【映画感想】クリムゾン・ピーク

２０１５年のギレルモ・デル・トロ監督作品。

１９世紀初頭を舞台にしたリアルゴシックなビジュアルがキラキラダークで麗しく素晴らしい。
キャストのビジュアルもベタな感じで◎。衣装も最高。寝巻までヒラヒラ…かわいい…。
お屋敷も映画的ビジュアル100点で、さすがのデル・トロ建築。屋根に穴空いてて枯葉積もる玄関ホールとか…毒入りシチューしか出てこなそうな台所とかさ…

ジャンルで言うと、ゴシックホラーとかに分類されそうですが、びっくり系ホラー要素は重要ではない（個人的見解）なので、ゴシックスリラー？ゴシックサスペンス？

個人的には、ゴシック衣装のバイオハザードかもしれない。
クリムゾンな地中に、絶対危ないエレベーターに乗って探検し放題のお屋敷、お着替えできる主人公、ヒントをくれる怖いモブ…ゲーム映えしすぎでしょう。
でもって、「え？フラグ立てまくりやん」なグイグイいっちゃうストーリー進行。アイテム入手！ここを調べてイベント起こして次に進む！攻撃アクションに切り替え！ボタン連打！でフラグ全回収で雑なハッピーエンドって…ゲームすぎる。分かる人には分かる話をすると「クロックタワー」が一番近そう。無理しないと解決しない昭和ファミコンホラゲ（笑）バッドエンドの分岐もあるやつ（笑）

ストーリーはメロドラマ感強く、パターンはドロドロ火曜サスペンス方面でこちらも古典的。

ゴシックルックブック&ルームツアーとしても、ハラハラサスペンスとしても、アクションファミコンゲーム実況としても、メロドラマとしても、楽しみどころ満載の良作です。

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