座間味の1日。
自然の色は美しい。だからこそ、そのあいだを捕まえてみたくなる。
シャッターを切った瞬間に、目の前にあったはずの光景はするりとどこかへ逃げてしまうのだけど、それでもいい。大事な瞬間は、わたしだけが覚えていれば。
先月の沖縄滞在で、フェリーに乗って座間味島を訪ねた。
気がつけばずっと、海と空の境目を追っていて。
役場で『特に何も調べずに来てしまいました』と言うと、『行き当りばったりもいいですね』と職員さん。
ママチャリを借りて、島の西部を反時計回りに。古座間味ビーチには午前と夕方の2回行った。
日差しと波の音が心地いい。寝転ぶ・・というか寝てた。
ビーチから戻ると、自転車が華やかに。
展望台からクジラを探した。さんぴん茶のペットボトル、3、4本は飲んだかな。
こんなに短時間で、同じカフェを2回訪れたのは初めてかもしれない。
『なにもしない』をしたくて、この場所に来たものだから、とことんなにもしなかった。
特別なものはなにもない。要らないものがどんどん削ぎ落とされていくような、そんな時間をただ過ごしていた。(なにが要らなくなったのかは、あんまりわからないけれど。)
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