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躁うつ日記#09 世界が私についてこない

今日は、先日ドライヤーをしながら「もしかしてあれも躁状態だったんじゃね……?」と思いあたったことがあったので、そのことについて書こうと思う。

私の躁状態のバロメーターの一つに、やたら他の人と話すようになる、というものがあるのだが、その時の私もいろんな人と話していた。

関係性としては知り合い〜仲良くなりかけくらいの人たちで、頭の中では「相手の会話にテンポよく相槌をうち、話を聞きながら自分の話もさりげなくしよう」なんて思っていた。

しかし、話してみると、全然上手くいかないのである。なんとなくしっくりこない。仲良くなりかけで、お互いのテンポもわからないしまあこんな感じかな〜?と思いながら頑張って相槌をうち、相手の言葉を待ち、特になければ話した。

そう、私の感覚では、「適度に相槌をうち」、「相手の反応を待って話した」のだが、同時にこの時に、「あれ?なんか相手の反応がないな……?」とも思っていたのである。

ここ、実は、私のテンポがめちゃくちゃ早かったんじゃないか説が浮上している。

私の体感では相手の反応を待っていたのだが、もしかして、全然待てていなかったんじゃないか??

軽躁状態の時に頭の回転が早くなったり、アイディアが止まらない感じがしたりすると言われることも多いが、これに近い感覚で、私が世界より0.5秒くらい早く生きていたのではないかと思う。

私がタイミングよく打とうとしていた相槌だって、あんまりせっかちに打つと、相手のペースを崩すことにつながる。

そして私も「あれ?なんか反応あんまりないな」と慌てて間を繋ぐために話す、みたいな応答をする。

こういう積み重ねで、お互いにギクシャクしてしまったのではないか?

同時に、この時期の私は、仲のいい人たちに「もちがまた早口オタクになった笑」といじられることが時折あったのだけれど、私の心境としては内心「あれ、これって早口なの……?」と首を傾げていた。自覚が、びっくりするほど、ない!

自己評価と周りの評価(「早口オタク」という表現の是非はおいといて。あと「また」ってなんだ)に乖離がある感じも、今思えば軽躁のヒントだったのかな〜と思う。ちょっと落ち込んだけど、過ぎ去ってみないと分からないこともある、と自分を励ましてみたりした。

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