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A/Bテストツール"Googleオプティマイズ"とは?オススメの6つの理由

サイトを作っていると、AとBどちらの案が良いのだろう、と迷ってしまうときがありますよね。
「A/Bテストをやろう!」と思っても、たくさんのツールがあり迷ってしまうかと思いますが、ツール選びに時間がかかってしまったら"無料"で始められる"Googleオプティマイズ"から試してみてはいかがでしょうか?

今回はGoogleオプティマイズ(無料版)でどんなことができるのかご紹介します。
(2020年5月時点)


Googleオプティマイズ基本情報

テストタイプは3つ
A/Bテスト、多変量テスト、リダイレクトテストの3つのテストができます。
テストタイプの詳細は次の章で説明します。

同時にテストできるのは5ページまで
欲張ってテストしない限りは特に不便を感じないレベルです。

目標設定は最大3つまで
Googleオプティマイズ(以下、GO)のデフォルトである「システム目標」、アナリティクスで設定した「アナリティクスの目標」、GOでカスタムする「カスタム目標」を最大3つ(メインの目標と副目標2つ)まで設定できます。

目標設定の詳細はこちら
https://support.google.com/optimize/answer/7018998?hl=ja

ユーザーリストが使えない
無料版のデメリットでもあるのですが、有料版で使用可能なアナリティクスで設定したユーザーリストは、無料版だと使用できません。
残念ではありますが、基本的なテストをするには問題ありません。


使用できる3つのテストタイプ

各テストにもある程度制限があるので、テスト案作成時の参考にしてください。

A/Bテスト

abテスト

追加できるテストパターンは7つ、オリジナルと合わせ8パターンが最大です。
流入数にもよるのですが、パターンがありすぎると優位性がつきにくいので、8パターン比較できれば十分かと思います。

パターンごとの配信比重も、個別に設定できます。
オリジナルを0%にして、追加したパターンのみでテストすることも可能です。

多変量テスト

多変量

複数の要素を同時に追加して、その中で最低な組み合わせを見つけることが目的の多変量テスト。

最大16 の組み合わせのテストが行えます。テスト案が多いと、組み合わせが膨大になってしまうのでご注意ください。

リダイレクトテスト

リダイレクトテスト

デザインが異なるページを準備して、リダイレクトさせ、どちらのページが良いのか比較できるのがリダイレクトテストです。

A/Bテスト同様、7パターンまで追加可能です。


とても簡単なページ編集

GOは編集画面がとても使い易いのも魅力のひとつ。

基本的な操作は、修正したいエリアを選択し、
➀削除
②テキストを編集
③HTMLを編集
④HTMLを挿入
⑤JavaScriptを実行
の中から、必要な操作を選択します。

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場所の入れ替えだけなら、エリア選択して、ドラッグ&ドロップで好きな場所に移動するだけなので、HTMLの知識がなくても簡単です。

JavaScriptを使えば、難易度の高い修正も可能。
編集のテクニックや注意点などは、別の機会にご紹介できればと思います。


便利なターゲティング機能

GOでは「ページ(URL)」と「オーディエンス」でターゲティングすることができます。モバイルやPCなどのデバイスカテゴリはもちろん、細かいターゲティングも可能です。

よくある事例をご紹介します。

類似ページを複数A/Bテストしたい
オウンドメディアやECサイトの商品ページなど、デザインのベースがあり、同じようなページをまとめてテストしたい時ってありますよね。

このような場合は、ページターゲティングを使います。
各ページごとテストを作成する必要はなく、ページを指定すれば、まとめてテストすることができます。

(例)
下記のような商品詳細ページをまとめてテストしたい場合
http://example.com/detail/商品ID

http://example.com/detail/の前方一致や、正規表現などでURLを指定します。

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対象URLと一致することの確認と合わせて、対象外のURLと一致してしまっていないか、サイト全体のURL生成規則を確認することも大切です。
最終的にはデバッグモードで、他ページに影響が出ていないか確認するようにしましょう。

会員・非会員で出し分けしたい
会員・非会員の出し分けは、オーディエンスターゲティングを使います。
「ファーストパーティのCookie」を使うのが最もオーソドックスなやり方です。有料版なら、アナリティクスで設定したユーザーリストを使うことができます。

cookieが使えない場合でも「カスタムJavaScript」でHTMLの要素の有無を判定して出しわけることもできます。

オーディエンス

高度な設定はエンジニア知識が必要になってきますが、オーディエンスターゲティングでできることを知っていれば、cookieが使えないからと諦めずにに、様々な条件でのテストが可能になります。


見やすいテストレポート

GOのレポートはとてもシンプルです。
各目標事にCV数やCVR、最適である確率など結果を表示してくれます。

テスト結果

あとは、アナリティクスでも数字を見ることができます。

テスト結果_アナリティクス

「アナリティクスで表示」をクリックするとGOの管理画面からアナリティクスへ遷移します。

テスト結果_2

各パターンごとの目標のCV数、CVR以外にも、ページ/セッションや平均セッション時間などのデータも確認できます。

テストパターンごとのテスト結果を見たいときは…

条件

テストID:0…オリジナル
テストID:1…パターン1
テストID:2…パターン2
このように、オリジナルが0で作成したパターンから順に1、2、3と末尾に数字が振られ、末尾でどのパターンなのか判断できます。


Googleオプティマイズの6つのメリット

GOでできることを紹介してきましたが、最後にGOを使うメリットを6つにまとめてみました。

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➀無料である
②同時にテストできる数が5ページと、十分試すことができる
③作成できるテストパターンが7パターンと、十分試すことができる
④テストページの編集が簡単
⑤テスト結果が見やすい
⑥アナリティクスでテスト結果の詳細も見れる
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はじめてA/Bテストを行うなら、修正が難しいものではなく、簡単に行えるものからとりかかると、A/Bテストの感覚がつかめるのでおすすめです。
どんな修正で、どのような結果が得られるのか、どんどん試してみてくださいね!

Googleオプティマイズの活用方法もnoteも公開しています。
是非ご活用ください。

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