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コロナ禍3年間の軌跡

2023年3月12日

最近一気に暖かくなって、街の人出が増えてきましたねー。
観光客効果もあり、池袋も新宿も秋葉原も、とにかく人が多いです。
それに伴って、各店舗の売上は絶好調です!

今週にはマスク規制が撤廃され、やっと日本にも本格的に脱コロナの時代が到来しました。
感染が本格化した2020年3月からちょうど3年。
感染拡大と収束を繰り返しながら、時短や感染対策に翻弄された3年間でしたが、我々は生き残る事ができました。

ここまで踏ん張ってくれたFC店や従業員には本当に感謝しています。
今のたまごけんがあるのは、皆さんのおかげです。

今回は、この「コロナ禍3年間の軌跡」について書いてみます。
その時の対応や良かった点、反省点などを振り返ってみて、今後に生かしていければと思います。

私がコロナについて知った一番最初のタイミングは、タイにいた時でした。

2020年2月。私達が新事業タイ居酒屋視察のためタイに行っていた時、
「コロナウィルスというのが流行っているらしい。」
「もしかしたら、帰国制限がかかるかも。」
という話が出てきたのです。
幸い、私達は問題なく帰れましたが、その後日本でもタイでもコロナ感染が爆発的に増えて、3月中旬頃から本格的にお客様が減ってきました。

そして4月には、会社の売上高が昨年対比40%と半減する事態になってしまいました。
それまで600万円を売り上げていた東池袋店が、250万円ほどの売上に落ち込んだのです。

私も会社も初めての経験でしたが、とにかく「できることをやる」精神で色々やりました。

①資金繰り対策
コロナ緊急対策融資が発表された段階で、すぐに申し込みました。
結果すぐに融資が下りて、5月に公庫から3000万円、6月に信金から3000万円の資金調達をすることができました。
4月5月で、1000万円以上のキャッシュ(現預金)が喪失したので、融資が数ヶ月遅かったら資金が枯渇していたかもしれません。

税理士の助言もあり、すぐに借りる決断ができて本当に良かったです。
『経営者にとって最も重要な仕事』=お金を続けさせる事
有事の際には、潤沢なキャッシュを持っていることが何より大切です。
この時の資金調達のおかげで、コロナ禍を乗り切ることができました。

②店舗休業・閉鎖
4月の状況があまりにも酷かったため、5月は直営の秋葉原店と神保町店を休業としました。
唯一黒字化が見込めそうな東池袋店と、休業できなかったイオン新浦安店に人員を集めて、社員とアルバイトの大半に休業してもらいました。
この時は先が見通せない状況だったため、社員の時間数を制限したり、休業手当を全員に支給できなかったりと、従業員に対して手厚い保護ができなかったのは反省点です。
それでもほとんどのスタッフが残ってくれたのは、有り難かったですね。

店舗閉鎖に関しては、施設自体が休業となって再開の目処が立っていなかったイオンモール東久留米店を閉店する決断をしました。
半年分の空家賃と、スケルトン費用が発生してしまいましたが、それでも早く決断できたことは良かったと思っています。

イオンモール東久留米店

FC店もこのタイミングで、京成大久保店と河原町三条店が閉店となりました。

京成大久保店
河原町三条店

これによって、10店舗あったたまごけんは7店舗に縮小することになってしまいました。
だた、両店とも元々業績があまり良くなかったため、このタイミングでの決断は正しかったと思います。

逆に、イオン新浦安店とイオンモール柏店も同様に業績が良くなかったため、このタイミングで閉店を決断すればよかった、と今では思います。
結局その後1年近く営業しましたが、黒字化することはなく結果として赤字を増やすことになってしまったのは反省点です。

今後は撤退要件を明確にルール化することで、延々と赤字を垂れ流すことがないようにします。
具体的には、「8ヶ月以上営業赤字が続いたら撤退」というルールを設けることとしました。

続く。。

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