世界で2番目に臭い食べ物を食べた
めちゃめちゃ臭いというホンオフェを食べてみることにしました。
ホンオフェとはガンギエイというエイの刺身を発酵させたもので、世界一臭いと話題のシュールストレミングの次にくさいらしい。
そしてさらに調べると、なんと日本で何かの手違いか人糞に浸けて発酵させるという大間違いの情報が出回ってしまった不運の食べ物である。
実際にはワラとか松の葉に挟んで発酵させるらしい。一体どうして、、
さて、その激臭ホンオフェをどうして食べようと思ったかというと、完全に「ナルコの神」というドラマの影響です。
ナルコの神はネットフリックスでやっている比較的短いシリーズ。
このホンオを大量に獲って稼ぐために主人公がスリナムというアフリカの国に渡ります。
このドラマでは主人公にとってホンオがどういう魚なのか?というつながりが上手く書かれていて、ついついホンオが気になってしまった。
で、調べてみるとホンオはあり得ないほど臭いということが分かり、うーん積極的に食べたくはないな~、誰か一緒に食べてくれないかな~と思っていたところ、
なんと彼氏がホンオ食べてみたいと言い出したので、意気揚々と市場へ出向きホンオを入手してきました。
嗅いでみるとちゃんとくさい。
多分ホンオの中でも控えめな香りの方だけど、昔の和式トイレの匂いがする…便所という名前が似合いそうな方のトイレ。
食欲がわく香りではない。
彼氏も一気に食欲が失せたといった表情をしている。
それに加え「ゆっくり味わうとホンオのアンモニアで口とかただれるらしいから、躊躇せず食べないといけないらしいよ」という情報まで持ち出してきた。
そんなに危険だとは思わなかったし、食べたくなくなったけど、買ってきてココにある以上食べたくないとか言ってる場合じゃない。
そう思いとりあえずひと口食べてみた。
歯応えのある触感をコリコリ噛み締めながら、意外と味は普通だなと思った。むしろちょっと癖があって美味しいかも?
そう思い飲み込んだ瞬間、ツーーーーンとしたなにかが私の鼻を襲撃した。
直後にムワッッと口からも鼻からも便所の香りがあふれでてくる。
とんでもなく臭い。私が。
さすが世界で2番目に臭いだけあるよホンオ…
スリナムという先ほど紹介したドラマでは、ホンオは主人公の父親の大好物という設定だったのだけど、癖が強いというレベルじゃないので好きな人はこれがないとダメなんだろうなと思った。
余談だけど、ホンオの正体であるガンギエイはエイヒレの材料としても使われてるらしい。
同じものから出来てるとは思えないほど両者の違いがすごいので、一度怖いもの見たさで試しに食べてみるのもいいかもしれない。
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