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茅葺き空き家のリノベーションに挑戦!

こんにちは!
あなたラボの東風平蒔人です。
珍しい名字だなと皆さんに言われますが、そのとおり!
秋田でほとんど出会いませんが、私は沖縄から来た人間です。

私が今取り組んでいるプロジェクトが、茅葺きの空き家のリノベーションです。
沖縄出身の私が秋田で挑戦するプロジェクトの紹介にしばしお付き合いください。


1. なぜ秋田にいるのか


私が大学進学を機に秋田に足を踏み入れました。
元々まったく地方に目が向いていなかったのですが、四季の移ろい、豊かな食文化(高校から+20kg)、そして何よりも地域の人の暖かさにすっかり居心地が良くなり気付いたら秋田の生活も7年目です。
現在は仙北市で地域おこし協力隊として活動しています。

2. なぜ古民家のリノベーションなのか


いくつか理由がありますが、まず故郷の沖縄には茅葺き屋根の建物がありません。
秋田に来てから茅葺きの建物の魅力を知り、同時に茅葺き屋根は今の日本の建築法では新築できない事実も知りました。
つまり現存している建物が維持されるか消滅していくしか道がないわけですね。
そして仙北市の地域に縁があって、消滅間近の茅葺き屋根の空き家をどうにかできないかという話が私に舞い込んできました。
仙北市にも愛着がありましたし、事業を興すならまず仙北市からやりたいという想いもあったので話半分に始めてみようかと思っていましたが、これをライフワークの一つにしたいと思うに至った決定的な出来事が最近ありました。

今年の5月にめでたく第1子が産まれたのですが、仙北市の中で1カ月で唯一の赤ちゃんでした。
衝撃通り越して絶望ですよね。
おまけに仙北市は高齢化率43%
数字だけだったら誰がどう見ても「オワコン」ですよね。
少子化だ高齢化だと言われていましたけども、いざ自分にその矢が降ってきた時に強烈に「やばいな」と感じました。
すでに廃れてきている仙北市だけど、自分の子どもには何とかして未来を残したい。
それに仙北市はもうだめだ、秋田はもうだめだと言っている人にも反抗していきたい。
そのために一度見捨てられた茅葺きの空き家が復活する姿を見せたい。
しかも秋田と元々縁もゆかりもなかった沖縄県民がやったんだっていうメッセージを伝えたい。
そんな想いで今取り組んでいます。

3. あなたラボでは何をしたのか


志は高いですが、茅葺きの空き家のプロジェクトは掃除から始まります。
あなたラボや地域の方、また大学の後輩たちの協力を経て延べ21名の方に協力いただきました。
お陰様でゴミの量もかなり減らすことができました。
改めて御礼申し上げます。
通常半日のゴミ掃除でしたが、茅狩り体験を午後に交えた会もありました。
残りの掃除は雪が降り始めたので一旦春まで持ち越しです。

4. 古民家の将来はどんな姿になっているのか


リノベされた後の姿を最後に紹介して終わります。
潟上市にある、たそがれ野育園さんにインスパイアされていますが、キッチンスクールを開催したいと思っています。
子どもとその保護者の方々が野菜の生産、加工、販売までを1つのプログラムとして学ぶことができるスクールです。
自分たちで作った野菜が付加価値をもってどうお金に還元されていくのか。
そんなこと普通の学校では勉強できないですよね?
学校で教えきれないけど、生きていく上で大事なこと。
そんな内容を幾ばくかカバーしていける放課後倶楽部のようなスクールを目指します。
もちろん私だけで全てできません。
地域の方々や専門家、それこそあなたラボの皆さまの力をぜひまたお借りできれば幸いです。
そして最終的には秋田と”東京”、いわゆる都会育ちで異なる価値観や世界で生きている子どもたちがキッチンスクールを通じて繋がって欲しいですね。
大型連休などでは都会から家族留学として秋田で毎年共に時間を過ごし、遠くに住むけど毎年必ず会う幼馴染み。
そんな関係性を築ける場所を茅葺き屋根を中心に創り上げたいなと思っています。


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