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金継ぎ

金継ぎ(2015年)

陶器はどうしても、割れたり欠けたりすることがある。
たいていは落としてしまったり、ぶつけてしまったりした時で、思いがけず、割れずに耐えてくれることもあるけれど、やっぱり割れたり欠けたりしてしまうことの方が多い。

思い入れのある陶器ほど大切に取っておきたい反面、思い入れのある陶器ほど毎日使いたい。そして、割れてしまった思い入れのある陶器は、割れていても捨てられない。

たまたま読んだ金継ぎの記事に、割れたまま置いてある陶器を思い出し「これだ!」と、早速材料を揃えました。

金継ぎをしたのは、大学の頃、陶芸で自作したカレー皿と、同じく大学の頃に、日本一周の旅の際に買った(旅の間ずっとリュックの底に大事に入れて持って帰ってきた)仙台の花笠こけし弁当の器。

記事には分かりやすく手順が載っていて、あまり迷うことなく作業を進めることができました。

紹介されていたのは「新うるし」を使った
リメイク感覚の金継ぎ
金継ぎをした跡は、「景色」と呼ぶのだそう。
こけしは派手に割れてしまっていたので、たくさんの景色が入りました。
正面の様子

こけしは、金継ぎをした数年後、また落としてしまったので、継ぎ合わせただけで景色の入っていないところが…

noteを書いて久しぶりに金継ぎを思い出したので、また近々、こけしに手を入れたいと思っています。

こけしは、キッチンのピンチ入れに。お皿は玄関の鍵置きとして活躍中。


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