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ally(アライ)になるには

どうも、こうがです!

元女子で現在一児の父である僕については、こちらの記事からどうぞ。


僕が学生の頃、LGBTQについての情報はほとんど収集することができませんでした。現在では、もちろんインターネットの普及もありますが、当事者やally(アライ)の方の活動によっても情報が多く出されています。

そんな中で僕は、『ally(アライ)人口爆上げ計画』を企てています。
思いっきり真面目に、思いっきり楽しんで、思いっきり爆上げしたいと思っています。

さて、今日はタイトルの通り、ally(アライ)になるには?というお話です。

(この記事は2383字です。約6分くらいで読めます。)



結論、ally(アライ)はだれでも、いつからでも、なることができます。
だれでも、というのは文字通り、LGBTQ当事者でも、非当事者でも、です。

なにかアクションを起こさなければally(アライ)とは言えないのではないか、と勘違いされることがありますが、ally(アライ)とは、あくまで姿勢の問題だと僕は捉えています。

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アライは自己申告?

極端ですが、許可や資格が必要なものではないため、『私はally(アライ)です。』という自己申告した時点からally(アライ)と言えます。しかし、どんな姿勢がally(アライ)には必要なのでしょうか。

以下で見ていきましょう。



そもそもally(アライ)とは


ally(アライ)について調べると、

ally(アライ)とは「味方」を意味する単語で、そこから転じて「LGBTを理解・支援する人」を指す

とあります。

理解とはいえ、LGBTQ+についての情報や知識すべてを網羅しなければally(アライ)になれないわけではありません。

僕自身、自分のこと以外の多様性についてはまだまだ勉強中ですし、同じトランスジェンダーであっても、同一ではありませんので、まさに多様であると感じます。


まず、ざっくりとした概念から説明すると、


『男女二択論では言い表せないほど、セクシュアルはグラデーション的に存在する。』という理解から始めてみましょう。

まだよく分からないですよね。大丈夫です、順を追っていきます。


グラデーション的なセクシュアルとは


僕自身を例に出しますね。

『僕はトランスジェンダー男性です。女性として生まれましたが、今は戸籍も男性に変更して男性として生きています。』

このように話すと、男性(になったの)だから恋愛対象は女性なんだね、と言われます。

この理解は当たり前っぽいのですが、実はそうじゃない。
トランスジェンダー男性だからといって、恋愛対象が女性であるとは限らないのです。

トランスジェンダー男性(混乱する方のために以降、元女性と表記しますね)が、ゲイであってもなんら不思議ではないのです。むしろ、自由。恋愛しないのも、自由。

僕の恋愛対象は女性ですが、僕の友人のトランスジェンダー男性(元女性)は、バイセクシャルで、男性も女性も恋愛対象です。

このように、こうだからこう、みたいに決めつけるのではなく、一人一人の在り方に向き合う、ということがally(アライ)の姿勢だと考えています。

また、男性または女性のどちらでもない、または決めたくない、と感じる方もいます。ノンバイナリー、クィアと呼称しますが、それすらもカテゴライズされたくないという方もいます。

(宇多田ヒカルさんがノンバイナリーだと告白されたのも記憶に新しいですね)

赤、青、ではなくグラデーションのように様々なセクシュアルがある、そのように理解してみてください。


誰かのためのally(アライ)


あなたの家族や、知人や、未来の親友が、LGBTQ+の当事者かもしれません。もしくは、会社の同僚が、明日も自分を隠して生きているかもしれません。

ally(アライ)である私たちは、いつかの誰かが悩みを打ち明けてきた時、不安な気持ちを知った時に、寄り添える存在になれたら良いと考えています。


言葉を変えてみる


僕の母について少し触れますが、僕の幼少期を知っている親友達から『お嬢さん』と今でも呼ばれている場合は、あえて触れないそうです。
しかし、新たに出会った仕事仲間や人間関係では、『息子』と伝えているそうです。
これが、『お嬢さん』ではなく『お子さん』と会話内で呼ばれていたら、もっと良いなと思っています。

もちろん、僕個人の話ではなく、いろんなシーンで言葉を変えていくことも、ally(アライ)としてできることです。

お嬢さん、息子さんではなく、お子さん。
彼氏、彼女ではなく、パートナー。
男だから、女だから、ではなく。
女の子らしくおしとやかに、ではなくて良いのです。
男の子らしく車が好き、じゃなくて、おままごとが好きでも良いのです。


ally(アライ)消滅?


最初に書いたように、いま僕は『ally(アライ)人口爆上げ計画』を企てているわけですが、最終的には、ally(アライ)が消滅することを目標としています。

ally(アライ)なんて言葉があったのか。
今じゃそんな考えなんて当たり前じゃないか。
昔は、男、女だから〜なんて決めつけていたのか。

となって欲しいからです。自分らしくあることが当たり前、の世界にしていきたいし、そのためにできることを進めていきたいです。
でも今は、ally(アライ)であることを見える化することが段階として大事だと考えています。


ally人口を爆上げしたら、この計画は完了です。
(勿論、様々な考えや意見があることが前提ですよ。)

今日はこのへんで!

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ここまで読んで下さってありがとうございました。


では、次の記事で会いましょう!

allyという生き方を選択した学生たいせいの記事はこちらから。

我々、『ally人口爆上げ計画』のカナダ支部長です。笑


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