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ちゃんと「得る」ということ

2017年9月

タイに住み始めて数ヶ月。

見るもの全てが新鮮で、、、

全てにワクワクする毎日、、、

そんな日々は、いつの間にか
私の日常になりつつありました。


休みの日は、昼まで家で過ごして

近所のカフェや買い物に行く。


お洒落なカフェが多かったり

日本語の看板をたくさん見つけたり

謎の魚を焼いてる屋台があったり。


でも、やっぱり日本じゃないので

「言葉が通じない」ということがネックで

カフェに入るのも、買い物をするのも

相当な勇気が、私には必要でした。


ましてや、来た当初なんて

職場とアパートの行き来だけで

どこに何の店があるのか分からないし

もし変なところに迷い込んで

怖い目に遭ったら、どうしようかと

常に片手にiPhoneを握りしめて
Google mapと睨めっこの日々。


お洒落なカフェなんかより

地元の友達と行ってたような
小汚いけど美味しい居酒屋に行きたかったし

タイらしい派手でタイトな服より
好みの服が売ってるお店に行きたかったし

一緒に、あーだこーだ言ってくれる
友達や彼氏が欲しかった。(笑)

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ただ、私がタイに来た目的は
クリニックの立ち上げのみ。

寂しいなんて言ってる場合じゃない。


当初の予定では、10月で帰国。

「タイに来て何か得られたのかな?」

「タイに来て何か役に立てたのかな?」

「このまま日本に戻って、来た意味あったのかな?」


よし。社長に話をしてみよう。

-私、まだ何も得れてないので
もう少しタイにいさせて貰えますか?


社長の返答は「引き続き頑張ってみて」

こうして予定外のタイ生活の延長。


もちろん不安もありました。

「延長したところで、役に立てるかな?」

「私なんかより、もっと相応しい人がいるかも」

「日本に帰るの、いつにしようかな?」


その後、両親には事後報告で

「もう少しタイで頑張りたい。」と伝えました。


最初は、心配そうな返事でしたが

「あんたは親の言うこと聞かないから。ちゃんと自分の中で期限を決めて、頑張ってみなさい。」と背中を押してくれました。


この時期くらいからかな?


社長のLINEが見たくないくらい

社長の声が聞きたくないくらい

愛のムチを受け始めたのは。(笑)


治療家としての経験も、たった3年。

マネジメントも院長としての
知識や経験なんか皆無な私。


そんな私を大学時代から知っている社長。

そんな私に、とても手を焼いたと思います。
(まだまだ現在進行形ですけどね。)


友人だったから言いやすかったこと。

友人だったからこそ言いづらかったこと。

たくさん、あったでしょうね。


新規の方からの予約も入るようになり

既存の方たちも少しずつ増えて。

少しずつ問診のコツを掴んで

売上も少しずつ上がっていきました。


ただ、今だから言えるけど、、、

日本人1人は、やはりキツかったです。


社長を頼りっぱなしも良くないので

自分で出来ることは!と思ってましたが


症状変化が出ない患者さんだったり

スタッフ感のコミュニケーションだったり

慣れない作業、業務だったり、、、

ま、どれもいい経験ですね!


タイに来た当初より成長できてるかな。

少しは役に立ててるかな。

ちゃんと得れてるかな。


そんな事を、ふと思ったりします。



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