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一人で行けちゃう!理想の天は赤い河のほとり聖地巡礼【後編】

こんにちは。マティーニです。
引き続き、私の考える"理想の天は赤い河のほとり聖地巡礼"を紹介したいと思います。今回は、4日目〜6日目の解説と旅のQ&Aです。

まずは改めて全日程のスケジュール確認です↓

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では早速4日目から紹介していきます。

4日目 カッパドキア→ボアズカレ→アンカラ

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・カッパドキア→ボアズカレ村
事前に申し込んでしたハットゥシャツアーに参加します。あとはガイドさんに完全お任せです。ちなみに英会話に自信がなければ、絶対に日本語のガイドさんをお願いしたほうがいいです。なぜかというと、実際に現地で解説してもらう際には専門的な用語がバンバン出てきますし、半日は日本語で会話できるので言語が通じないストレスから解放されるからです(後者は一人旅の場合だと特に効きます)。
オススメのツアーは【前編】で紹介したYama Tourさんのハットゥシャシュツアーです。
Yama Tour ハットゥシャシュツアー
参加人数が少ないため、完全プライベートツアーになる可能性が高いです。よって、かなり融通の効いたスケジュールを組んでいただけます。主に回れる遺跡と博物館は以下のとおり
・ハットゥシャ遺跡(勿論ハットゥサのこと)
・ヤズルカヤ遺跡(天河では登場しない)
・アラジャホユック遺跡(アリンナにあたる)
・ボアズカレ博物館
・アナトリア文明博物館(アンカラ発の場合のみ)
発着の場所によって回ることができる箇所は変わってきますが、1日で回れるのは遺跡2つ博物館1つ程度になります。カッパドキア発・アンカラ着で予定を立てる今回の場合は、ハットゥシャ・アラジャホユック・ボアズカレ博物館で組むと天河聖地巡礼としては完璧な布陣になると思います。
私は実際にこの組み合わせでお願いしたわけではないので、申し込む際には実現可能かYama Tourさんに検討してもらってください。

ところで、実際のハットゥシャってどうなの? と言いますと……。天河最終回のハットゥサ全景を眺められますし、心地よいアナトリアの風を全身で感じることができますし、カイルたちが過ごしたであろう王宮跡地にも足を踏み入れることができますし……もう天河ファンからすれば夢のような場所です。言語化するにはあまりあるスケールなので、実際にアナトリアの大地に立っていただきたいっ!
(実際どんな様子だったか興味を持たれた方はこちらのnoteをどうぞ)

・ボアズカレ→アンカラ
ハットゥシャ等を見学したあとは、そのままアンカラで宿泊するホテルまで連れて行ってもらいます。
ちなみに、アンカラのホテルは下記のものがオススメです。
アンゴラ ハウス ホテル  (リンク先はHotels.comのHP)
なぜオススメかといえば、アナトリア文明博物館まで徒歩5分で着くから!こんなに立地のいいホテルはそうそうありません。

・おまけ これも聖地巡礼?
2020年、ハットゥシャ遺跡があるボアズカレ村に、ヒッタイト時代の生活を再現する「ヒッタイト村」が開設されたようです。ヒッタイト村の一階にはカフェテリア、アートギャラリー、土産屋。二階はゲストハウスとして利用できるそうです。また、遺跡ではVR体験ができるようになり、当時の建物が一部復元された様子を見ることができるそう。詳しくは以下のリンクに書かれています↓
Hittite village in central Turkey takes tourists back in time to daily life in Hattusa
これはぜひ立ち寄ってみたい! ヒッタイト関連のお土産買いたいし、何よりボアズカレで一泊できるならアナトリアの満天の星々を眺めるチャンス!


5日目 アンカラ→イスタンブル

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・いざ 夢の博物館へ
起きたらそのままアナトリア文明博物館に直行しましょう。唯一気をつけるべきことは休館日をチェックすること。地球の歩き方(20年度版)では祝日が休館日と書かれています。が、必ず最新の情報を仕入れてください。

こちらの博物館は別名ヒッタイト博物館とも呼ばれ、ヒッタイトの遺跡から発掘された出土品が数多く展示されています。天河で登場するワイングラスだったり牡鹿のモニュメントだったり、極めつけはカイル(ムルシリ2世)の粘土板まで♡ ファン必見の展示品が数多くあります。
アナトリア文明博物館へ行くにあたって大切なことは、とにかく天河を何度も読み直すこと! 特徴的な装飾品、食器、登場する果物に至るまで、作品に登場するアレコレは、こちらの博物館の展示品をモデルにしたものが多いんです。知った上で見学するともう興奮が止まりません。

嗚呼!気になる!でも簡単には行けない......という方は下記のサイトがオススメです。
Anadolu Medeniyetleri Müzesi
こちらのサイトではWEB上で博物館見学することができ、一部の展示品は拡大してかなり詳細に見ることができます。

・アンカラ→イスタンブル
気がすむまで見学した後は、タクシーでエセンボーア空港(アンカラ市内にある空港)へ向かいます。その後は国内線でイスタンブルへ向かいます。
タクシーを利用する上で注意するべきことは、ホテルの方を通して予約してもらい、事前に費用を聞いておくことです。
トルコのタクシー運転手の方は基本英語は通じませんし、ぼったくられるかもしれない.......という不安を払拭するためにも、信頼できる人を通して利用しましょう。
(ちなみにホテルの方と英語でコミュニケーションする自信がなかった私は、ハットゥシャツアーの日本語ガイドさんにアンゴラハウスホテルまで付いてきてもらい、タクシーを利用したい旨を通訳していただきました。本当に感謝です)



6日目 イスタンブル→日本

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ここでの深夜というのは午前0時〜3時ぐらいの時間帯を指します。(現在は運行スケジュールが変わっているかもしれませんが、私が利用した時は深夜2時発成田行きの飛行機がありました)
5日目夜にイスタンブル空港に到着し、そこから5時間程度の空き時間を作ることで免税店での買い物がゆっくりできます。
そして時間がきたら飛行機に搭乗し日本へ還ります。

これにて、天は赤い河のほとり聖地巡礼完了です♡


※今回紹介したプランは、一人でも安心安全という点を最優先に組みました。よって、かなりの部分はお金で解決するようにできています。



以下、トルコ旅行・聖地巡礼に関するQ&Aです。


Q.トルコ語も英語も苦手です
A.私も同じ状況でしたが、Google翻訳アプリでなんとかなりました。あとはジェスチャーで大体通じます。

Q.トルコの治安が気になります
A.以下のことを徹底すれば問題ありません。
・現地ではツアーに参加するなど団体行動を心がける
・観光地でも夜は出歩かない
・現地旅行代理店の方々とLINEを交換しておく。
他人任せになってしまいますが、現地でトラブルに見舞われた際に一番信頼できる相談相手になってもらえます。
タクシー利用する場合はホテルの人に頼んでもらうなど、現地においてイレギュラーな行動をする場合は、信用できる人を通じて行動をする。

Q.旅行するにあたってオススメの季節はありますか
A.雪が降る期間(3月初旬まで)は避けた方がいいです。雪が降り積もると、ハットゥシャツアーが催行中止になる可能性があります(遺跡のある山間部まで車を走らせることができないため)。

Q. ヒッタイト関連の遺跡のみを回る場合、最短何日で行けますか
A.私なりに考えて最短4日間だと思います。以下スケジュールです。

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頭の中だけで考えたので、実現可能かはちょっとなんとも言えないです。個人ツアーはアンカラ発着でも可能、という前提です。
あと個人的な意見ですが、トルコへ旅行しにきたらやはりカッパドキア等のメジャーな観光名所にも寄った方がいいと思います。とても感動するので。

Q.旅費はいくらかかりますか
A.以下、予想金額です。

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なぜこんなに高いのかといえば、お一人様旅行を想定しているから!
参加人数が、二人三人と増えるとツアー代金やホテル代金がかなり削られるのでもっとリーズナブルになります。一方、繁忙期に行くと料金はより一層高くなります。一人はつらいぜ。

(追記)
Wi-Fi代を記入し忘れていました。1日1ギガプランで申し込みましたが、全然使いませんでした(観光地やホテルのほとんどにWi-Fiが設置されていたため)。地味に経費がかさむので(1日1500円程度)、低容量プランにしてもいいかもしれません。

Q.ツアー会社を利用せずに自力でハットゥシャ遺跡を回りたいです
A.やめておいた方がいいです。各旅行本にはハットゥシャまでドルムシュ(満員になってから出発するバス)やタクシーを利用すれば行けるよ〜と書いてありますが、これらの交通手段は初心者にはかなり難点が多いと思います(私が小心者だからかもしれませんが......)。
あと、ガイドさんの説明の有無で、かなりハットゥシャ遺跡の解像度が変わってきます。私は漫画の中の知識しかなかったので、「実際は〇〇で△△だったんだ〜!」という驚きや発見がたくさんありました。


以上で、"理想の天は赤い河のほとり聖地巡礼"は終了です。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
このnoteがいつかお役に立てれば幸いです。


#天は赤い河のほとり #篠原千絵 #トルコ #ヒッタイト #ハットゥシャ #聖地巡礼 #海外旅行 #アナトリア文明博物館

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