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【vol.42】恋人と別れた話

最愛の恋人と別れた。
この記事を書いているのは振られたてホヤホヤの今である。この後悔を忘れないように。

数ヶ月前にこんな記事を書いていた。
別れた理由はこの記事に書いていたような不安が現実になり彼女を苦しめてしまっていたから。彼女の私生活の余裕がなくなり私に愛を向けることができなくなった、と。

実は一ヶ月前に距離を置くことになり、会っていなかった。
なんとなく、こうなることは予想出来ていたし覚悟もある程度決まっていた。が、涙は馬鹿みたいに流れ出るし胸にぽっかり穴が空いたような痛みもある。全然出来ていなかったね覚悟。

もっともっと、大切にしてあげられていたら違っただろうな、と出遅れた想いがタチの悪い渦を巻く。

「一緒に行きたいね」と話していた場所にはほとんどいけなかった。それも思い返せば私の引っ越しや転職で金銭的余裕がなかったから。

出来なかったことを悔いるのは寂しくなるから出来たことも話しておこう。

彼女の誕生日には香川県に旅行にいって初めてみる景色をふたりで感じて、初めて本場のおうどんも食べられた。
ぶらりと入ったペッパーランチもロイヤルホストも私にとってはじめてだった。
一緒に料理をしたり彼女の手料理を食べたりたまには私がご飯を作ったり。半同棲みたいな日々もあったなぁ。
ぶつかって喧嘩になることもたくさんあった。けどそれ以上に笑い合っていた日々の幸福は大きく、かけがえのない宝物になっていた。

と〜〜〜〜〜〜〜〜〜っても幸せだった!!

彼女は「何もしてあげられなくてごめんね」なんて言っていたけど、私にとっては全てが幸せに思える大切な日々だった。ずっとずっと続くと思っていた日々だが、永遠なんてないのだ。再認識。

永遠がない以上、限りある今を死ぬ気で生きるしかないのだ。こんなにも辛いのに過去のように死にたいと思わないのはきっと彼女が私の心に光のカケラを残していってくれたからだろう。

間違いなく貴女は私の太陽だった。

運命がまた2人を結びつけてくれたらなんてことを夢に見るけど現実はそう上手くはいかない。
命の火も都合よく消えてくれはしない。
私は生きてこの灯火を残していくしかないのだ。
次は私が誰かの光になれるように。

今まで愛してくれて、本当にありがとう。

今世でまたふたりで幸せになろう。
無理ならせめて、幸せになってね。

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