見出し画像

50になっても「おとな」じゃ…

50代といえば、もう半世紀以上生きている、ということ。
常識を身に着けて、人として成熟しているはず・・・
と、若い頃は思っていました。
でも、実際にその年代になってみると
「全然違う。まだまだ足りないことだらけ」と思ってしまいます。

例えば私は
・子育てはほぼ終わり自由時間が増えた
・仕事はオンラインでまあまあ長くやっている
・ほとんど在宅、穏やかに淡々とひとりで過ごす
こんな毎日をおくっています。

つまりは「あまり変化のない同じような日々」
という表現もできてしまう日常。

それでも、毎日どこかで
「へぇ、知らなかった!」とか
「こんな世界があったんだ」など
新鮮な驚きや新たな発見があるものです。

リアルな体験で「知る」こと

先日、母が入院した時には
病院内で働いている人の多さに驚きました。
医師、看護師の方々以外にも
薬剤師、保健師、研修医、レントゲン技師、理学療法士
事務担当の方、案内の方、清掃担当の方、調理担当の方
警備の方、駐車場の方・・・
数えきれない数のスタッフで支えられていることに気づきました。

そんなことは知っているよ!常識!

そうなんです。
頭ではちゃんと理解しているし、「知って」いた・・・はず。

でも・・・こんなに多くの人が働くことによって
病院というところがきちんと機能していることを
私は、本当に「知って」いたのでしょうか?

答えは・・・NOでした。

自分の仕事をプロフェッショナルにこなしている
人たちの姿を目の当たりにして
私は初めて「知る」ことができたのだと思います。

学びの中で「知る」こと

いくら長く生きていても、世の中で起こるすべてのことを
リアルに体験することは不可能です。
でも「体験=知ること」ばかりではないですよね。

ありがたいことに、50代になっても
自分がその気になれば、学びの場はたくさんあります。

例えば、最近始めたFP(ファイナンシャルプランナー)の勉強は
単に受験のための勉強というよりは
実生活の中で役に立つ知識がたくさんあります。
保険や年金、社会保険のこと
債券や投資信託など金融商品のこと
税金、不動産、相続などなど・・・

「おとなとして当然知っているべきこと」
のように見えるこれらの知識を持っていない自分に
ちょっとショックを受けたりもしました。
とはいえ、個人事業主として確定申告は毎年しているので
そのあたりの知識は持っていてホッとしたりもしたけど・・・

半世紀以上生きていても
まだまだ「見たことない」「聞いたことない」
「そもそも存在すら知らなかった」そんな世界がある。
あるとは思っていたけど、こんなに身近なところにも
知らないことが溢れていて、ちょっと呆然としてしまう。

私はどれだけ無知なんだ?
おとなとして全く成立していないのでは?
なんてまた自信喪失の原因になりそう・・・

でも・・・


おとなとして・・・とは?

「おとなとして当然知っているべきこと」
という言葉が頭に浮かんだ時
同時に疑問もわきました。

「おとなとしてって・・・なに?」
「当然知っているべきこと、とは?」

自分の結論としてはこうなりました。

結局、いくつになっても知らないことはあるし
学ぶこともたくさんある。
知ったかぶりせずに、素直に取り入れる。
柔軟に学ぶ。
それが自分を成長させる一番の方法。

そう、いくつになっても成長しようとする。
それが、自分が思う「おとな」に近づく一番いい方法。


さて、私はいつ「おとな」になれるのでしょう?











この記事が参加している募集

#リモートワークの日常

9,737件

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは、今後の記事作成・活動費に大切に使わせていただきます。