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【代表インタビュー】「おうち病院」改名やロゴ変更の裏話

皆さん、こんにちは!アナムネ広報担当です。
2022年9月9日(金)、アナムネのサービス名を「おうち病院」に改名いたしました。(※1)
その改名について、どのような思いや背景があるのか、アナムネの強みは何かを皆様に知っていただきたく、代表菅原にお話を聞きました!

(※1)変更に関する公式プレスリリース

■変更点:サービス名称ならびにサービスロゴデザインの変更
<変更前> サービス名:Anamneオンライン医療相談、Anamneオンライン診療プラットフォーム
<変更後> サービス名:おうち病院


一般ユーザーにとって分かりやすく、認知しやすい言葉へ

ー早速ですが「おうち病院」にサービス名を変更した目的や背景を教えてください。

大きくは、サービス内容の想起、検索性、強みの可視化、コミュニケーションコストの削減という観点になります。
まず、「病院」という言葉はユーザーにとって理解しやすいと思いました。
私たちは、「医療ヘルスケア」と「ウェルネス」を全部繋ぎ合わせたサービスを推進しているため、「ヘルスケアプラットフォーム」と呼んでいたのですが、それを正しく説明する手間やコストに課題を感じていました。
アナムネの強みはオンライン病院でありながらシステム提供に留まらず「自社に多数の医師を抱えている」ことです。その知見豊富な医師たちから、ユーザーは自宅にいながらオンラインで診療や医療相談が受けることができ、そのまま自宅で処方箋を貰うこともできます。そのことを生活者が一番理解しやすい言葉は「病院」ではないかと感じました。
また、我々はオンライン診療という言葉を普通に使っていますが、ユーザーからするとオンラインというのはそんなに価値が無いのではと思い、価値があることは「自宅で医師の診療が受けられることと、自宅で処方箋を出してもらえること」の2点ではないかと気付いたのです。そこで、ユーザーの行動に合わせ、理解しやすい言葉である「おうち病院」という名称に変更しました。事業内容と名称が一致している方が分かりやすいですしね。
さらに、ユーザーは「オンライン診療」という言葉で検索をせず、「在宅_処方」や「自宅_処方」、「自宅_お薬」という名称で検索していることも、サービスを提供してみて分かりました。。考えてみると、ユーザーはオンライン診療を受けたい訳ではなく、自宅で処方してほしいということが一番なんですね。検索キーワードという点からも、ユーザーの分かりやすさを重視しました。

最後に、サービス名をよく間違えられたことも変更理由の1つです。アナムネは「アナムネーゼ」(病歴聴取、既往歴の意味)という医療用語に由来しますが、一般の方からすると馴染みのない言葉なので、「アネモネ」や「アナモネ」とよく間違えられていました(笑)
ココナラ代表の南さんに「そんなユーザーに間違えさせるような名前をつけてる方が悪い!」と怒られたことがありまして(笑)「いやぁもうこの名前でやってきているので」と返事をすると、「もっと大きなユーザーに価値を提供しにいくのであれば、今の名前に拘っていてもしょうがないのでは?」と。なるほど、確かにそうかと改めて気付きました。
また、ベクトル創業者の西江さんにも「スタートアップが分かりにくいサービス名をつけていてはダメだ。ダサくてもわかりやすいものにするべき。」とご指摘をいただきました。確かにダサくても分かりやすい名前の会社は、認知度が上がって売上がすごい伸びていますよね。
このように、社名が分かりにくいと自分で感じていながらも、経営者の先輩方にご指摘されたことも後押しになりました。

アナムネの強みは「医師を抱えていること」と「CSサービスが充実していること」

ーアナムネと他社オンラインクリニックの違いを詳しく

教えてください。

一番の違いは、我々は「医師を抱えていること」です。システムのみを提供する会社さんは医師は抱えておらず、各クリニックにシステムを提供しています。
そうした意味で、システムを提供している会社は顧客がクリニックになりますが、アナムネは医師を抱えていて病院の機能もあるので、顧客がユーザー(患者さん)になります。

ー医師の方は何名いるのですか?

登録医師数はなんと100名を超えています!(2021年12月末現在)
将来的には、働く女性医師を1,000人以上抱えた日本一の「おうち病院」を作り上げることを目標にしています。
(参考:エイプリルドリームのプレスリリース)

そして、最近分かったことなんですが、アナムネはCS(カスタマーサクセス)のサポートが手厚くて有難いと評判なんですよ!
どういうことかと言うと、アナムネではCSスタッフが常に後ろで控えていて、システムの不都合で繋がらない等のトラブルにリアルタイムで対応しています。
具体的には、予約時間が近づいた時に、「予約のお時間が近づいていますけど入れますか?大丈夫ですか?」と医師と患者さんそれぞれに確認を取っていて、確認が取れない時は電話を入れたりもします。また、デバイスやブラウザ、通信など色々な影響を受けてビデオ機能が立ち上がらなかったり画像が出なかったりする時も、弊社のCSメンバーがタイムリーに対応し、予定通りに診療ができています。
この対応がすごく好評なので、登録医師が「色んなオンライン診療のサービスを使ったけどアナムネが一番良いよ」と他の医師に弊社を紹介してくれるようになりました。

「おうち病院」改名のイメージは目玉焼き

ーなるほど、CSさんがずっとバックでいてくれるとユーザーも医師も安心ですね!
では「おうち病院」に変える時に意識したことやこだわったことはありますか?

今の世の中で認知されている言葉の中で、 1番近しいものに寄せるということを意識しました。
当社が実現しようとしている世界は「人々が病気にならないようにする」ということであり、それは「ヘルスケアプラットフォーム」という言葉が適切なのですが、その言葉がまだ認知されていないのでユーザーに伝わりにくい。そこで、現状世の中に認知されている「病院」から認知を拡げていくしかないと考えました。
イメージは目玉焼きです。 本当は外側の白身の部分の「ヘルスケアプラットフォーム」ということが適切と伝えたいのですが、世の中では黄身の中にある「病院」の方が伝わりやすいので黄身の方に寄せた、ということです。

最短で目標を達成。最後はプロダクトオーナーと共に決定

ーイメージが目玉焼きとは面白いですね!社内の反対意見もあったと聞きましたが、対話で苦労したことなどはありますか?

まず進め方として、メンバー全員には半分冗談、半分本気で「僕の独断と偏見で決めさせてもらいます」と事前に伝えていました。理由は、最短で目的達成をするためと、採用されなかったメンバーに変に不満が残る決め方はしたくなかったんです。多数決だと、必ず誰かに不満が出てきてしまい時間もかかりますしね。
実は反対意見の方が多かったんですが(笑)、僕の独断と偏見で決めると最初に伝えていたのでスムーズに決まりました。僕は頑固かもしれないですね(笑)
ロゴに関しては僕の独断ではなく、プロダクトオーナー高橋さんの声を取り入れました。弊社に対して強い思いを持ってくれている方で、「アナムネの実現していることや、ストーリーが語られるものであってほしい」、「病院は具合が悪くなってから行く場所というイメージが強く、日常から寄り添う医療みたいなところは表現しにくいので、家と医療・ヘルスケア・ウェルネスの要素を兼ね備えて、ハートマークがあった方がいいのでは」という意見をいただきました。これらの声は本当に有難く、最終的にはプロダクトオーナーとディスカッションを重ねて満足のいくロゴが完成しました。

更なるユーザーや医師の獲得と共に企業との協業を推進してく

ー最後に「おうち病院」に変えたことで、今後ますます推進していきたいことや、想定している計画などはありますか?

更なるユーザーや医師の獲得、また製薬企業を中心とした企業との協業を推進していきたいです。
「おうち病院」に変えたことで事業内容を想起させやすくなっていると思うので、これまで利用したことがない方や、シンプルなシステムでオンライン医療を受けたい方のご利用が増えて欲しいです。
何かしらの理由があって病院に行けない人、自宅での解決策を探している人にももっと活用していただきたいですね。今までは「オンライン診療」という言葉を知っている方がアナムネを使っていただいていましたが、そういう言葉を知らなくても使えるんだよと認知してもらいたいです。
「おうち病院」を使ってみたよと、twitterなどのSNSでも話題になって欲しいです。

以上、「おうち病院」改名についてのインタビューでした!
「おうち病院」、わかりやすい名前になったかと思うので沢山の方にご活用いただけますと幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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アナムネについての詳細は、ホームページをご覧ください。

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(取材・文/岡空直子)