希死念慮と戦う
『希死念慮』という言葉を知ったのは、産後のメンタル不調で突然「死にたい」と思って、検索したことが始まりでした。
産後の不調は母になったほとんどの人が経験すると言われていますが、私もその一人になろうとは。
引き金になる要因はいくらでもあるのだろうけれど、「産後うつ一歩手前」とメンタルクリニックで診断され、今現在も投薬で様子を見ています。
明確な「鬱」ではないにしても、投薬しなければ苦しかったのがちょうど息子1歳くらい。
クリニックに通う前、激務で土日もどちらか出勤な夫に呪いのように恨み言を吐いては険悪になり、息子と共に家出の真似事もしました。
それと同時に、死んでしまいたいという気持ちがふつふつと湧くようになっていたのです。
やがて、イヤイヤ期にさしかかった息子に(道理がわかる歳ではありませんよね…)、金切り声で怒鳴りつけ、何もかも無気力になってしまったところで、「このままではいけない」と私のためではなく、息子のためにクリニック予約を決心しました。
最初は、私は何かの障害で脳の影響が何かあるかもしれないと思って診断をお願いしました。
というのは、鬱というには当てはまらないことも多かったから。
けれど、結果的に、「鬱の一歩手前」というところに落ち着きました。
障害ではなく、産後の不調の一つ云々。
とりあえず、投薬で気分の落ち着きをはかるという治療へ。
漢方とレクサプロ半錠でスタートしました。
劇的に気分が良くなった、という感じはしないものの(最初、副作用で吐き気と怠さがあった)、死にたくなる気持ちとどうしようもなくイライラしてしまうことが少なくなってきたように感じる。
それでも、生理前になると精神がグラグラしてしまう日はありつつ、飲まないよりはけっこう良くなったように思います。
それから2年過ぎ、現在は毎日飲んでいた薬も1日おきに服用。漢方は毎日。
次の通院でレクサプロの投薬をストップするかな、というところみたいです。
希死念慮は、まだある。
けれど、息子の存在がどうでも良くなるほど理性がないわけではない…(という話はまた今度)。
結局、私の精神の安定は夫の存在が大きすぎるのが良くない。
私は夫が大好きすぎるんですけれど、長くなるのでここら辺はまた時間がある時に。
産後のメンタル不調には、身近なところでも「私もクリニック行ってるー」と聞いたり、割とみんなあるあるみたいですね…
投薬=異常みたいに思った頃もありましたが、なかったら私は、息子はどうなっていたかわからないので、結果、良かったのだと思います。
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