保育園児から小学生になるとき、親が合わせねばならいこと
子どもが就学するにあたり、生活に変化が生じる。
1.就寝時間
昼寝ありの保育園時代は、就寝22時になってしまっていた。
就学後は21時就寝となった。
起床時間は本人に任せているが、6時半~7時までには起きてくる。
睡眠時間は平均9時間くらいか……少ないなぁ。
もう少し寝かせてやりたいが、うちの子の場合は今のところ体力精神力を維持できているようだ。
2.家を出る時間
会社員共働き時代は、7時30分には出発して保育園に送り、そのまま出勤していた。
病児保育を利用する場合は、7時に出る。
移住後、私は一時期自営業という名のフリーター生活だったので、8時40分出発となった。
就学後、徒歩で登校するであれば7時20分に出発することになる。車で送るのであれば7時50分発で良い。
振り返ってみると、子どもが未満児のころ(会社員共働き時代)は、子どもらしくない生活を強いていたなと思ってしまう。会社員の時間に合わせて、会社員より長く保育園で過ごしてもらわなければならないのだから、仕方ないのだが。
就学後ですら、7時過ぎの出発って早くない?と感じる。
もう少しゆっくり寝て、のんびりご飯を食べて、急かされることなく登校できたらいいのに。小学校の先生は、更に早く出勤してくださっている。
どこかの小学校で学校を開ける時間を早める取り組みをしているニュースを見た。働いている親としては、仕事の都合で子どもを早く送り出さねばいけない場合もあるのだろう。私だって、会社に勤めていたら、そのような取り組みはありがたい。家に子どもを残して、先に出発するなんて不安と申し訳なさでいっぱいだ。
ただ、大人の都合に寄り添うだけではいけない気がしている私は少数派なのだろうか。仕事することにより、子どもにしわ寄せがいっていると、会社員共働き時代に何度も感じた。
上記の取り組みで助かる家庭もあるだろうから良いが、それに耐えうる大丈夫な子どもなのかどうかを親が見定めなければならない。
3.学童保育
うちの地域は、学童を選べない。公立の学童しかない。
ということは、その学童に合わせた生活をしなければならなくなる。
今住んでいる地域の場合、
●学童は保育園より預かり時間が短い。
●長期休暇中、預かり開始が8時に親同伴で来ることになっている。さらに、弁当持参だ。
預かり時間が保育園とは大きく異なるため、仕事や生活の調整をしなければならない親が出てくるだろう。
子どもにとっても、ルールのある学校に加えてルールのある学童、子によっては習いごとがあるなど、属する社会の数が増えるため、それぞれに適応していく力を求められる。
4.宿題
宿題は、担任の先生によって異なるだろうから、担任が変わる度に対応していくことになる。
丸つけを親指名で求められるのか、学童などで済ませられるのか。
うちの場合は、宿題を学童で済ませてくる。分からない設問があると、家で取り組む。学童は、丸つけや宿題を教えることはやらない宣言をしているようだ。まぁ、丸つけくらい親に任せていただかないと、子どもは今何を学んでいるのか分からないので。
親が教科書を開いて授業を辿るなんて…凡人の私はしない。
5.学校行事
これは、なかなかの強敵。
年間行事では家庭訪問予定日が数日列挙されているが、自分の家がいつになるのか数日前に便りが来て知らせされた。
運動会や音楽会は想定内だが、参観日が多かったり長距離走の測定は親が応援しに行く慣習があったり、PTA主催の親子レクがあったりする。こういう年間行事表に書いていない、親参加のイベントがいくつかある。
集団下校や引き渡し訓練がある日は、学童保育も休みだったりする。
会社員だったら、有給休暇がふっとんでいきそうだ。
私の仕事柄、数か月先まで予約が埋まってしまう。そのため、休まなければならない日は、事前におさえておかなければならない。
「明日は団子を作るので、手伝いに来てください」と学校の先生からの急なエールに応えられないが、もし前から分かってたら仕事休んででも行きたいよ、私は。
6.PTA活動
これも大問題だが、6年に1度だと思うとマシなのか。
絶対に1度は役員を経験しなければならないらしい、強制参加の団体。
本当に子どもに還元されているのであれば、気持ちよく取り組むのだが。
7.学習
宿題とは異なり、子どもの学習理解度の把握やフォローは難しい。
定期テストはある程度の参考に留まると私は思っている。
ケアレスミスの頻度や問題を読み飛ばして勝手な解釈をする傾向があるなとかはわかる。ただ、理解度や習熟度に関してはあまり参考にならないような気がしている。
短期記憶でカバーしている可能性があるからだ。その単元を毎日のように授業で取り組み、テストを受ける。単元の内容を覚えていて当然だ。
だから、きちんと理解していない子でも、そこそこの点数を取ることはよくある。問題数も少ないため、いくつか正答であれば高得点に見える。
フォローなしで学習を進めていける子が大半だろうが、うちの子はフォローが必要な気がする。現状フォローしなきゃと思いつつ、後回しにしている。
例えば、算数。2桁の計算から時計の単元に入ると、さくらんぼ算のやり方を忘れてしまっている。だけど、数か月後にはひっ算を習うのだ。
じゃあ、さくらんぼ算は忘れたままにしておいて、計算はひっ算を学んで様子見ようというのが私の考え。ひっ算でも分からないのであれば、分かるように理解できているところまで遡って学習を再開する必要があると心構えは持っているつもりだ。
もちろん、少しのアドバイスやコツを伝えることで、内容を十分に理解できそうなレベルであれば、教えることを厭わない。しかし、例を示したり、解き方の手順を一つずつ伝えたりしても、子どもが『分からない』となっている時に、何度も伝えたとしても『分からない』気持ちばかりが強まってしまうだけだ。何なら、その単元を嫌いになったり自信が下がったりしてしまうかもしれない。
だから、同じ問題を解けるようになるまであと数か月程度なのであれば、あえて待った方がいい!
本人も自分の力で分かるようになった方が楽しいだろうし、勉強を教えるとなると親子関係のギクシャクも気になる。
あくまで、うちの場合だ。
8.習い事
うちも始めました、習い事を。
1つは当時仲が良かった友だちが行っているという理由だけで、通い始めた。そんなものなので、習い事に対して特に"こうなってほしい”といった理由はない。月謝を払っている身としては、学年が異なる顔見知りも増えて良かったね程度に思っている。
親が強制して良いのであれば、運動系の習い事はいいな~と思っている。
学校の体育だけでは、運動量が少なすぎるからだ。
うちは歩いて登下校もしないし、友達と外で走り回って遊ぶような感じでもないので。
ただ、平日の遅い時間に終わる習い事だと、寝るまでが慌ただしくなり、心の余裕度がすり減らされるので気を付けて!
(子どもが楽しく活動しているので救われているが、私は大変さを実感している時がある…)
9.友達と遊ぶ
年中の終わりごろから、たま~に友達と休日に遊ぶことを約束し始めた。
就学後は本格的になり、毎週のように遊ぶ約束を取り付けてくるようになった。
私はママ友が殆どいないので、友達の親の連絡先を知らないのだが、
「~公園にお弁当を持って集合する。一緒に食べたら、~の家で遊ぶ。」といったプラニングで、実行に移す。
約束相手が本当に来てくれるのか、半ばあきらめモードでついていくのだが、今のところ子ども同士の約束は成功している。すごい。
親と遊ぶより、友達と遊ぶ方が楽しい年ごろになるのだ。
切なかったり、嬉しかったり♪
ただ、この約束は突然なので、週末の予定を変更したりお菓子を用意したりと、心構えができるまでは意外と対応に追われる。
弁当持参とか、ほんまやめてほしい。
10.工作グッズの確保
『来週の図工のために、透明の入れ物とマジックを持って来て』
『テープやリボン、モールを持って来て』
『松ぼっくり持って来て』
『ヨモギ持って来て』
突然の指令がくる!
移住前は、100均一ショップまで1分で行けたが、今は30分はかかる。
もう買いだめするしかない。
あとは、Amazonやヨドバシ.comで何とか対応している。
11.その他もろもろ
●夏休みのラジオ体操…6時30分に現地集合。徒歩登校できないうちの子は、連れて行かなければならないのだ。
●地域の子ども会…年に数回催しがある。いずれ役員が回ってくるのだ。
●読書強化週間…子どもが本を読み聞かせてくれるのだが、私を眠くさせる力があってすごい。
●テレビ無し週間…メディアを見てはいけないという罰ゲーム
●プールセット、スキーウェアの準備…地域にもよるだろう。
就学…
田舎なので生徒のメンバーはほぼ変化はないものの、遊びから机上での学習は大きな変化だ。
親も子どもの生活に合わせて、生活や仕事などのスタイルを変えていかなければならない。
子どものストレス耐性度を計りながら、学童保育の利用時間や頻度、習い事の数、ぼーっとしたり好きに過ごすフリータイムの確保をしていくことになる。
これは、親の直感とセンスによるものだよなと思う。気を付けよう。
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