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【映画感想】ある男

安藤サクラのサムネに惹かれて視聴。

監督の手癖なのか時代なのか…におわせ演出が多すぎて冗長な印象が残念。
キャストはめっちゃいいですよ。豪華なメインキャストはもちろん、男性陣の脇役配役最高だし(ベストオブ嫌味な真顔の眞島秀和・二次元キャラ的なビジュアルと佇まいがただものではない小藪千豊・不穏感あるいい人が似合いすぎるきたろう・ベストオブ嫌な義父のモロ師岡)、レディースコミックっぽい脇役女性陣も雰囲気いいし(目の死んでいる真木よう子…)。ね。
におわせは、最初と最後のマグリットのシュールレアリスム絵画だけにしてほしかったなぁ~あれはカッコイイ。

差別や偏見という社会派テーマと人間の闇をミステリサスペンス仕立てたもののどこか既視感と真面目感が目についてエンタメとして乗り切れない…真面目だからヒューマンドラマに寄っちゃうんだね。
柄本明がオカルト系怪演をするならもっとディストピアっぽいエンタメ度を上げても良かったんではないかな…。

ドラマ的といえばありですが、ミステリサスペンス枠としては火サス的な豪華邦画でした。

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