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可愛くて恥ずかしい話

先日、街を歩いていると向かい側から4才くらいの女の子と30代くらいの綺麗なお母さまが手をつないで歩いてきた。

僕とその親子のちょうど中間地点に石像(小便小僧みたいなやつ)があったのですが、

僕とすれ違う直前にその女の子が石像を指さして

「あっ!ママ!チンチンみっけ!」

大きな声で母親に教えてあげていた。
※もちろん僕以外にも周囲には人がいます。

周りはクスクス笑う中で、母親は恥ずかしそうにしながらも

「そ、そうだねー。見つけたねー。」

誰とも目を合わせようともせず足早に歩く母親とチンチンを指さしたまま手を引かれていく子どもをみて、

なんだか微笑ましかったのです。

そのあと歩きながらいろいろ想像してしまい、
「チンチンみっけ」はどこで覚えたのか、、

仕入れ元はお父さんなのかな?とか
だとしたら帰宅後パパさんはママさんに怒られているのだろうな、とか

色々な想像をして2度おいしいならぬ、2度微笑ましい。

帰宅後、すぐに誰かにこのことを話したくて仕方がなかった。

リビングにいた母さんに今日であった親子の話をした。

すると、

「あんたは他人の事言えないよ」

まさかのカウンターパンチ。

〈あ、この流れは母さんから何度も聞かされた幼き日の話をされるやつだ〉


その話というのは、、、、


僕が5才くらいの頃、母さんに近所の公園へ連れていってもらい遊んでいた

周りには数組ほどの親子連れが居たそう。

そんな中で僕は遊具の上から少し離れた位置にいた母さんへ声をかけた。

「おかーさーん!おならしちゃったー!」
※声変わりしていない当時の僕の声はそれはそれは響き轟いたそうです。

この呼びかけに対して母さんは周りの親にクスクスされながらも、

「そういう時は何て言うのー?」と返す。

「ごーめーんなさーい。」

これがさぞかし恥ずかしかったそうで、
未だに母さんにはグチグチ言われています。


いやー微笑ましい。


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