見出し画像

味より思い出!料理をつくろう - 『問いごよみ』に答えました

こんにちは、ミサコです。

普段は料理好きのパートナーに任せきりで食べる専門の私が、「料理をつくろう」の問いごよみに答えてみました。

ほとんど料理をしない私にとって、料理は味より思い出なのかもしれません。食べ物について思いを馳せるとき、味の記憶はすぐに通り過ぎて、次々浮かんでくるのは母や家族の愛や楽しかったひととき、苦しかった日々の思い出。ドロヘドロのギョーザがあんなに美味しそうなのも、ハードな設定の中、食べてる時はみんな楽しく幸せそうだからだったり。将太の寿司も美味しんぼも、料理の知識はもちろん、その料理にまつわる熱い想いや人情話が良いのですよね。

私は料理の腕に自信がないので、料理をすること、ましてや自分が作った料理を人に食べてもらうことが好きではありません。だからいざ気合を入れて作り始めても、少しでも失敗するとイライラしたり落ちこんだりしてしまいます。でも、料理は思い出作りと捉え直して、失敗も笑いに変えて楽しんでしまえばいいのですよね。私は料理に限らず、失敗したくないという感情が多くの幸せのチャンスを壊していると感じているので、その感情をプラスにするためにも、料理から始めてみよう。旬の食材に幸せパワーをもらえばきっと百人力!

いつも美味しい料理を作ってくれるあの人への感謝を込めて。

ー 料理をつくろう ー

9月21日 食や料理を楽しませてくれる、お気に入りの本や映画、音楽は何ですか。

ドロヘドロにハマっているのだけど、ニカイドウの大葉ギョーザはもちろん、登場人物の作る料理が全部美味しそうで読んでいるとハラガヘル。作者の料理好きが伺えて嬉しくなる。

将太の寿司と美味しんぼは料理の知恵がつくのでありがたい。この前将太の寿司で読んだ通りに包丁を使ったら苦手だった皮むきがいきなり上手くなってびっくりした。意識の仕方ひとつで劇的に上達することってけっこう多いのだろうな。

9月22日 あなたの記憶に残る「食卓の風景」を教えてください。

子どもの頃、おばあちゃんちで親戚家族と馴染みの蕎麦屋さんから出前を取ってわいわいお昼を食べていたのが懐かしい。食後は、たくさんの湯呑みに、濃さが同じになるように少しずつお茶を回し入れていく。あるとき盛大にお茶をこぼしておじさんに大きな声で怒られたなあ。わたしはいつも盛りそばかカレーうどんを食べていた。たぬきそばの存在の意味がわからなかった。大人になって美味しさを知った。

9月23日 10年後の食卓は、どのようになっていると思いますか。

自分の庭の畑で育てた野菜を食べてたい。ホログラム?で遠く離れた家族や友人とも隣にいるようにご飯を食べることができているかな。

9月24日 料理力とは何でしょうか。

愛。

9月25日 あなたにとって料理をする意味は何ですか。

(理想)なるべく美味しいものを生み出すことで自分と相手を喜ばせること。(現実)日々料理を作ることの大変さや食品企業の凄さを思い知り、作ってくれている人への感謝の気持ちを再確認すること。

9月26日 料理上手なあの人の、どんな所を自分に取り入れられますか。

食べる相手に喜んでもらいたいという気持ち。

9月27日 自分をご機嫌にする一品はありますか。

カレーうどん。

9月28日 料理をすることへの思い込みがあるとしたら、何でしょうか。

面倒。たまに作って上手くできると楽しいんだけど。失敗してはいけない、という思い込みが邪魔してるかも。

9月29日 もしもう一度食べられるとしたら、いつ、どこの、誰の料理をたべたいですか。

母の手料理が食べたい。今でも帰ると作ってくれるのはけんちん汁、にんじんとごぼうのきんぴら、海苔を敷いた牛丼。最後の記憶はうん十年前の、薄い衣のヒレカツとコロッケ、麺にバターを絡めたミートソーススパゲッティ。おばあちゃんが漬けたかずのこ。父の酢醤油ゴルゴンゾーラスパゲッティ(←意味わからんと思うけどめちゃくちゃ美味しい)。

ロンドンで食べたボッタルガパスタ。麺にも魚介の出汁が染み込んで、カラスミの旨味が爆発してた。2回目に友達連れてったときはシェフが喧嘩してて全然美味しくなくて泣いた。

プラハで食べたカマンベールチーズのオイル漬け。チェコの黒ビールの爽やかなコクと合うんだこれが。クウゥ。市販のカマンベールで真似したけど、チーズが違うのかあの味と食感にならなかった。

画像1

ここ一年以上、肉・乳製品は食べておらず、このひと月は完全菜食なので、ここで出てきた料理のほとんどはもう食べることはないかもしれない。菜食は環境負荷を少しでも減らしたいという気持ちで始めたけど、やっぱり好きだったあの味を思い出すと恋しくなる。でも、いざ目の前に出されたらどうだろう。あの頃と同じように美味しく感じるだろうか。地球の恵み、いのちの尊さ、食の文化、生態系。あの頃よりもっと深く大きい感謝が湧いてくるだろうことは間違いない。

9月30日 秋を楽しむ料理を一品つくってみませんか。

今の時期はなんだろう。新ニンニクが出回っているので、それを皮ごと丸焼きにして、ホクホクに仕上がったところに醤油やスモーク塩などをかけて食べたいなあ。そら豆、スナップエンドウとかの青豆類、山菜も食べたいなあ。あとこの前ほうれん草買ったら甘みが強くて美味しかったのでおひたしにしてモリモリ食べたい。もうすぐコールラビが旬の季節。オランダに来て初めて食べた野菜の一つだけど、キャベツ味のカブみたいな感じで歯応えもよくサラダにするとすごく美味しい!うーん、旬のものってほんとテンションあがる。

画像2

---

いかがでしたか?よかったらあなたの好きな問いを選んで、コメント欄に答えを書いたり、ハッシュタグ #問いごよみ  をつけて記事を書いたりしてみてくださいね。

また、これまでの『問いごよみ』はマガジンにまとめてあります。ぜひお好きなテーマを見つけて答えてみてください。

文・写真:ミサコ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?