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相談してがっかりしないために。HSS型HSPの「悩みの秘密」と「相談のポイント」

こんにちは。CHIHIROです。

栃木で
✔キャリアカウンセラー
✔ファッションコンサルタント
✔タップダンス講師
として活動しています!

わたしは
・社交的なのに一人が好き
・衝動的なのに慎重・臆病
・没頭するのに突然飽きる
・大雑把なのに神経質
・情に厚いのに超ドライ
こんな両極端さを併せ持つ「HSS型HSP」の気質を持っています。

このnoteでは、傍から見たら楽しそうだけど、心の中では葛藤しながら生きているHSS型HSPさんに向けて、

✔他人の目を気にせず素直でいるためには?
✔️自分のめんどくささを乗りこなすには?
✔飽き性・器用貧乏なんだけど、そうすればいい?
✔複業・スラッシュワークってどんな感じ?
✔️好き・得意を仕事にするには?

など【HSS型HSPが個性を生かしてマイペース・マイルールで生きるヒント】を書いていきます!

HSS型HSPさんが【自分が自分でいられる時間】をちょっとでも長く過ごしてもらえたらいいな、という願いを込めて綴っていきます✍︎✨

☾ ☾ ☾ 

この人なら…と思った相手に全然理解してもらえなかったりして、ひどく落ち込んだ経験はありませんか?
この人には理解してもらいたかったのに、と悲しい気持ちになったことはありませんか?
そんな経験があるがゆえに、相談する相手をものすごく慎重に選びませんか?

全部わたしの経験談です笑
こうなっちゃう原因、わたしの場合はやっぱり「HSS型HSP」の気質が関係しているのでは、と感じています。

どうして相談するとがっかりすることが多いのか?
どんな人に相談すれば傷つかずに済むのか?

今回はHSS型HSPの「悩みの秘密」と「相談の秘訣」について考えてみました。参考になれば嬉しいです✨

☾ ☾ ☾ 



Ⅰ|相談するとがっかりする。その秘密は「共感」にあり?


まずは「なんで相談するとがっかりすることが多いんだろう?」について。経験を遡っていくと、HSS型HSPの悩みは「共感」と深い関わりがあるのではないかと思われました。

1.悩みが二重構造で「共感」されづらい

HSS型HSP気質の人が、悩みに共感されづらい理由のひとつ目は「悩みの特徴」にあると思っています。
それは「悩みの構造が複雑」「贅沢に聞こえがち」で共感されづらいという点。

わたしの経験をちょこっとシェアしますね😂

高校の時、進路選択で迷っていた時のこと。
わたしはいかにも器用貧乏なHSS型HSPらしく、科目の好き嫌いや得意不得意にあまり差がありませんでした。

「英語が得意。だから外語大に行って、将来は海外と関われる仕事に就きたい!」
「物理が得意。特に熱力学に興味がある。大学でもその勉強をしたいな」
「裁縫が得意。他にも、手先を使ったものづくりが好き。家政大にいって技術や知識を身につけたい」

こんなふうに、自分の「得意」を見つけて、それを道標に進路を選択している友人たち。
「わたしはどうしようかなあ……」
ふいにポロっと漏らしたとき、友人の1人からこんな言葉が返ってきました。
「あなたは何だって選べるじゃん!羨ましいよ」
わたしは友人の言葉にギクリとしました。もちろん友人は励ましてくれたのです。でもどうしても「羨ましい」という言葉が胸に引っかかってしまいました

小学生の頃から器用貧乏だったわたしは、たびたび「ほんと、何でもできるね~」と言われ、時に嫉妬や反感を買うことがありました。そのため「何でもできる自分」は「隠さないといけない」と強く思っていました。

友人の言うとおり、わたしは「どれを選んだってOK」だったのかもしれません。ただわたしは「どうやって選べばいいのか」が分からなかった。「選び方」を誰かに相談したかったのです。けれど自分の悩みが「羨ましい」ものなのだと思うと、誰かに打ち明けるのが憚られました。

進路選択の悩みも、「贅沢~」と取り合ってもらえないんじゃないか、嫌味に思われるんじゃないかと怖かったので、結局ろくに相談をしませんでした。

☾ 

HSS型HSP気質の人の悩みは「贅沢に見えがち」なものが多い気がします。

例えば
✔色々できることはあるけど、どれも中途半端
✔たくさんのことに気が付きすぎて疲れる
✔皆と過ごすのも割と得意だけど定期的に一人にならないとムリ
などなど。

贅沢に見えがちなのは、悩みが「できるんだけど、できない」という二重構造になっているからだと思います。「できるならいいじゃん!」と思われてしまうんですね。。笑

しかし当人は至って真剣に悩んでいます。
どうすべきかを決める基準が分からない、できるかもしれないけど疲れる・好きなわけじゃない。結局、自分が何がしたいのか、自分に何ができるのか、わからない。
でも、この悩みを受け取ってもらえない予感しかしない。実際、受け取ってもらえなかった過去がある……。

自分の悩みは共感されづらい。
HSS型HSP気質の方、そう感じること、多くないですか?


2.相手には自分ほどの「共感」力はないかもしれない

どんな資質にも強弱・高低があるように、「共感性」にも当然、程度の差があります。

クリフトンストレングス(旧ストレングスファインダー)にも「強み」の一つに連ねられていることからも分かりますね。ランキング化されるということは、明確に高低が存在する性質である、と言えるでしょう。

そして「高い共感性=”Emotional reactivity and high empathy”」はHSPの4つの特徴の一つでもあります。HSS型HSP気質の人も必然、共感性が高い傾向にあるはずです(因みに、わたしのストレングスは1位共感性、2位内省です……HSP感強笑)。

強みって「自分では当たり前にできてしまうから美点だと気づかない」とよく言われます。つまりHSPの人は、その高い共感力を「当たり前」の能力だと思っている場合があるということです。

共感とは例えば「誰かが困っていたり悩んだりしていたら、その状況や心境が自分のことのように感じられる」のような状態。これ、この記事を読んでくださっているHSP気質なあなたのように「当然のようにできる」人ばかりではないのです。。

相談した相手がパートナーや友人などの大切な人だったとしても、相手が深く共感してくれるとは限りません。むしろ、感じていないと思った方がいいかも……。
HSP気質の人は「自分が相談に乗ったときと同じくらい相手が共感してくれる」と無意識に期待している可能性があります。相談するとがっかりすることが多いのは「相手に共感を求めすぎている」からかもしれません。

(気を付けたいのは、共感や理解を得られなかったからと言って、その人があなたを嫌いなわけではないということ。パートナーや友人は「共に成長しよう」と思い合っていることが大切だと思っています!)


3.「共感」されたいけど、されたくない

共感してもらいたいクセに、共感してもらえるだけの情報を提供するのを渋る。みなさんは、そんな天邪鬼な厄介者(笑)じゃないですか?わたしはそうです👹

HSS型HSP気質の人は普段から、自分の社交性の低さや疲労しやすさ、激しい感情や衝動性などを隠していると言われています。わたしも何となく、ことあるごとに本心を隠す、謎の鍛錬を積んでいる感覚があります笑

なので、いきなり「本音を話してもいいですよ」と言われてもできません(話そうとすると泣いてしまうことが多いです)。

また、ここまで書いてきたように「心を開いたけど分かってもらえなかった」経験がたくさんあるので、「本音話したら、ホントに受け止めてくれんの?」と警戒してしまいます。本当に信用できると感じた人にしか、心の内を見せない、と固く誓っています。

共感されたいのに、されたくない。つまり、心を開くのがヘタクソ😂
これでは、相談された側が困ってしまうだろうなと想像できます……。当然、相談は良い形で成立しません。これが、相談するとがっかりする3つ目の理由ではないでしょうか。

Ⅱ|相談する相手は「共感力」のある人にする


なかなか共感を得づらい「二重構造」の悩みをもつ一方で、一般的なレベルよりも共感を求めてしまいがち。しかも無駄に心の壁が厚い笑

そんなHSS型HSP気質の人が、相談する人を選ぶときに気を付けるのはズバリ「共感力が高いかどうか」ではないでしょうか。

当たり前っちゃ当たり前。ですが、HSS型HSP気質の人が、特に自分の気質由来の悩み=自分の本質にかかわる悩みを打ち明ける相手は、何をおいても「共感性」を大事にすべきだと思います。

例えば同じHSPの気質をもつ人とか。
二重構造の悩みを体感として分かってくれるという意味では、HSS型HSP気質の人がより心を開きやすいかもしれません。

でもここで問題が……。HSS型HSPは仲間に出会いづらいのです。
HSS型HSP気質の人は、場の空気を読んで本音を隠し、明るい人間に擬態し、困っていても大体自分で解決できるような顔をします。
そういう鍛錬を日々積んでいるため、相手が同じ人種であるかどうかがわかりません。分かったとしても、声をかけることをためらいます。

結果、共感してくれる人、見つからない。。ではどうすればよいか?
わたしは潔く、傾聴スキルのある相談のプロにお願いするのが良いと思っています。

傾聴は、カウンセリングやコーチングで最も大切なスキルの一つとされています。

カウンセリング理論界のドン・心理学者カール・ロジャーズは、傾聴には3つのポイントがあると言っています。それは、①共感的理解、②受容的態度、③自己一致
わたしはこれを「相手の悩みを無条件に受け止め、共感・理解し、疑うことなく真摯に向き合うこと」と理解しています。

悩みを話したとき「それ、本当に悩みなの?嫌味じゃなくて?」ではなく「そうなんだ、大変なんだね」と真正面から受け止めてもらえる。そして「なぜ悩むのか理解できます。一緒に考えましょう」と言ってもらえる。

これ、まさに「共感してもらえないHSS型HSP」が求めていることですよね。というか、HSS型HSPか否かに関わらず、相談するならこういう人にしたいです。

でも傾聴スキルは、普通に生きていたら磨く機会はなかなかありません。少なくともわたしは、キャリアコンサルタント養成講座を受けるまで実践したことはありませんでした。そして、傾聴にはそれこそ大変な「鍛錬」が必要であることを実感しました。

HSP気質をもつ人が、「共感」は誰にでもできると思いつつも実際にはそうではないように、「心をけて人の話をく」ことは簡単に思えて実はとても難しいことなのです。

だから余計に、HSS型HSP的「二重構造」のめんどくさい悩みを傾聴してくれる人を身近で求めるのは難しいな、と感じます。見つからなくてむしろ当然なのではないか、と。

というわけで、HSS型HSP気質の方は潔く「傾聴スキルを磨いた相談のプロ」に相談した方が良いのかな、と個人的には思っています。

それと。。。これだけは伝えなければいけません。
これまでわたしの悩みに聴いてくれたみなさまには、心から感謝しなければなりません。めんどくさいわたしに向き合ってくれてありがとうございます!😭

☾ ☾ ☾ 

この流れでこのお知らせ、めちゃくちゃやりづらいんですが……笑

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