【映画感想】人数の町

社会派ミステリ？邦画。
２０２０年公開で、まさに時世を切り取ったアイロニー強めのSFディストピア設定がとても良い。セットの変なチープさも、一周回ってリアル面白い。
キャラ設定も見た目以上に薄味で、世界観が際立つ組み立てで私は好印象。

が、設定が良かっただけに、ストーリー展開が残念…。なにはともあれ、ラブはいらなかったんじゃないかなぁ。展開も強引だし。だったら、もっとキャラ濃い目でないとひっぱれない気が。
最後のどんでん返し的ドヤ顔ラストも邦画にありがちパターンで、まぁそうかもね、という感じでビックリ感薄し。

監督デビューのオリジナル脚本らしいけど、小説にしたらもっといい感じだったかもなぁという惜しい印象の作品。

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