とりあえず勉強すれば誰でも上がるということがわかりました。

だって500点いかない人がこんくらい1年経たずに取れるようになるわけなので。(平均点は大体570点とかです)

これなら、僕が教えるTOEIC勉強方法説得力が出てくるかなと思います。

▷参考書はこれを買え

必要な参考書は3種類です。たった3種類です。

本屋などに行けば分かるんですが、えぐいくらい色んな種類の参考書、単語帳が陳列されています。所狭しと。しかし、必要なのは僕が挙げる3つだけですし、僕もそれだけで点数が上がったので本当に他のものは必要ないと思います。

まず、TOEIC公式問題集

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そして、TOEIC  L&R TEST出る単特急金のフレーズ

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最後に、TOEIC  L&Rテスト 直前の技術

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この3つあればいいわけです。


▷参考書の活用方法

〇公式問題集

TOEICの試験というのは特殊というか、ほとんどの人が英語の試験や資格などのテストで感じたことの無い「時間の無さ」なんです。

初めてやった人はまず間違いなく時間がありません。Part7のトリプルパッセージの部分を解ききれないうちにテストが終わってしまいます。その対処方法で1番有効なのは「慣れる」ことです。

試験形式問題数スピード感タイムマネジメントなどなど、全てにおいて慣れないとまず解けませんし高得点は取れません。

なので、「公式」の問題集を周回して何度も何度も解いて慣れないと絶対に得点はついてこないので、公式問題集を解きましょう。

もちろんリスニングのCD細かい解説もついてるので問題集を選ぶなら公式問題集一択です。

マークシートもついていますが、直接使わず出来ればコピーして何度も解けるようにしましょう。

大学のコピー機とかを活用しましょう。大体大学の図書館に公式問題集は置いてあると思うのでもしかしたら買わずに頑張るのもありかもしれません。出来れば1冊買って、それ以外の種類は図書館のを使ったりするなんてのもいいと思います。

具体的な演習方法としては、

・Part毎に自分が本番で解かなければならない時間で解けるように時間を測って演習
・リスニング、リーディングを45分、75分通しで演習
・2時間通しで演習

といったところでしょう。

Part毎は特にリーディングの部分で、時間配分ゲーなのでそれを体に染み込ませる演習が必要です。1問辺りだいたい何秒で解いていくとかそういったことを体に叩き込みます。これが僕がTOEICを「ほぼスポーツ競技」と呼ぶ理由です。

リスニング、リーディングそれぞれの通しでの演習はそれぞれの内容をフルでやった時のタイムマネジメント集中力の持続、自分の苦手なところの把握などのために必要な演習なのです。

2時間通しのフルTOEICテスト演習はそんなに回数をこなさなくて大丈夫ですが、数回はテストの前に解いておくようにしましょう。また、現状把握のために1度解いてみたりすることも大切です。

2時間静かな中集中力を持たせて、頭を回転させまくって解くのは体力を使いますが、この筋肉がないと本番絶対バテてしまうので、このトレーニングは欠かせません。どんなに色んな演習方法をしても、本番は2時間ぶっ通しのカタチでしか解けないわけなので、必ずぶっ通しで出来るようにしましょう。

〇TOEIC 出る単特急 金のフレーズ(金のセンテンス)

TOEICのテストで高得点を取ろうと思った時必ずやらなきゃいけない勉強があるのですが、まず「単語」をやらないと絶対に解けるようになりません。

なぜなら、TOEICは「ビジネス英語」だからです。今まで勉強してた英語とは少し毛色が違います。

TOEICの世界では紛争はありませんし、自然破壊も存在しません。しかし、しょっちゅう台所は水漏れして業者に電話をかける人はいるし、オンラインストアで買ったものは届くと部品が足りなかったりするのです。

ビジネス英語で必要な語彙は普段の英語と違うということがわかるでしょうか?水道業者とか水漏れって単語でなんというか知ってるでしょうか。組み立てやなどは?

なので、単語を知らないといけないわけです。もちろんリスニングもあるので発音もしながら勉強が必要です。

そして多くある単語帳のなかで「出る単」シリーズはTOEICのテストをいくつも受けて集計して出る順に単語にしてくれているものなのですが、金のフレーズ以外にも金のセンテンスなどがあります。まず、金のフレーズを沢山やりましょう。できるようになったら金のセンテンスもやるとなおいいです。僕は最初っから金のセンテンスにして自分に発破をかけたわけですが、あまりそれはオススメしないので、フレーズで覚えられるのがいいのではないでしょうか。

↓僕の金セン↓

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〇TOEICテスト 直前の技術

前述したようにTOEICというのは「テクニック」的なことも必要なのです。

英語がある程度できる人でもTOEICで点数が取れるとは限りません。しかし、英語がある程度出来るようにならないとTOEICは点数が取れないのですが、ね。

全部文章を読んでる暇はありません。それは天才に任せておきましょう。我々凡人は肉は切らせなければならないのです、骨を断ちましょう。そーいった「テクニック」や「技術」をとにかく教えてくれているんです。

全部聴こえる必要も全部読む必要もないんですよ。まじで時間足りません。いかにして得点を稼げる所で稼ぐかというものなのでそれをだんだん積み上げていって、いい点数が取れるようになります。最初はかなり「意識」しないと出来るようになりません。解いた後に「あ、あれそーいえば空欄の前後だけ見れば解ける問題だったじゃん」ということが解説を読んだ後とかに分かるようになります。また、「あれ5秒で解かなきゃいけない問題だったな」とか「あの問題は時間かけていいヤツだったのに飛ばしちゃったわ」というのが分かるようになる本です。

これをできるようになれば「無意識的」に問題を「タイプ」で判断して解き始められるようになります。僕はもう、どうだったか覚えてないです。何タイプとか思い出す前に答えに向かっていくようになります。本当に。

リスニングCDも問題例もあるのでちゃんと解けるようになるようにデザインされています。順番も点数が上がりやすいパート順に掲載されているのでわかりやすいと思います。

問題演習と並行して進めて、演習でより簡単に解答する方法を身に着けていくというのがうまい使い方だと思います。どちらかだけでもうまくいきませんのでバランスを取りながら一緒に進めましょう。

トーイッカーたち(TOEICを趣味的に何度も受ける人)に愛されてるわけですね、、、

僕のは友達の手に渡ったので写真撮ってませんがヨレヨレになっていると思います。


▷Part毎勉強方法

2016年5月実施の第210回公開テストより出題形式が一部変更され、難化したといわれていますが、以下は変更後の情報になります。

そして、そのPart毎の勉強方法について教えたいと思います。

基本的には、公式問題集と直前の技術を並行して問題演習を行うとムダなく自分の力になると思いますが、とにかく演習量をこなさないといけません。問題を見て反射的に何秒で解くのかが判断できてその通りに解かなければいけませんのでそのためにはその2つを上手く周回して演習量を積み上げましょう。ここをサボればTOEICの点数なんてのは上がりません。

そして、単語はスキマ時間にやりましょう。僕は肌身離さず持っていました。マジで。お風呂も寝る時も大学の講義も休み時間も全部持ってましたし、読んでましたし、リスニング聞いてました。

〇リスニングのパートごとの勉強方法

リスニングセクション
Part1:写真描写問題(6問)
1枚の写真についての流れる4つの描写から正しいものを選ぶ

基本的に、最も目立つものに関して描写されます。ここで大切なのはそれを表す「単語」がわからなければ一生解けることのない問題が一定数存在します。例えば真ん中にある「噴水」が止まっていたら噴水という単語がわからなければ基本的には解けないわけです。なので勉強量の「演習と知識のバランス」を踏まえて勉強して欲しいです。ちなみに噴水は「fountain」です。

Part2:応答問題(25問)
1つの質問または文章と、その質問または文章に対する3つの答えが流れ、最もふさわしい答えを選ぶ

単語力がある程度必要ですが、基本的に大切なのは「文頭」ですのでそこを聞き取れるように沢山聴いて、練習しましょう。Yes/Noで答えるのか、どうなのかなどは絶対に聞かなければいけません。

他には、決まった返答の仕方があるものは知識として知っておくべきですし、消去法で答えられるようになることも大切ですので、問題演習と直前の技術を並行して進めましょう。

Part3:会話問題(39問)
2人または3人の会話が放送され、その会話について、問題用紙に印刷された設問と設問に対する解答から最も適当なものを選ぶ

Part4:説明文問題(30問)
放送されるミニトーク(アナウンスやナレーションなど)を聞いて、問題用紙に印刷された設問(放送される)と設問に対する解答から最も適当なものを選ぶ 

Part3と4の勉強方法は基本的には同じになります。

設問の先読みを演習では意識して勉強しましょう。会話と設問と選択肢を普通に解いたのじゃ時間が足りないので、この練習を演習しながら行いましょう。あと基本的に多聴トレーニングがオススメです。


〇リーディングのパートごとの勉強方法

リーディングセクション
Part5:短文穴埋め問題(30問)
4つの選択肢から適切な一つを選ぶ穴埋め文法問題

受験生で時間が足りない時に多いのは、リーディングに入った最初のココで時間を使いすぎてしまうというパターンです。ココの問題は「瞬殺」できるものが多いのが特徴です。言い換えれば、知らなければいくら考えても知らんので解けずに無駄に時間を使ってしまいます。TOEICは時間との勝負のほぼスポーツ競技なので、ココの練習量知識はちゃんと必要になってきます。

ですので、演習量は積みましょう。ここはある程度「パターン」があるので「直前の技術」で勉強しましょう。

Part6:長文穴埋め問題(16問)
4つの選択肢(単語、句、文)から適切な一つを選ぶ穴埋め問題

Part7:1つの文書:29問程度 複数の文書:25問
印刷された文書を読み、設問の解答から最も適当なものを選ぶ

文章の1カタマリに対して設問数が2-5問あり段々問題数が増え、言わば難しくなるわけなのですが、ここが解けるようになるかどうかはラスボスです。クッパとかです。TOEICのラスボスです。けどそこ以外の点数を落としてるうちは上がりません。しかし、そんなことも言ってられません。全体的に点数を上げたいというのが人情なので。となると、最初の方の設問数が少ないシングルパッセージやダブルパッセージを落とさないことが大切になります。最初からトリプルパッセージを全部解き切ろうなんてのはおこがましいわけです。解ける問題を落とさない、くらいの心持ちで勝負しましょう。

ですので、勉強の仕方としてはシングルパッセージに最初に慣れていき、段々とダブルパッセージやトリプルパッセージの問題を演習していきましょう。

その時に大切なのは「時間を計ること」なので、ちゃんと計って練習しましょう。

▷タイムマネジメント例

僕が算出して、予定立てたタイムマネジメントの例とその時の注意点をご紹介したいと思います。

〇リスニング(Part3、Part4)

・設問を先読みする(directionが流れている間から問題の読みはじめまで)
・会話を聴きながら解答を確認
・マークシートは最後に全部塗る(会話終了したタイミング)
・3つの設問文が読まれている間次の問題の先読みをする
・迷ったら捨てて次の設問の先読みに時間を使う


〇リーディング

Part5

選択肢から読む
・平均20秒で解く

Part6

文選択問題最後に解く
・Part5と合わせて20分で解き、終わらなそうでもマークしてPart7へ行く

Part7

文挿入問題は「捨てる」
・シングル2問→1分~1分半(4~5セット)
・〃3問→2分(3~4セット)
・〃4問→2分(2~3セット)の計約25分
・ダブル 5問→6分(2セット)
・トリプル 5問→6分(3セット)
・ダブル、トリプル合わせて約30分で解く


▷勉強方法、解き方まとめ

リスニング、単語、文法、長文の4つにも分けてお話します。

〇リスニング全体について

リスニングというくらいなのでとにかく「聴く」ことが大事です。耳慣れが必要なので公式問題集と直前の技術を買えばCD3枚分はありますし、金のフレーズ系の本はアプリでリスニングが聴けたりします。リスニングに関しては調べればいくらでも聴けるものは出てきます。問題は「聴ける時間」を割けるかどうかになります。無意識的なタイミングにも流しておき、「あ、なんとなくこれ聴いたことあんな」というレベルになるまで聴きましょう。公式のなら「問う側の読み」も聴けるのでそこに慣れることも必要です。

僕の例で言えば、ゲームをしてる時やテレビを見てる時、掃除や料理をしてる時も永遠と流していました。(ゲームやテレビの音は小さくして)トイレやお風呂でも流してひたすら聴いていました。多分、リーディングの演習している時や人に迷惑がかかる時以外は基本的に流していたり、イヤホンで聴いていました。単語の勉強をしてる時はアプリのでその「フレーズ」や「センテンス」の所を永遠と聞きながら勉強してました。

聴いて書けるようになるする必要は無いし、メモはしてはいけないので(TOEICのルール)最初に問題を見れるPartもありますが、基本的に聴いているだけで理解しないといけないわけです。

しかし、「全部」わかる必要はないです。

こいつ何言ってんの?聴いてるだけで理解しろって言ったじゃん

という声が聞こえてきそうですが、待ってください。

「必要な所」が聴こえればいいんです。
どこが必要かは沢山聴いていると分かるようになりますが、基本的には「文頭」は聞かないといけません。疑問文なら疑問詞があり、何について疑問に思ってるかわかるからですね。他には主語が来たり、決まった言い方のとっかかりがそこで分かったりするので(Yes/Noとかね)聞き逃せません。

〇単語について

TOEICで必要な単語力というのは

「英単語を読んで意味がすぐ分かる」
「英単語を文の中で聴き分けられ、意味がすぐに分かる」という力です。

「日本語を英語にする」というプロセスは必要ないので、とにかく英語を読んで、聴いて意味が分かるかどうかが大事なので、
「英→日」の単語記憶しか必要ないわけなので、そこは効率的に行いましょう。

そして、反射的に分かるかどうか、「スピード感」も大切ですし

たとえば、「advertisement」と書いてあって
「うーん?」の時間がある時点ではまだ「分かる」という領域には入っていません。その時間は命取りです。あなたを殺しかねない時間なのです。(ちなみに広告という意味です)

そこは、演習量で補えますので、すぐ出てくるように頑張りましょ。

◆復習編

単語帳なら2周くらいして2回とも分からなかった単語は「相当」苦手と言える単語なのでそれを書き出します。(3周するなら3周しておくのもあり)そしてその横に意味を書いて1つ1つ1秒で意味が出てくるまで復習します。

後は、問題演習して分からなかった単語を、解説を見て分からなかった単語の意味を知り、ノートに書き出しておくのもオススメです。

↓僕の実際のそのノート↓

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見づらくて申し訳ないんですが、、、

このルーズリーフが最初はめちゃくちゃ沢山ありましたが、何回もやって覚えたのは削っていき、それでもまだ覚えられていない単語だけまた別のノートなどに書き出していきます。そうすると自分のより不得意な単語だけ残っていくはずです。

あくまで、僕の例に過ぎませんが、皆さんにあった方法があると思うので(iPhoneのメモ使いたい!とかアプリでやる!とかですね)それはやりながら見つけましょう。しょうがない事ですが、そこは個人差があるので。

ちなみに、書かれている数字は該当する「金のセンテンス」の番号です。

◆予習編

予習というか新単語を入れる方法は、「聴きながら、見て、読んで、書く」を一連の流れにしましょう。人間の記憶というのは寝る時にセーブされるのですが、できるだけ多くの「感覚」を使っておくと思い出す時にとっかかりが多くなり、思い出せるようになります。

昔の小学校からの帰り道のどっかの家のカレーの匂いとか覚えてません?
夕日とカラスの声とカレーの匂いと、、という風にいろいろな感覚が刺激されていたわけですね。

後は「回数」がセーブされるかどうかにも左右されます。

人間は1日にたくさんの事を見たり聞いたりしますが、1回だけのことだと夜に脳が「この記憶は使わねぇな」と言って「使わないフォルダ」にその記憶を振り分けてしまいます。けど九九とかそーいうら何回もやったやつは「なんでこの記憶何回も使わないフォルダに振り分けてんのに来んの?あ、必要な記憶ってことなのね」と脳が判断して「覚えとくフォルダ」に振り分けてくれます。これがさらに「短期記憶」「長期記憶」に分かれていて、やっとこさ使わないフォルダから短期記憶のフォルダの方に来た記憶もそのうち忘れてしまいます。けど、何回も「短期記憶フォルダ」に入れようとすると「この記憶これから先も使うってことか」と脳が判断して、「長期記憶フォルダ」に入れてくれます。

つまり、単語も「長期記憶フォルダ」に入れましょうという話です。なので、回数をこなして脳に「これは覚えなきゃあかん記憶だよ」って教えてあげるわけです。こっちのフォルダに入っても長い間使わないでいると「使わないフォルダ」に入れられてしまうのも注意です。

予習編と言いながら復習についての話になってはしまいましたが、それを分かった上で新しい単語を覚えるようにしましょう。

また、知らない単語が問題集などで出てきたら書き留めておくのがいいと言いましたが、2周、3周した時もわからなかった場合は絶対になにかノートにまとめましょう。もしくは、他の問題に出たり、TOEIC本番に出たりしたらそれは「頻出で大事」な単語ということも肌で感じられるでしょう。

そーいった単語に出会えたのは「チャンス」です。お得な単語を簡単に見つけられたわけなので、逃さないようにしっかり覚えましょ。


〇文法について

皆さんは中学、高校の英語の「文法」は好きでしたでしょうか。多分大好きだったという人は少ないのではないでしょうか。(僕は全く好きじゃなかったです)

けど、TOEICの文法は解けるようになると面白いんです。ある程度の範囲からしか出ませんし、満点を目指してる訳じゃないので、わかんなかったらどれか塗ればいいのです。そこでうーんうーんと言ってる暇なんかないので。

文法の基本は「丸暗記」です。こーいうときはこう、というケーススタディを丸々覚えちゃうのが1番早くて楽です。

「進行形がうんぬんかんぬん」
「完了形と過去完了形がうんぬんかんぬん」
なんてのはやらなくていいです。覚えましょう

なので、解けるようになれば点数たくさん取れるところなので好きになりますし、短い時間で得点が取れて得点効率もいい場所だとわかることが出来ます。

しかし、解けるようになるまでは時間対点数効率はそこまで良くないので、とりあえず全部マークして長文系に行きましょう。長文系は文の中に答えが絶対に存在しますが、文法にはありません。

「知ってる/知らない」だけです

例えば、次の問題は何秒で解けますか?

Part5の問題例
空欄に入れるものとして、適切なものを選べ
To maintain the coffeemaker properly, wipe it with a  (        )sponge after each use.
(A)moist(B)moistens(C)moistly(D)moisten


本番なら3秒で解きたいところです。

頭から読まず、空所の前後1.2語を見ればわかる問題なのです。

答えは(A)なのですが、空所の前が冠詞のa、後ろが名詞のspongeだから名詞を修飾する形容詞の(A)が適切、となります。

3秒で解けそうじゃないですか?

最初のコーヒーメーカーがなんちゃらなんてのは正解には不必要な情報だったわけです。

あとはこれが空所の前後だけで解ける問題なのかどうか、を見極められるかどうかなのですがそのへんは直前の技術を読みましょう。

タイムマネジメント命ですんで、ここにこだわれるかが点数に大きく影響します。


〇長文について

文法のところで言いましたが、長文の問題は「文の中に答えが絶対に存在」します。

TOEICの勝負は「Part7に時間を残しておけるかどうか」です。

直前の技術的に言えば「2番目に点数が上がりにくいセクション」です。

しかし、出てくる文書のタイプはある程度限られてくるのです。お店の広告、会社内のチャット画面、ツアーなどのお知らせ、Eメールの文面、新聞記事、料金表とその説明、ウェブサイト、などです。

ここで、TOEICの世界観について教えたいと思います。(すこし長文とは脱線します)

◆TOEICの世界に存在しないこと
戦争、犯罪、事故、災害、宗教、政党、暴言、悪口、左遷、降格、いじめ、パワハラ、セクハラ、不倫、離婚、自己破産、ギャンブル、金銭トラブル、悪意、妬み、嫌がらせ、葬式、酒、タバコ、ブラック企業、雰囲気の悪い職場、サービス残業、懲戒解雇、叱責、人間関係の悩み、仕事の愚痴、など
◆TOEICの世界にありがちなこと
飛行機、バスなどの遅れ、昇進、配送ミス、チャリティ・イベント、クーポンや無料券の大盤振る舞い、ホワイト企業、同僚のサポート、上司の理解、医者の自己都合によるアポの変更依頼、コピー機の紙詰まり、ありえないダブルブッキング(親族の結婚式とスポーツ観戦など)、在庫切れ、配管故障、カンパニーピクニック、仕事のケアレスミス(相手の名前を間違えて書類を作るなど)、求人の条件を1つ満たしていない応募書類、絶賛のレビュー、他人への感謝 など

こういうことを知ってるとTOEIC(特に長文)が解きやすくなるとおもいますので、覚えておきましょう。
TOEICはなんて良い世界なんでしょうか。

長文の勉強方法ですが、「解く」という方法しかないと思います。なので解きまくってやりましょう。
長文の構成要素として「文法」が挙げられますが、TOEICの長文に解説が必須なような「文法」はありませんし、そんな問題も出ません。「内容の理解」が問われるので、内容がしっかり理解できないといけませんが、その読み方には方法があります。

各種類の長文について読み方が直前の技術に載ってますが、「Eメールのシングルパッセージ」を例にあげて説明したいと思います。

〇「Eメールのシングルパッセージ」の解く手順

①問題文を読む

まず、Part7は「問題文」を読みます。Why~?When~?とかの方を先に読むわけです。そんで、「何が問われているか」を先に知った上で「長文」を読み始めます。(これ大事)

聞かれてない所は分からなくたって大丈夫なわけなので。この辺の感覚はこなしていくと自然にわかっていくと思います。

②「誰」から「誰」へのメールなのか確認

メールで大切なのは「誰」から「誰」へのメールなのかということです。業者からのメールなのか、上司からなのか、1番上と下のところに基本的には送信側と受信側の情報があるはずです。

③メールの概要を確認

添付ファイルは何なのか、いつ送られたものなのか、などなどを確認します。時間をかけてはいけないところなので、すばやく行きましょう。①~③までで30秒位だとちょうどいいと思われます。

④メールの本文を読む

本文を読み進めます。シングルパッセージのなかでも設問数にもよりますが、2問なら1分程度で解答し終わりたいところです。マークは1秒で。

だいたいこんな感じですが、ダブルパッセージやトリプルパッセージはまた変わってきます。

タイムマネジメント例のところを良ければ参考にしてください。

そして、最後にこの「勉強方法、解き方について」のセクション全体の話ですが、

僕がお伝えしているのはあくまで触りだけでもっとたくさん知らなければならないことや細かく言えば多くの解き方が必要になってきます。

その中で、わかりやすいものやどうしても伝えたいものをかいつまんでお話ししたので、さらなる必要な解き方は直前の技術等を参考にしてください。僕が話したことが全てではないということです。あくまで、氷山の一角であることをお忘れなきよう、といったところです。



▷まとめ


今回はTOEICの勉強法について書いてみました。


いつも僕の記事を読んでくださりありがとうございます! あなたのスキで僕は元気を貰ってます!