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D27 ロックダウンのNZで 私の今後とnote構成リニューアルについて

ニュージーランド政府に倣い、私も早めにこれからのことを考えることとしよう。

まだ沙汰がない

私のクビの行方については、解雇するパイロットの数をまだ組合が会社と交渉中で、まだ公式には発表されていない。一応、社内的には目安の数字が発表されているが、暫定的なものだ。

「パイロットをクビになったら大工にでもなるか」とか「画家のほうがいい」とか「陶芸家になって壺を割るんだ」とか、ふざけて言うことはあった。もちろん冗談めかした文脈でだが、一方で「もし飛べなくなったら、どうする」は、実は、長い飛行士人生でたびたび考えてきたことだった。

「飛べなくなる」ってのは、パイロットにとっては割と高い確率でありうることなのだ。体を壊してもダメだし、審査に2回落ちてもダメだ。飛行教官だったとき、訓練生だった時、訓練を始める前の社会人だった時。私の人生史上、飛行士になって空を飛ぶってことは、常に、私にとって人生をかけたチャレンジであり、それぞれのステップの間に大きな断裂があり、地道な努力を続けている「だけ」ではつかみ取れるものではなかった。

様々な幸運と縁とが織り重なり、私は今、エアラインで飛べている。しかし、飛べることが「当たり前」ではなかった私にとって、今回のこともまた、一つのチャレンジに過ぎない。職を失うかもしれないが、そう言う時にこそできることはある。人々が下を向いている時に、淡々と今できることをこなす者が、トンネルの反対側で果実を掴むのだ。

ということで、今後どうなってもいいように、

note構成をリニューアルします

このロックダウンのNZでシリーズ勢いと思いつきで始まったものだが、ニュージーランドのロックダウンが終わる予定だった4月22日を最後に、ひとまず毎日更新の区切りをつけることする。引き続きこのマガジンに情報を更新していくかは、未定とする。

また、新しい試みとして、現noteマガジン群のリニューアルを考えている。

現状:
1. ロックダウンのNZで:この記事の入るマガジン
2. Ash's flight note:無料。フライト関連の写真付き一言日記
3. ニュージーランドでパイロットをしています:有料(1200円)
4. 旅の写真集:無料
5. 空の写真集:無料

これを、5月からこうする。

4月23日追記

リニューアル後の構成を現在鋭意検討中ですが、noteプレミアム定期購読マガジンをやるかどうかについてさらなる検討が必要となったため、下記にある当初構想案はいったん白紙とします。オプションの一つではありますが、今後の運用にもっとも適した体制にしたいと思っています。現在ある有料マガジンを削除することはありません。

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