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毎日株価分析:アルファグループ

今回は、5Gマーケティングをはじめとした多事業展開をしているアルファグループの紹介です!

業績予想と決算の実績値に差異があったために直近では株価を落としていますが、業績かなり良好でPBR割安となっています!
多事業に展開していて、各事業とも売上や利益良く、落としている事業も先行投資の者かと思います。
個人的にはオススメしたいです。

予測確率

3末決算の決算短信がほぼ出そろい2000以上の企業がある中で、平賀はAI予測による株価上昇確率が85.2%と2番目に高い結果となりました。
つまり、AIモデルによる予測では1年後に5%以上値上がりする確率が85.2%となっています。AIが示す株価の上昇目安としては15-30%程度となっています。

予測値の解釈

PBR:0.61倍
PER:8.04倍
配当利回り: 2.87%
直近1年の株価変化率:-15%
ROE:8.00%
ROA:7.9%
いつも通り、PBR0.61倍で割安株となっており、ROE・ROAはかなり良い数値です!決算後に株価を下げたようですが、決算発表の数値と事前予想に乖離があったようです。IR情報によれば以下の要因となっています。

IR情報より乖離要因の説明ページ抜粋

概要

アルファグループ株式会社は、5Gマーケティング事業、B to Bイノベーション事業、環境サステナ事業の3つの主要事業を展開しています。

各事業の内容と状況

5Gマーケティング事業

内容

5Gマーケティング事業は、通信端末の販売代理店として活動し、直営店舗およびオンラインでの販売を行っています。また、高度な専門知識が求められる販売ショップへの人材派遣も行っています。

状況

  • 売上高: 107億56百万円(前年同期比3.8%増)

  • 営業利益: 4億5百万円(前年同期比154.3%増)

5G対応端末の普及やサービスの高度化に伴い、販売代理店の役割が変化しています。オンライン販路の拡大と実店舗の維持を両立させ、人材派遣事業も強化しています。

B to Bイノベーション事業

内容

オフィス文具通販の代理店展開や法人向けの商材・サービスの提供、特に医療・社会福祉法人向けのコンサルティングサービスを展開しています。

状況

  • 売上高: 7億71百万円(前年同期比8.2%増)

  • 営業利益: 1億95百万円(前年同期比219.0%増)

市場の競争激化に対応し、法人顧客網を活用した新たな商材の開発に注力しています。医療・社会福祉法人向けのコンサルティングサービスの利用者拡大も進めています。

環境サステナ事業

内容

LED照明機器の販売・レンタル、電力小売やエネルギーコンサルティングサービス、太陽光発電やウォーターパックの販売、EV充電サービスの展開を行っています。

状況

  • 売上高: 23億90百万円(前年同期比4.2%減)

  • 営業利益: 1億9百万円(前年同期比68.7%減)

LED照明機器の販売・レンタルでは堅調な利益を確保していますが、原油価格の高騰など外部要因の影響で新規顧客獲得が困難となっています。EV充電サービスでは積極的な先行投資を行い、新たな収益基盤の確立を目指しています。

業績の数値

$$
\begin{array}{l:l:l} \textbf{項目} & \textbf{2024年3月期} & \textbf{前年同期比} \\ \hline 売上高 & 13,912百万円 & 3.8\%増 \\ \hline 営業利益 & 710百万円 & 24.5\%増 \\ \hline 経常利益 & 746百万円 & 36.0\%増 \\ \hline 親会社株主に帰属する当期純利益 & 401百万円 & 71.8\%増 \\ \end{array}
$$

リスク

特定取引先への依存度

通信事業者および株式会社カウネットとの取引に依存しており、これらの事業方針変更やサービス終了は、業績に大きな影響を与える可能性があります。新たなサービスや商材の開発に注力し、リスク分散を図っています。

在庫

急激な市況変動により在庫が滞留した場合、廃棄コストやキャッシュ・フローの悪化が懸念されます。適正な在庫管理とスケールメリットを活かしたコスト削減に努めています。

将来収益の回収

先行投資による長期的な収益回収が主な収益基盤となっています。取引先の経営状況悪化や取引関係の破綻は、安定収益の基盤を毀損するリスクがあります。与信管理と顧客管理の徹底によりリスクを最小限に抑え、サービス提供先の多様化を図っています。

まとめ

アルファグループ株式会社の2024年3月期は、全体として好調な業績を収めました。特に、5Gマーケティング事業とB to Bイノベーション事業が顕著な成長を示しています。環境サステナ事業は、外部環境の影響を受けて苦戦しているものの、将来の成長に向けた先行投資が進んでいます。全体として、安定した収益基盤を維持しているように見受けられます。

見通し

次期も引き続き、各事業の強化と新規サービスの開発に注力し、安定した成長を目指します。全体的な見通しは好調であり、積極的な投資と市場のニーズに対応した事業展開が期待されます。

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