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【2-8(2)】循環器系 - 下肢の脈管 一問一答

 ↑ 解剖学マガジン記事一覧(目次)

【2-8 循環器系 - 下肢の脈管】 
 ■【2-8(0)】下肢の脈管 学習プリント
 ■【2-8(1)】下肢の脈管 解説
 ■【2-8(2)】下肢の脈管 一問一答(このページ)
 ■【2-8(3)】下肢の脈管 国試過去問

【2-9 頭頸部の脈管】

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■ YouTube 下肢の脈管 一問一答

【下肢の動脈】

下肢の動脈の根幹は (    動脈) である

【答え】外腸骨動脈

【徹底的国試対策】2-8 循環器系 - 下肢の脈管.042

上肢の動脈の根幹が鎖骨下動脈であるように、
下肢の動脈の根幹は外腸骨動脈です。

外腸骨動脈は鼠径靭帯の下、血管裂孔より大腿動脈となり下肢を栄養します。

下腹壁動脈は (    動脈) から起こり、腹直筋の弓状線のところから後面に沿って上行し、臍の高さで上腹壁動脈と吻合する

【答え】外腸骨動脈

【徹底的国試対策】2-8 循環器系 - 下肢の脈管.044

下腹壁動脈外腸骨動脈から起こり、腹直筋の弓状線のところから後面に沿って上行し、臍の高さで上腹壁動脈と吻合します。

外腸骨動脈は (     ) より大腿動脈に移行し、大腿三角の中にでる

【答え】血管裂孔

【徹底的国試対策】2-8 循環器系 - 下肢の脈管.046

外腸骨動脈は血管裂孔より大腿動脈に移行して、大腿三角にでてきます。

鼠径靭帯と血管裂孔、筋裂孔。そして鼠径管との位置関係をしっかり把握しておいてください。

血管裂孔と筋裂孔は 「鼠径靭帯の下」
下というのは、足側ということではなく、鼠径靭帯の深層という意味です。血管裂孔と筋裂孔は鼠径靭帯と交叉する形で、鼠径靭帯の下を通過しています。

一方の鼠径管は鼠径靭帯の上。鼠径靭帯に沿うように走行しています。

鼠径靭帯を底面として外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の3枚の側腹筋との間にできたトンネルが鼠径管です。

鼠径靭帯の下:血管裂孔・筋裂孔
鼠径靭帯の上:鼠径管
よく出題されます。

大腿三角は (     ・     ・     ) により構成される

【答え】長内転筋・縫工筋・鼠径靭帯

【徹底的国試対策】2-8 循環器系 - 下肢の脈管.048

大腿三角は長内転筋縫工筋鼠径靭帯により構成されます。

『三角なのに長方形』
 長:長内転筋
 方:縫工筋
 形:鼠径靭帯

大腿動脈の拍動は (   靭帯の中央部) で触れることができる

【答え】鼠径靭帯の中央部

【徹底的国試対策】2-8 循環器系 - 下肢の脈管.050

大腿動脈の拍動は鼠径靭帯の中央部で触れることができます。
つまり、鼠径靭帯の中央部が血管裂孔です。

そして、大腿動脈の走行は、鼠径靭帯の中央から大腿骨内側上顆をまっすぐ結んだラインにほぼ相当します。

大腿深動脈は (   動脈) の枝である

【答え】大腿動脈

【徹底的国試対策】2-8 循環器系 - 下肢の脈管.052

大腿深動脈は大腿動脈の最大の枝です。
鼠径靭帯の下、約5cmほどで外側に分岐します。

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