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心理学 スリーパー効果

心理学で言うスリーパー効果とは、最初にその情報を聞いたときには信じられないような情報源からのものであっても、時間が経つにつれて情報源の信頼の低さは忘れられて情報だけが記憶され、やがて信じてしまうことを意味します。

例として、ゴシップネタばかりを放送している番組からのニュースは、はじめて聞いたときは疑わしい内容でも連日何度も聞かされているうちに信じてしまうといったものがあります。

スリーパー効果を上手く応用すれば、たとえば企業が新商品を顧客に売り込む手段に使えます。1度目の売り込みでは興味を示さなかった顧客も、時間をおいて何度か説明を聞かされている間に営業マンへの嫌悪感が薄れて商品への購買意欲が高まって来ます。

選挙活動にも同様の現象が見られ、最初はうるさく感じていた選挙演説も数週間のうちに間隔をおいて聞いていると、投票日には候補者名とスローガンだけが記憶に残って投票する対象になることもあります。

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