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終わらない

二十四時五十三分はじめからやり直すなら今がその時
羊的呪文唱えて眠るから耳に栓して背を向けていて

暗闇で失ったもの反芻しシナナイようにワタシを削る
死んだのに終わらないから虚しくてパルム五ダース一緒に食べよ
夜明け前みたいな青に染まったら眠れるんだよ蜂蜜ミルク
今日を乗り越えても瓶の底にあるジャムはすくえず透明な碧
乗り越える力はないし乗り越えたところで穴に落ちていくだけ
虚しさで濡れる窓には鮫がいて僕だけなぜか喰べてくれない

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雨のち短歌、ところにより散文

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