Hello, World! 「港」のようなひとびとと、手漕ぎボートのわたし。|丹後国見聞録 vol.01
私は先日、京都府の北の方に行ってきました。正式には与謝野町、京丹後市、西舞鶴。かつて丹後国(たんごのくに)があった地域。
2日間で様々なコミュニティや場所、そして人に出会いました。
訪れてみて、自分の目で見て、肌で感じてみて。
「京都」と一括りにはできないような、独特の空気感がここにはありました。
2016.5.28
5月の丹後はイベントが盛りだくさん。
まずは丹後天酒祭りへ。
丹後は言わずと知れた日本酒の名産地。かつてお伊勢さんにお酒を伝えた起源の地とも言われています。そんな丹後の周辺地域で、蔵元が一斉に蔵開きを行う大きなお祭りが開催されました。
▲カラダにいい景色
▲飲み比べ
▲谷口酒造さんで絶対に外せない2つの銘柄
▲終日飲んでいたユウヤさんと滋野さんと、ハンドルキーパー江成くん
▲ご覧の通り、にぎわっています
▲祭りを支える方々
***
続きまして、丹後.coiへお邪魔しました。
地域を超え世代を超えて集まる大懇親会 飲んで食べて交流して丹後の魅力を語り尽くそう
3000円で3時間4箇所どこでも飲み放題。
ここからは、京都移住計画のコンシェルジュのみなさんともご一緒させていただきました。
▲スタート地点(受付会場)の様子 カキうまし!
移住コンシェルジュのぶっちさんが先頭を歩くと、前からやってくる人みなさんが知り合いという状況でして。なかなか前へ進めませんでした(笑)ですが、これってやっぱりすごいですよね。
▲躍動感とみんなの目線
続いてギヰルさんへ。
▲だんだん日本酒の呑める女になってきましたよ、つって
▲乾杯の瞬間ってやっぱいいよね
お次はあさの食堂さん
▲こちらは星の見える席
▲わたしの大好物、おばんざいやサバ煮が並びます(キャッシュオン形式)
▲乾杯の瞬間はいつでも楽しい
でも正直、だれがだれだか(笑)
「さっきの店にいましたよね?」で知り合い認定という感じでしょうかね。
変に線を引かないところがまた、外国に来た気分になっちゃうところ。
▲楽しそうなユウヤさん
▲赤杯のまわし飲み。掛け声は「どっとこい!どっとこい!」
▲まちょー
最後にあみ★けんさんへ。
▲お酒と音楽は万国共通なんですね
DJもいました。ちょっとクラブってました(笑)
個人的なことですが「なんか懐かしいね、オックスフォード」なんて少し。
寒いので焚き火にあたっていました。
***
ああ、ここは新しい世界なんだ!なんて言うと大げさかもしれないですが。
どこか別の国に来たかのような感覚。文化も違う。肌で感じるものが新しい。
お話を伺っていると、「京都市から遠いからこうなんだ」と。
街からかけ離れているから、自分たちで楽しむチカラが養われるのだと。ないものはつくっていける。つくっていかないと、町が廃れてしまう。
祭りを自分たちのために開き、自分たちが楽しみ、そこに外からも人が集まる。
そして必ずキーパーソンがいて。
うまく周りを巻き込んでいくというか、周りが巻き込まれたくなるというか。知らず知らずのうちに巻き込まれているというか。
出たかったはずの地元、もう出ようとしていたはずなのに。「ここでもいいんじゃないか」と思えるようになったのは、あの人がいたから。帰ってきた人や移住してきた人がいたから。
外からのポジティブな人の流れは地域の肯定感につながる気がして。
「なんでこんなところに?」なんて思うけれど、人の動きには必ず理由がある。近すぎて見えなかった魅力が、彼ら・彼女らを通して見えるようになってくる。
そんな風に人の流れが生まれるのは、しっかりと港があるから。キーパーソンの方々が港になってくれるから。
港になろう、というある方のメッセージが頭をよぎります。
私はまだまだ船旅の途中で。手漕ぎだし、漕ぐのに必死で。
これから先も港にはなれないかな〜なんて思いながら。
(つづく)
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