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いつだって、逃げる場所をもっている。


旅が好きな理由を挙げるとするならば、その地ならではの食や暮らしている人々との交流、まち並みをたのしむことだと思う。これは旅に限らず、生きることの「よろこび」に近いのかもしれない。

もうひとつ挙げるとするならば、「逃げられる場所」を世界中につくること。いつだって、どんなわたしでも迎え入れてくれるだれかがいる。

たとえ、いま目の前にそんな場所が見つからなかったとしても。

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今年のはじめに、イギリスで出会ったタイの友人のもとを訪ねた。2人は前の年に日本に遊びに来ていたので、会うのは9ヶ月ぶり。その時はわたしの地元を案内して、お母さんやおばあちゃんも紹介した。

その年の秋になんだか急に行きたくなって、行くなら今かもしれないと思って、思い切って行って来た。ちょっと強引だったけれど、時間をつくって正解だった。ひさしぶりに「呼吸」をした気がした。

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365日生きていたら「逃げたい!」と思う日が必ずある。今日はなにもしたくないし、仕事なんてもってのほか。とにかくどこか遠い日本語の通じない国に行きたい! そんな日はきっと、だれにだってある。

そこで空を飛んでしまうかどうかは また別のお話なのだけど、とにかく逃げたいときに気持ちだけでも逃げられることって大事なんじゃないかな。


わたしは時々、脳のなかで世界を旅する。

Googleマップを縦横無尽に眺めながら次に訪れてみたい旅先のことを考えたり、過去に訪れた国のことを思い出したり。


「なにもかも上手くいかなかったら逃げる場所がある」気の持ちようかもしれないけれど、それだけでどんなことにもチャレンジできるんだと思う。


今度はどこの国に行こうか。

脳内トリップはたのしいけれど、やっぱり本当の旅の予定を立てるほどわくわくするものはないよね。


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予約していた「どこでもない場所」がようやく届いた。とってもたのしみ。


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