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ヒントは幼少期に

生き直す!と決め、考え方をグルンと変えることができるかといえば、
長い間に習慣化されたモノの考え方や思い込みはそんなに急には変えられるものではありませんよね。

私は自分と違う生き方や考え方をする人の前に立つとすくんでしまうのです。私の一見、明るく人懐こくて誰とでもフレンドリーになれそうな印象とは真逆です。
言葉を発することをやめ、腹の中におさめてしまうクセがありました。
友人、知人だけでなく、家族に対しても。

言いたいこと、不平不満、価値観の相違
全て飲み込んでいました。
特に2019年からの2年間は飲み込んだ言葉が腐敗して腹の中でさらに腐敗が進み、私の皮膚や毛穴から悪臭を放っていたと思います。
それでも、やっとの思いで、しかもLINEで、
「すみません。主婦を退職させてください。」と言いました。
返信はありませんでしたが。。。

それについては、またいつか。

さて、生き直すと決めたものの、
私は何をしたかったんだろう。やらずに後悔するものってなんだろう?
そんなことを考えていた時、ある方から
「あなたが思い出せる一番古い記憶の中にヒントがありますよ。」と言われました。
はて…と、考えてみたところ、
幼稚園のお昼寝の時間が目の前に浮かびました。
私はお昼寝が苦手で、一度もぐっすり寝た記憶がありません。先生が巡回に来ると寝息をわざと大きくたてて、狸寝入りをしていましたが、お昼寝の時間が苦痛でたまりませんでした。
その後のおやつとお遊戯の時間が待ち遠しかったです。

は!
思い出した。
お遊戯会。私は三人の真ん中で踊る練習をしていました。ところが、お遊戯会の当日一人が欠席してしまったのです。
その時私は燃えたんですね。
やった。お客様の目が私に注がれる確率が上がったぞ。
もちろん、幼稚園児ですからそんな複雑な思考ではなかったのですが、とにかく張り切り度が半端なく上がったことを覚えています。
この頃から私は人前で歌ったり踊ったりすることが大好きだったんですね。
しかし、表現することが私の原点?
そうした自覚を持ったことはありませんでした。

その後の足取りをたどっていくと、
すっかり忘れていた小中学校時代を思い出したのです。
当時、私が通っていた小学校では5年生が卒業生のために劇を発表するという校内行事がありました。いや、もしかすると、当時の担任独自の発案だったのかもしれません。
いつも不機嫌そうな顔でメガネの奥からジロリと生徒を見る女性担任でしたから、好きではありませんでしたし、私も好かれていないなという自覚がありました。
ですから卒業生を祝う会での劇の主役に選ばれた時も不思議でしかありませんでした。それっきり記憶は遠いものになっていたんです。

そこからまた思い出しました。
劇といえば中学三年の秋、文化祭でのこと。

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